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DEEP VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

帰路を迎え自身の今後の道を精一杯泳ぐ者へ…RYOのフェアウェルシングル到着

RYOのDEEP卒業のニュースには驚かされた。今夏発売のニューアルバム『THE SINGER』が、自分たちの本質に向き合い、それをこれからも更に磨き続けていく、そんな意思と決意の込められた作品だっただけになおさらだ。そしてその発表を受け、この度そのRYOのフェアウェルシングルとも言えるDEEPのニューシングル『WISH』が届けられた。RYOが作詞を担当し、彼らの真骨頂である歌やハーモニーが前面に出て、彼の今の想いを通し、同じような環境や心境の者の背中を押してくれるタイトル曲は、まさに今の彼らにしか歌えないし、表せない、リアルなメッセージや表現とも言える。悲しむことなかれ、今の4人はこれからに対していたって前向きだ。それを以下のインタビューより読み取って欲しい。

■今回のシングルは、この4人での最後ということもあり、改めて自分たちの真骨頂を各曲で表した印象があります。

RYO 元々は出す予定が無かったんです。それが僕への計らいがあり、すごくありがたい話で。今回の“WISH”は、僕が作詞をやらせていただきました。カップリングの“SORA~この声が届くまで~”も、実は僕が初めて作詞した曲でもあって。おかげさまで全てが込められたシングルになりました。

TAKA それこそ今回はRYO色が濃く出たシングルです。“WISH”の歌詞にしても、今のRYOだからこその説得力のある内容だし、RYOがこの12年間共に歩いてきた道から、新たに挑戦する為に更に一歩踏み出した人生を乗せたノンフィクションかなと。同じような立場の人たちや、一歩踏み出す勇気や決意を前に、戸惑ったり躊躇したりしている人たちの背中をそっと押してあげられる曲です。加えて、“SORA~この声が届くまで~”のアカペラバージョンは、渾身の想いの詰まった楽曲の上、僕たちの肉声だけで成立されている。そんな意味もあり、意義もとてもあるシングルだと自負しています。

YUICHIRO RYOがやりたい音楽がここに結実したかなって。“WISH”の方はすごくRYOからの強い意志やメッセージが伝わってきたし。この曲に関しては、また今までの僕らとも違ったテイストの楽曲なっていると思います。“SORA~この声が届くまで~”のアカペラは…とにかく難しかった。(笑)これも自分たちの新しい挑戦や扉を開けられた感があって。そう考えると、振り返ったり、回顧的なもののみならず、次に向かって、前に向かってのシングルになったのかなって。

KEISEI まさしくRYOの色や存在感が非常に現れた1枚です。レコーディングの際もRYOが先陣切ってやっていたし。そういった意味ではRYOのプロデュース作品と言っても過言じゃない。そこに一緒にやってきた僕らへの12年間の想い等々が重ねられていて。対して“SORA~この声が届くまで~”も僕たちがコーラスグルーブだったことをキチンと明示すべく最後は4人だけでやろうと。その辺りがブレンドされ交差したシングルになりましたね。

■“WISH”はRYOさんのこれまでと、これからへの想いがギュッと凝縮された歌詞も印象的です。

RYO 歌詞は、リリースが決まってから書き始めました。書きたいことも沢山あるし多岐に渡っていたので、何を書こうか正直最初は迷いました。これまで12年間一緒にやってきて、それを1曲の中に集約しなくてはいけないわけで。いろいろな想いがあり、書きたいことがありすぎて。(笑)感謝の気持ちも伝えたいし、振り返ったりもしたい、でもしんみりさせたくはない。だったらリアルさも含め僕の今の心境を歌うべきだろうと。

■分かります。

RYO でも実は、この曲の当初はテーマは「WISH」ではなく「FISH」だったんです。DEEPのイメージ的に、深い場所で光を探して、時に何かと抗いながらも泳ぎ続けている4人の魚といったイメージがあったもので。そこから僕のように人生の岐路に立っている方の励みや光、背中を押せることへと主眼が移っていったんです。今後のDEEPに託したい想いも含めて。

■あと、この楽曲では「僕ら」というワードも出てきて。そこもポイントかなって。

TAKA これまでは一人称ばかりでしたからね。君と僕みたいな。その辺りは今後、RYOが託してくれた想いを背負っていく覚悟で歌いました。「よし、分かった!あとは任せろ!!」みたいな。とは言え、逆に特別な想いをあえて持たないようにもしましたね。やはり切なくなりたくないし、僕らとしても、送り出すような、そんな前向きな気持ちではあるので。それもあり、今回は自分たちへというよりは、聴いて下さる方や人生の岐路に立っているような人たちに向けて、「大丈夫だよ」そんな気持ちを込めて歌いました。

■確かにリリックの熱さに対して、あえてエモく歌わず、逆に洗練されたり、スタイリッシュな歌に徹していますもんね。

KEISEI 自分たちも30歳を過ぎて、より人生と向かい合うようになって、そんな中だからこそ、伝えられる歌だと心して歌いました。それこそ一過性ではなく、ずっと今後も歌い続けていく歌にしたくて。

YUICHIRO もちろんファンに向けてもですが、自分たちにも言い聞かせたり、鼓舞されるところはありました。今後はより頑張っていかなくちゃいけない。そんな想いも乗せて歌いました。歌っていて気が引き締まる想いで。残った我々はこれからも進化していかなくちゃなりませんから。

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