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DEEP VANITYMIX 2018 SPRING PICK UP INTERVIEW

■今回のこのテーマは、どのような状況の中から生まれてきたんですか?

KEISEI  ニューヨークから還ってきて、この10年を振り返り、まずは作品として何を前面に出すべきかをいろいろと考えました。結果、今後自分がどうなっていきたいか、どうなっていくべきか、何を伝えたいか、何を伝えるべきか、を歌にすべきだろうとメンバー全員が合致して。

YUICHIRO   自分たちを支えてくれたり、応援してくれた全ての人に恩返しがしたいという感謝と、これからもずっと歌い続けたいとの思いは充分に込められたかなって。

RYO   この1曲に想いを込めたいこともあり、各人、自分なりの気持ちを綴り、恥ずかしさも取っ払って、TAKAに手紙として渡しましたから。そこから思いの強さに従って、各パート、歌詞の書き分けや歌い分けをしたんです。新たな気持ちも込めて。まさに1曲入魂で歌詞を書き、歌いましたね。

■シンプルで直球ですよね。しかも、ずっしりとくる曲で。

YUICHIRO  思っていることを素直に伝えたり、芯を分かって欲しいとの気持ちも込めて作ったからか、かなりシンプルで力強いものになりましたよね。

■今回はバンドも一緒の一発録音だったとか?

TAKA   そうなんです。これまで以上に内面的なエモーショナルさを出したくて。この10年間の渾身の想いを込めるなら、やはり一発で集中してやろうと。実はMVも一発で撮影したんです。おかげさまで緊張感が故の、その中で歌うことでの自分の最大限の引き出し、それからメンバー、バンドと共に作り出す共創感の両方を表すことが出来ました。

KEISEI   ライブと違って作品はずっと残りますからね。失敗や後悔したものは残したくなかったんで、そのプレッシャーは半端なかったですね。もちろん都度のライブもその場勝負ですが、それとはまた違った緊張感がありました。

RYO   秘めたエモーショナルさは持っているんだけど、それをあえて熱く伝えない。その方法論も、10年間やってきて、いろいろとスキルアップしてきた今の自分たちだからこそ出来たのかなと振り返ると感じます。

TAKA   いろいろと振り返りつつ、それでも進んでいく。その力強さと熱さを感じてもらえると嬉しいです。

■タイトル曲がみなさんの真骨頂だとしたら、カップリングの“Guess What Girl”と“Turn Back Time”はかなりトリッキーで、それぞれでみなさんの歌唱技術の高さやフレキシブルさ、そして新しいことへ挑戦する意欲が伺えます。

TAKA   両極端でしょ?(笑)でも、これが我々DEEPなんです。どストレートでベーシックなバラードを歌う反面、出自や大好きなブラックミュージックと日本の歌謡性をブレンドさせた、いわゆるグレーな部分を歌えるのも僕たちですから。

■それぞれ、いかがですか?

TAKA   “Guess What Girl”は、セクシーさや艶やかさがある、自分たちの歳相応の楽曲で。“Turn Back Time”は、都会の夜のミステリアスさを擁した不思議な雰囲気の曲です。このようなアプローチもこれまでやってこなかったですからね。それらを1枚の中で同居させているところもポイントで。これまでの王道な自分たちのバラードがありつつ、ボーカル・コーラス・グループなんだけど、アッパーでダンサブルな曲にも挑戦できるし、新たなタイプの楽曲にも挑戦していく。まさに、これまで~現在~これからが1枚に同居したシングルだと自分たちでは思っています。「どうぞ、僕たちを堪能して下さい!!」今作はそんな気持ちも込められたシングルでもあるんです。

Interview & Text:池田スカオ和宏(LUCK’A Inc)

PROFILE
2006年にTAKA、YUICHIRO、KEISEI、RYOの4人で COLORとして本格的な活動をスタート。EXILE ATSUSHIがプロデュースして一気に注目を集め、2009年、グループ名をDEEPに改名。 2011年に初の日本武道館公演を成功させてトップアーティストしての地位を確立。2015年にSony Musicへ移籍発表、新たなステージへ突入した。

www.deep-ldh.com

RELEASE
『SING』
sub
初回生産限定盤(CD+DVD)
AICL-3469~3470
¥1,500(tax in)

sub2
通常盤(CD)
AICL-3471
¥1,000(tax in)

Sony Music Associated Records
2月28日ON SALE

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