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バンドじゃないもん! WEB LIMITED INTERVIEW

■ぐみてゃんさんはお話聞いてからにしましょうか。

ぐみてゃん はい。わたしの曲は“150930(イチゴーゼロキューサンゼロ)”って読むんですけど、前回のソロ曲は応援してくれる人たちに向けて書いたんですけど、今回は2回目で、しかも前より自由度が高いということで、1回みんなのことを忘れようと思って。そういう気持ちや存在を1回完全に無視して、いま自分がいちばん聴きたくて、いま自分がいちばん歌いたい曲にしようと思ったんです。

■なるほど。

ぐみてゃん 大好きなおやすみホログラムのオガワ(コウイチ)さんにお願いできることになって、オガワさんの曲の中ではこの曲のこういう感じにしたいとか、ほかのアーティストさんでもこういう曲がいいとかを伝えて、出来上がったのがこの曲なんですけど、わたし音楽のジャンルとか詳しくなくて、ボイトレの先生に聴いてもらったら「あ、テクノだね」って言われて、そのとき初めて「あ、テクノなんだ!」って。(笑)これはテクノ!そうかテクノ!そこで、わたしのいまいちばんやりたかったことはテクノだったんだ!って、そう思ったんですよね。(笑)

■あはははは、思ったんですね。(笑)

ぐみてゃん はい。この曲変わっててサビが最後にしかないなんですけど、そのサビのところで思い浮かんだ言葉が「水色の空あの日と同じだ」で、でもそれはほんとは違うというか、最初「12階、ベランダで見た夕暮れ」って始まってるじゃないですか。

■あ、夕暮れだから……

ぐみてゃん そう、夕暮れって水色じゃないじゃないですか。でも「水色の空あの日と同じだ」って、そこはどうしてもそれにしたいと思ってしまって。

■なぜでしょう。

ぐみてゃん わたし担当カラーが水色だから、この曲をライブで歌ったとき水色のサイリウムをみんなが振ってくれて、それが水色の空に見えるんじゃないかなっていうのを想像をしたんです。

■なるほど。

ぐみてゃん 前のソロ曲が“水色のブルー”って曲で、水色のサイリウムが海みたいに見えると思ってたから、今回は水色のサイリウムが空みたいに見えるかなって。みんなのこと無視しようとしてたのに、最後の最後で結局そういうふうに入り込んでくるというか、どうしてもみんなのことを意識してしまうし、考えないようにしても大事なことは必ず自分の言いたいところに入ってくるんだなって。

■そういうことですよね。このタイトルは日付ですか?

ぐみてゃん タイトルについては、想像にお任せします(笑)

みゆちぃ 何て略すの?

ぐみてゃん イチゴー!

みゆちぃ イチゴーか!(笑)

■(笑)。自由に振り切った分、これからやりたいこともいろいろ出てきたんじゃないですか?

ゆずポン 出てきましたね。これから先もどんどん自分たちの得意分野とか、まだ挑戦してないところに進んでいくんだろうなって思うから、そういうのをちょっとずつ出していけたらいいなって思いました。

■わかりました。ソロ曲、ライブで聴けるの楽しみにしてます。ありがとうございました!

Interview & Text:藤坂綾

PROFILE
2011年神聖かまってちゃんのドラマーとしても活躍する鈴姫みさこを中心に結成。2014年に現6人体制となる。メンバー6人のTwitterフォロワー総数が50万人を超える、デビュー5周年を迎えたアイドル界のミクストメディア。全メンバーが作詞に挑戦したソロ曲を収録したファーストミニアルバム『ミニバン!』を提げ、東阪ホールツアーに挑む。

https://banmon.jp/

RELEASE
『ミニバン!』
sub
初回盤(CD+BD)
PCCA-4609
¥4,320(tax in)

sub2
通常盤(CD)
PCCA-4610
¥2,160(tax in)

PONY CANYON
12月13日ON SALE

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