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バンドじゃないもん! WEB LIMITED INTERVIEW

■なるほど。(笑)では汐りんさん、先ほども少し話してもらいましたが。

汐りん はい。“クッキンアイドルりん♡りん♡汐りんのテーマ”は、しおが生きてきた中でいちばん影響を受けた音楽のジャンル、ジャンルが電波ソングと呼ばれる音楽なんですけど、その世界でも一目置かれているIOSYSのARMさんにお願いしました。ARMさんは北海道に住んでらっしゃるのでスカイプで要望を伝えながら作ってもらって、伝えた直後に「こんな感じかな?」ってすぐメロとか作っちゃうから、なんだこの天才は!って。(笑)

■あはは、天才ですね。(笑)

汐りん わたしの伝えたコンセプトを理解してくれてうれしかったです。そして、この曲には登場人物が3人いて、ひとりはクッキンアイドルりん♡りん♡汐りん、もうひとりがしゅがりん、これはジャケットに写ってるうさぎみたいな白い子で、しゅがりんはお砂糖の妖精で「しゅが~チェーンジ」って言うと変身してクッキンアイドルりん♡りん♡汐りんになれるっていう設定なんです。

■歌詞の内容がやっと理解できてきました。

汐りん よかったです。で、しゅがりんの声は汐りんの声とは違って、ちょっとしわがれてるんですよ。

■しわがれてましたっけ。(笑)

汐りん うーんと、ロリっぽいんだけど憎めないというか、意地悪なことをされてもしょうがないなって思っちゃうような声というか、愛嬌のある声にしたかったので、しゅがりんの声は汐りんの声とは違う作りで入れてみました。

■なるほど。

汐りん この曲は掛け合いがあったりセリフがたくさん入ってて、その声の使い分けにも注目してもらえたらうれしいんですけど、もうひとりの登場人物は、カピハエール星のかぴりんりんで、かぴりんりんは歌詞ではしゃべってないんです。

■現れたんですよね。

汐りん そう!「現れたなの…!!」って、しゅがりんが一緒に汐りんのことを応援して欲しいな!って言って、汐りんはほめてのびるタイプだからみんなの応援でパワーがMAXめろめろハートになって、必殺技ほっぺた落ちちゃえっていうのがあるんですけど、その「ほっぺた落ちちゃえ~~~~!!!!」っていうセリフのあとに(ふぇ~~~)って入ってるのがかぴりんりんなんです。

全員 えーーーーー!

■壮大すぎてよくわかんなくなってきました。(笑)

みゆちぃ 素朴な疑問なんだけど、ライブのときどうするの?しゅがりんとかはみんながやってくれるとか、そういう設定?

汐りん 一応、かっこのところがみんなに言ってほしいところなんです。

全員 あーーーーー!

汐りん だからしゅがりんとかかっこのところ以外はしおががんばるから。

みゆちぃ なるほどね。

ぐみてゃん かぴりんりん、やりたい!

汐りん やりたい?

ぐみてゃん やりたい!

汐りん じゃあ今後の展開をお楽しみに!ってことで、この曲はライブでも楽しめるので、みんなに覚えてきてもらって。

■覚えるの大変そうですけど。

汐りん 大丈夫です、1回聴いたら忘れない曲になったと思うので、これを聴いてみんなめろめろに洗脳されちゃってほしいなって。しおはこの曲を引っ提げて、恋汐大国の領土拡大をしつつ、世界めろめろ大作戦をやっていこうと思ってて。お料理方面からアプローチしていく洗脳ソングなんですけど、一言で言ったら、世界めろめろ大作戦の先駆けになる萌えはわめろめろ……

みゆちぃ なげーわ!(笑)

■あはははは、ありがとうございます。じゃあみゆちぃさん、お願いします。

みゆちぃ わたしの曲はこの中でいちばんどポップな曲で、コンセプト的には明るい切なソング。切ない歌詞を明るいメロディに乗せて歌うと切なさが増すという自分の中の持論をもとに作りました。

■切なさ増しますよね。

みゆちぃ 明るい曲なのになんか泣いちゃうみたいな。いままでバンもん!でそういう曲って少なかったんですけど、フルアルバムの『完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を♡』で、ラブソング的な切ない曲とかキュンとする曲が入ってきて、感情を乗せて歌うっていうのがすごく楽しかったんですよ。だから今回そういう曲が歌いたいなって。で、そういう曲を作るときはSiggy Jr.の原田(茂幸)さんにお願いしたいと思ってて、原田さんはもう天才なんですよ、ってバンもん!は天才ばかりにソロ曲をたのんでるんですけど。(笑)

■最高ですね。

みゆちぃ はい。(笑)仙台で対バンしたときから大好きで、去年のクリスマスに大阪のバンもん!フェスに出てくださったとき袖で観てたんですけど、アイドルおたくがみんなノリノリで、すごく楽しそうだったんですよね。なのでもうSiggy Jr.っぽさを前面に出した曲を作ってもらおうと。原田さんはかわいらしい歌詞を書くので作詞も少し手伝ってもらって、打ち合わせでいろんな話をしたんですけど、軸になってるのは、今年のツアー中、新潟で誕生日を迎えたんですけど、そのときのことを書いたブログを読んでくださって、それを噛み砕いて散りばめてくださったようで。で、原田さんのつけて下さった歌詞を生かしつつ歌いたい歌詞を書きました。

■なるほど。

みゆちぃ いろんな方向から捉えられる歌詞にしたかったから、ファンに向けての歌詞にも聞こえるだろうし、恋愛ソングにも聞こえるだろうし、前のソロ曲の“手渡しの距離”って片想いの曲のその後って説もあるし。でもそうなると、片想いからくっついてもう離れてるっていう、くっついたときのこと書けよ!って。(笑)

■たしかに。(笑)

みゆちぃ でも、とにかく共感してもらえるとっつきやすい曲になったらいいなって。

■どポップのどキャッチーの王道ポップなのに、このメンバーの曲の中に入ると逆に際立つところがまたすごいなって。

みゆちぃ ほんとそうなんですよ。わたしはみんなの個性に助けられて生きてるんです。(笑)周りが特殊すぎて普通が普通じゃないというか、普通なことが個性に聴こえてくるというありがたい環境なんです。あ、あと作詞してみて思ったのが、わたし英語使えないなって、ぐみさんとか英語入ってて尊敬しますよ。(笑)

ぐみてゃん 入ってるじゃん、「ベイベー」が。

みゆちぃ そこカタカナだからね!

■「Melty time」って入ってるじゃないですか。

みゆちぃ そこはもう苦し紛れです。いちばん最後まで悩んだところで、そこタイトルになるだろってところが最後まで決められなくて、苦し紛れのMelty time。(笑)

■それいいです!(笑)

みゆちぃ ありがとうございます。(笑)タイトルを略して言うじゃないですか。そのときちょっとかわいいのがいいなと思って、たぶんこの曲は“Melty”って略すかなって。みんなの曲はどうやって略すのか実はすごく気になってて。

■それ気になりますね。

みゆちぃ “ピーターパン・コンプレックス”は“ピタコン”?

ぐみてゃん “ピーコン”?

みゆちぃ あ、“ピーコン”、いいじゃん!汐りんは?

汐りん “テーマ”じゃない?

ゆずポン バンもん!のテーマもあるから。

みゆちぃ そうだよね。ぐみさんは……

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