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DEEP VANITYMIX 2018 SPRING PICK UP INTERVIEW

これまで~現在~これからを一望できる待望のニューシングル

昨年、このグループでのデビュー10周年を迎えたDEEP。彼らの久々となるニューシングルは、自身の活動の根本や行動の根源にある「歌いたい!!」「歌い続けたい!!」との強い気持ちが、シンプルな楽曲構成と生楽器の温かさと共に伝えられたバラードナンバー。この10年間を振り返り、前を向き、明日へと想いを馳せ、心の底から湧き出た想いが溢れるかのような、その歌詞や歌表現にも注目だ。

■前作のシングルから2年が経っての待望のニューシングル到着ですが。この2年は、ニューヨークへ行ったり等、かなり自身の鍛錬の期間でもあったとか?

TAKA レーベル移籍第一弾シングルを出した直後から表だった動きが見えづらくなり、ファンの方々には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。だけど、これから更なる高みを目指し、歌い続けていく為にも、ここはひとつ修行が必要だったんです。中でもニューヨークには9ヶ月滞在したんですが、かなり勉強になりましたね。それこそ憧れでもあったし。本場の音楽や空気感、厳しさを肌で感じ取ることが出来ましたからね。

KEISEI 向こうでもライブをやらせてもらったんです。しかも、ブッキングから機材のレンタル、収支に至るまで、すべて自分たちでやったという。これは勉強になったし、日本に居たら分からなかった裏方のことも知れ、ライブをやることの重みや大切さも知ることが出来ましたね。それから、いつもみなさんにやっていただいていたことも、実は当たり前のことじゃなかったんだといったありがたみも。

■ライブの方はいかがでした?

KEISEI オープンマイクで向こうの方に混じって飛び入りで歌ったりしました。あと、教会でも歌いましたね。そこでは自分たちで人を呼び込み、告知をし、機材のセッティング等、それこそ一からやったんです。おかげさまで、その時は300人ほど集まりましたよ。本場で自力で集めたこの経験は、絶対に今後の励みや糧になるでしょうね。

YUICHIRO 向こうでは、朝は語学学校に行って、昼はダンススクールに通い、夜はオープンマイクで飛び入りで歌ったりと、けっこう青春してましたよ。(笑)

RYO 僕はひとり日本に残っていたんですが、3人が戻ってきた時は、行く前より一皮むけた印象を受けました。ファッションもさすがは本場仕込みなところもあったし。刺激を受けて成長して戻ってきた感がヒシヒシと伝わってきましたね。

KEISEI 向こうでライブをした時なんて、カバー曲の際に、飛び入りでRYOのパートを向こうの方が歌ってくれたりしたからね。(笑)

TAKA そうそう。突然、「なんで、この曲を歌うのに、下のパートが居ないんだ?だったら俺がそこを歌ってやる」と。すごく自由な国だな…って。(笑)でも彼、すごく上手かったんですよ!

■その向こうで得た糧は、かなり今後の活動に結びつけられそうですね。

TAKA   正直、向こうに行くまでは自分たちの音楽性への不安や、先が見えにくいところもあったんで、迷ったりもしていたんです。だけど実際に行ってみて、何か、「これだ!!」ってものが見えた気がしました。逆に、「あれもやりたい!!」「これもやりたい!!」との意欲もむくむくと起き出してきて。で、ここまでの10年間、いろいろなことを経たり、やってきたけど、「やっぱりここだろ!!」といった想いを今回のシングルには入れ込んでみたんです。

■それが今回のシングルのタイトル曲のテーマでもある「歌いたい!!」だったと?

TAKA   そうです。このタイミングだからこそ、今の自分たちがやるべきこと、歌うべきことは「これだ!!」と。振り返ると紆余曲折、ここまでいろいろとありつつも、ようやくこの本質に辿り着けた感はあります。そういった意味では、自分たちにとっても原点回帰なシングルでもあるんです。

■分かります。シングル全体からも、定番をキチンと突き詰めつつ、新しいことにもトライアルしていく姿勢が伺えます。中でも“SING”は、みなさんの改めての決意表明や所信表明のようにも取れました。

TAKA  これは僕たちの芯にあるものを歌にしたものでもあって、自分たちの原動力の根本にある「歌いたい!!」との揺るがない想いを歌としてストレートに表してみたんです。

KEISEI  あとは自分たちのここまでの岐路ですね。メンバーもお客さんも含め、出会ってからここまでにいろいろなことがあって、それを全部ひっくるめて、これからも自分たちは歌を歌っていく。そんな気持ちも込められています。

TAKA   そうそう。喜んだことや悔しかったこと、ぶつかったことや言い合いになったこと…全てを振り返って、でも歌うことでここまでこられたし、これからも歌いたいよねって。おかげさまで、自分たちの中でもこれまでで最も強い曲になりました。

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