■影響を受けてきた音楽は?
A 意外かもしれないけどポップミュージックかもしれない。ポップってジャンルレスの究極形態だと思うんだ。だからこそ今までやっていたハウスやサイケなどのコアなジャンルから外れて、ビックルーム、プログレッシブ、エレクトロを基調とした多彩性のあるジャンルにスタイルチェンジしたんだ。つまりいろいろなジャンルに興味があって、それをミックスしたものを今後も作っていきたいね!
G 僕はAxwellの音楽からガラッと変わってしまうほど影響を受けたよ!
Y なんでも聴いてきた分、全ての音楽に影響を受けているけど、強いて言うならハウス、ガラージ、ファンクは特にかな。うねるグルーヴの大切さをとても学んだ気がするよ。
■V2 TOKYO、ELE TOKYO、VILLA TOKYOに出演されますが、お気持ちはいかがですか?
A 日程を調整している時からずっと楽しみで仕方なかったよ。あと3店舗それぞれの特色があるクラブということで、その違いを堪能できたらいいなと思ってるよ!
G 僕は日本では初のプレイとなるから少し緊張しているけど、自信はある!おこがましいかもしれないけど、なぜならyaksa先生と似通ったプレイスタイルが僕の持ち味だからさ!(笑)みんなとパッショナブルなやり取りが出来たらいいな!
Y Avadoxは前回ELEで一緒にプレイしているから、今回のVILLAでの共演は違うプレイが堪能できそうでとても楽しみだよ!GaloskiはVILLAで自分のプレイを聴いてくれた時に似ていると言ってたから、違った意味でも楽しみだね!
■日本の雰囲気はいかがですか?
G “Tokyo by night”という有名な曲をみんな知っていると思うけど、その曲の雰囲気通り美しい国だよね!それに実際来てみて分かったのはヨーロッパでよく耳にしていたより、遥かにこの業界が発展していてびっくりしたよ!
A 確かにそうだね。僕は何回も日本に来ているけど、全然飽きないくらい新鮮さに溢れていて、街も人柄もみんな良くて、とても過ごしやすい国だよ!
Y そういう風に日本を良く思ってくれるのは本当に嬉しいね。そのイメージを崩さない様におもてなししないとね。(笑)
■ナイトクラブ、フェスティバルにおけるヨーロッパと日本の違いはありますか?
G yaksaのパフォーマンスをヨーロッパで聴いて思ったのは、意外とヨーロッパと日本での違いは無く、むしろ共通していると感じたよ!あの時からずっとyaksaファンなんだよ!先生と呼ばせてください!(笑)ヨーロッパ出身の僕がyaksa先生のグルービーなセットで踊り狂ったんだ。話が逸れてしまったけど、そういう意味でヨーロッパと日本のオーディエンスのリアクションは共通していると思ったんだよ。
Y そうだったんだ。(笑)ありがとうございます。僕が思うにフェスのULTRA Europeでしかパフォーマンスをしていないから分からないけれど、文化が日本とは違って、コアというかアンダーグラウンドなイメージがあって、例えば映画じゃ無いけど、とにかくカッコいいストイックなものをやっているイメージだよ。だから正直、自分のセットがそこまで受け入れられていると知ってびっくりしている反面とても嬉しく思うよ。
A ヨーロッパのフェス、クラブ、そして日本のクラブでプレイさせていただいている僕としては、確かにyaksaの言う通り、コアなクラブやフェスもあるから一概には言えないけど、ヨーロッパの人気クラブは日本と大差は無いかな。ポピュラーな音楽はみんな好きだし、流れを読みながら選曲を変えていくしね。
■常に音楽もいろいろと流行りや新たなジャンルなどでてきますが、今後流行りそうなジャンルはありますか?
A ポップはもちろんのこと、ラテンサウンドが流行っていると思うよ。レゲトンもしかりね。
Y ポップアーティストのおかげで浸透していってるよね!僕は、中々来そうで来ないんだけど、そろそろ来そうかな〜と思うのはトランスかな。トランスっぽい何か。昔のトランスってBPM140とかなんだけど、130くらいのものでトラップとトランスの間のような、例えばW&WとかArmin、VINI VICIがサイケをリリースしたように、そういうのがイケてると思うし、次に流行りそうかなと思うよ。
G 言われてみれば最近よくフェスやクラブで聴く機会が多くなって来たかもしれない。間違いなく成長しているジャンルなのは間違いないね!
A 僕もプログレッシブ・サイケ・トランスを混ぜたりしているよ!