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DJ yaksa VANITYMIX 2018 AUTUMN BACK to BACK TALK

第十二回 オランダ出身のEDMデュオFirebeatz対談
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DJ yaksa(Y)/Tim(T)/Jurre(J)/location:VILLA TOKYO/photo by:Kazunori Wataya

これからのシーンはプログレッシブ・ハウスを推したい。
新ユニット「METAFO4R」の動向からも目を離さないで!

■お互いのDJキャリアスタートのきっかけは?

J  僕とTimが出会ったのは音楽アカデミーだったよ。その頃からお互い自分の音楽を作りたいって気持ちがずっとくすぶっていて、そんな環境の中で二人が出会っていろいろなことを話したことで、音楽に対する制作意欲に化学反応が起きたっていうのが僕の印象だよ。

T  うん。それに音楽性のバッググラウンドは違えど、やりたい音楽のビジョンが同じだったからそごくスムーズだったね。学校で出会って、友達になって、音楽に対する気持ちをぶつけ合って、意気投合して、今思うととても自然な流れでFirebeatzを結成するに至ったね。

Y  なるほど、そうなんですね。学校で知り合ってコンビを組んで、ここまで活躍されるなんてものすごく夢がありますね!僕が10代でこのインタビューを読んでいたら、次の日には音楽アカデミーに入校すると思う。(笑)

■TomorrowlandやEDC、Electric Zooなどの世界中のEDMフェスに出演されていますが、フェスの雰囲気やプレイしてみていかがですか?

J  やっぱり規模が違うよね。人の多さ然り、音楽を欲する観客とのエナジーのやりとりとか今想像しても中々他には代え難い経験だと思うよ。

T  5万人とかの人々を目の前にするとハイになっちゃうよね。(笑)普通の感覚じゃ通用しないから、僕はいつもある意味自分が自分じゃないみたいな感覚になるよ。(笑)

J  Yaksaはどう?最近いろいろなビッグフェスで名前を見かけるけど。

Y  本当に同感ですね。特に日本は中箱が多いので、あの規模感のメインステージでプレイさせて貰えるのだけでも幸せだし、お客さんのエネルギーがすごいから自分がイケてるのかと勘違いするくらいだよね。(笑)

■EDM界の名だたるDJたちと数々のヒット曲を生み出していますが、楽曲を制作するにあたり楽しいところと難しいところは?

T  僕らの曲で言うと根本は1つで、どれだけエネルギッシュなサウンドを作れるかに1番気を遣っているよ。それが1番楽しい作業であると同時に一番難しい部分かな。

Y  確かにそうですね。エネルギーの強い曲がすごく多いと思う。ただ、本当に技術的にエネルギッシュなサウンドを作るのって、本当に難しいんですよね。(笑)

J  それに付け加えて、他のアーティストとのコラボに関してはちょっとやり方が異なるかな。今まで多くのビッグアーティストと、例えばTiestoやClavin Harris、Martin Garrixと仕事をしてきたけど、一緒にスタジオに入った時間の長さ以上に、一緒に遊んだり、音楽について語り合ったりと、親交を深める時間の方が長い気がするよ。お互いをよく知ってリスペストをし合った上で、それぞれの音楽的な要素をすり合わせてゆくと言う流れかな。それがヒットに繋がると思っているよ!

Y  そうなんですね。量より質というか、アーティスト同士の内面的なところからの要素が重要なんですね。勉強になります。

T  正にYaksaと僕らが今こういった対談を通して語り合っているのもそうだよ。それに僕らが一緒共演するのも、ご飯を一緒に食べたのも2回目だし、日本観光にも付き合ってくれていろいろと話したし、一緒にコラボ曲作っちゃう?(笑)Yaksaは世界も見ているし、僕らが好きな日本のシーンにも通じているから、きっと新しい発見ができそうだ!

Y  社交辞令でも嬉しいです!僕がFirebeatzとコラボ出来たら、日本のDJの夢が膨らむと思います!

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