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G-FREAK FACTORY VANITYMIX 2017 SPRING PICK UP INTERVIEW

どっから切っても嘘がない1枚。3年7ヶ月ぶりのフルアルバムリリース

『S.O.S』から3年7カ月ぶりとなるフルアルバム『FREAKY』をリリースするG-FREAK FACTORY。リリースのたびに前作を超え、自らを超えてきた彼らが、『Too oLD To KNoW』『ダディ・ダーリン』という非常に強い2枚のシングルを経てたどり着いた現在とは――故郷・群馬の景色や仲間への想い、未来、希望、そして愛がいままで以上に色濃く表れたこのアルバムについて、ボーカルの茂木洋晃にたっぷりと話してもらった。

■いつ頃から制作に入ってたんですか?

茂木 『Too oLD To KNoW』のときからですね。そこから5曲くらいのシングルを3回レコーディングするとフル(アルバム)になるというやり方でやらせてもらいました。

■その頃から曲も作ってたんですか。

茂木 そう、だから1年がかりですかね。5曲録ってその中から3曲をシングルで出して、もう1回それをやって、もう1回やると結果フルになるっていう贅沢なやり方をやらせてもらって。作ってるときはもう必死でしたけど、出来上がってみて、「あー、いいのができたな」って。そこに尽きるというかそれだけですね。

■シングルを続けて出してたので全然そんな感じはないんですけど、アルバムとしては実はすごくひさしぶりのリリースになるんですよね。

茂木 3年以上ぶりだからね。僕らとしてはそんなに開けたつもりはないんだけど、僕らが発信する時間とみんなが感じてる時間っていうのはやっぱり違って、もっと早く、目まぐるしく進んでるんだろうなって。音楽ってものに関してはなおさらそうで、そこをちょっとあらためなくちゃなっていうのは思いましたね。だからと言ってまたすぐにアルバムができるかって言ったらそんなことはないんですけど。(笑)

■そうですよね。(笑)『S.O.S』はそれまでのG-FREAKという言わば集大成的なものでもあったじゃないですか。

茂木 そうそう。半分くらいセルフカバーでできたからよかったけど。

■でも今回はそこからのG-FREAKということで。

茂木 まるまるね。でも“Too oLD To KNoW”と“ダディ・ダーリン”というある程度見えたものがあったから。それがなかったら怖かったと思うし、できないって思ってしまったかもしれないけど、その2曲がリリースできてて、そこからどういう肉付けをしていったらアルバムになるのかって、そういうやり方で作れたから、そこはもうバダスに感謝ですね。

■アルバム全体のイメージというのはありました?

茂木 全体的に何っぽいものっていうのがないのがいいっていうのはずっと昔からあるんですけど、どっか懐かしかったり、インスタントじゃないものがいいっていうのがまずある中で、ここまでは譲れてもこれ以上は無理っていう、そのギリギリのボーダーというか、こういうのをやっちゃったらGっぽくないなっていうラインは絶対にひかなきゃなっていうのはあって、その境界線みたいなものが今回ちょっとだけわかった気がしたんですよね。

■それは?

茂木 例えばもっとスタイリッシュなものがやりたいっていうヤツがいたとしたら、それはそれであっためてしまっておけばいい。いつかそれでやってもいいけど、いまはやっぱり田舎モンがやってる音楽として、無理やり都会に合わせたものを作っても絶対ダメだなって。もう正直に作ろうって、そこだけはこだわりましたね。

■だからやっぱりG-FREAK臭がしますよね。

茂木 うん。臭ですよね。

■それを残しつつ新しいところへ向かってる。

茂木 そう、残しつつ変化するのが大変で、ほんとにむずかしい。

■でも今回はまさにそれをやってのけた1枚ですよね。

茂木 1曲目とかまさにそうですよね。

■びっくりしました。

茂木 あれ?ってね。これがいちばん最後にできた曲なんですよ。

■そうなんですね。リード曲なんですよね。

茂木 そう。実はずっとリード曲がない中でレコーディングをしていて、“Too oLD To KNoW”と“ダディ・ダーリン”からつながっていく曲、力、威力、大きさのある曲というところで、客観的にみたら、もしかしたらまったく違う曲のほうが大きく刺さるかもしれないっことってあるかもしれないけど、主観で決めていくとどうしても表題になる曲がない。“Too oLD To KNoW”と“ダディ・ダーリン”から続く曲がないっていうことで、もう1曲だけ作らせてください。「泣きの一曲」っていう録音を3回やって、結果3回目の曲がこの曲という。

■そうなんですか。

茂木 よし、これでアルバムを引っ張ろうって曲がいちばん最後の最後にできたっていうね。普通だったらこの12曲の中からこれをシングルにしようとか、アルバムはこれで引っ張ろうとかなんだけど、僕らのやり方だといいものができたらリリースさせてもらってっというカタチできてるから、それを超える、もしくはつながるものを最後にどんって落とさない限り成立しないんですよ。

■そうなりますよね。

茂木 でもこの曲ができたときは満場一致でこの曲でいこうって。きっと、え?って感じだろうけど、こういういい意味での裏切りっていうのはこれから先も続けていかなきゃいけないし、またいつかこの曲がG-FREAKのイメージになって、また新しい1ページになって、この次はまたそれを超えるイメージになってって、どんどんそうなっていかなきゃいけないなって。

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