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ReoNa VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

聴く者に寄り添い癒す新しいタイプの女性アニソンシンガー登場!

新しいタイプのアニソンシンガーが登場した。その名はReoNa。彼女の歌は、これまでのアニソンの多くに伺えた、聴く者を鼓舞したり、背中を押したり、ポジティブな気分に変換させてくれる類とは違った種の「寄り添い方」や「浸らせ方」をしてくれる。そんな彼女から1stシングル“SWEET HURT”(TVアニメ「ハッピーシュガーライフ」EDテーマ)が届けられた。アンニュイで儚げ、しかし凛としたものをしっかりと擁しているその歌声は、聴く者の傷を自然治癒させるかの如く。気づけば傷は治り、癒え、皮膚を厚くさせ、強く次へと向かわせる自分と出会える歌ばかりだ。

■ReoNaさんは、当初から明確に「アニソンシンガー」を目指されて現在に至るとか?

ReoNa そうなんです。アニメにまつわる歌がうたいたくて、それを目標に活動してきました。

■そこには何か理由でも?

ReoNa 小さい頃からアニメが好きで、歌をうたうことも好きだったので、アニソンシンガーってその私の好きなものが両方とも成立しているなって。その夢が段々と大きくなっていった感じです。アニメで起用されている音楽からそのアーティストさんが好きになっていった事も沢山あったんです。

■そもそもアニメやアニソンと出会ったり、見始めたキッカケって何かあったんですか?

ReoNa 実は私、昔、外に出たくなくて部屋に引きこもっていた時期があって。その際の唯一の心の拠り所や、救いや、逃げ場がアニメやアニソンだったんです。それでいつしか私もそんなきっかけを与えられる存在になりたいなと思い始めて。

■従来のアニソンシンガーのイメージには、パワフルさやバイタリティ的な部分の魅力が挙げられますが、ReoNaさんの場合は、ウィスパーボイスだったり、儚さや消え入りそうな繊細さが逆に魅力的ですね。

ReoNa 嬉しいです。歌っているうちに気づいたらこの歌唱になっていました。私の場合、アップテンポの曲を歌ったりというよりは、私にしか歌えないアニメの曲もあるはずだと思って進んできました。

■YouTubeでアップされている洋楽カバー類の選曲も、いわゆるロッククラシック系で、独特の歌唱表現も手伝い新しい解釈で楽しめました。

ReoNa ありがとうございます。やはり長く広く愛されている曲って今聴いてもカッコいいし、素敵だなって。いろいろな年代の曲がいいだろうと、あまり時期やジャンルにこだわらず、みなさんが耳なじみのある曲たちを歌わせてもらいました。バラード調の曲が多いんですが、自分でも声質に合っているとは感じます。あと、コメント欄には外国の方々からのメッセージもあって。いろいろな国の方に聴いてもらえているようで嬉しいです。

■今回のデビューに先駆け、神崎エルザ starring ReoNaとして1作品、先に発表されていますが(TVアニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」の劇中歌を歌う、劇中アーティスト=神崎エルザの歌唱を担当。作中の楽曲等を収めたミニアルバム『ELZA』を「神崎エルザ starring ReoNa」として発売)、また今回とは違った感じの歌唱も見受けられました。あちらはいかがでしたか?

ReoNa 私の中で神崎エルザのイメージが固まっていなかったぶん、自由に歌わせていただきました。アニメ側からも「ReoNaさんの思ったように、歌いたいように歌っていいです」とおっしゃっていただいて。それもあり、役になり切ろうとか、役に沿って歌おうというよりかは、逆にReoNaとして歌うことにより、神崎エルザが作れるんじゃないかと歌ってみたんです。

■そこに今回のデビューシングル“SWEET HURT”との意識の違いはありましたか?

ReoNa 意識的には、そう区別しませんでした。歌や歌詞の中身が伝わればいいなと思い、それぞれ歌いました。それぞれ寄り添う作品も違いますし。根本はReoNaとして双方で歌いたいことが歌えました。

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