■それはダイエットには大切かもしれないですね。(笑)“Bye Bye”は別れを前向きに捉えていて、辛いときでも勇気をくれる曲だなと思ったんですけど、みなさんはどういうシチュエーションで聴いてほしいですか?
チョロン 歌というのは、聴く人によって、あるいはそのときどきの感情によって、違って聴こえてくるものだと思いますので、私たちのほうで状況を決めて聴いていただくよりも、開かれた心で聴いていただきたいなと思います。ただ、歌詞に書かれているように、恋人と別れたときに聴けばグッと来るものがあると思いますし、片想いしているときに聴いてもいいのではないかなと思います。
ナムジュ 何か勇気が必要なときに、この曲を聴いてもらえれば、私たちはとてもうれしいです。
■僕は失恋した人はもちろんですが、会社をやめようと思っている人が聴いてもいいんじゃないかなと思ったんです。「もう振り向かないよ」とか、「臆病だった私に Bye Bye」とか、先ほどの「後悔させたい」とか、前向きな気持ちになれるんじゃないかと思いました。
チョロン でも、だからといって本当に会社をやめちゃダメですよ。がんばってください。
■みなさんはそこまで責任取れないですもんね。(笑)カップリングの“ぱぴぷぺPON!”についてもお聞きしたいんですけど、こちらは元気な片想いの曲ですよね。
ハヨン “ぱぴぷぺPON!”で歌われている主人公は、とてもテンションが高くて、かわいらしく、愛嬌たっぷりに話す女の子だと思うんです。それに、とてもポジティブなマインドの持ち主ですよね。
■僕は韓国の女性には強いイメージがあるんですけど、この曲の主人公は奥手な恥ずかしがり屋で、とても日本的な女性像だと思うんです。
チョロン 私は日本的というよりも、日本にも間違いなく強い女性はいると思うんですね。ですけれども、この曲はアニメ『リルリルフェアリル〜魔法の鏡〜』のテーマソングなので、小さな子供たちに合わせた表現になっているのではないかと思います。
■好きな人の前で「テレる→逃げる→泣きたくなる」とか、こういう気持ちには共感できますか?
チョロン やっぱり小さい頃は、好きな人の前で恥ずかしくなって、うまく表現できなくて、避けるようになることも多いじゃないですか。ですから、幼い子供たちは、きっと“ぱぴぷぺPON!”に共感できると思いますし、大人の方も小さい頃を思い出して聴いていただけたらいいなと思います。
■チョロンさんも、そういう時期を経験している?
チョロン 誰にでもこういった経験は1〜2回はあるのではないかなと思います。大人になったからといって、そういう気持ちがなくなるわけではないですけど、受け入れ方は違ってくるのではないかなと思います。
■失礼ながら、ウンジさんには「テレる→逃げる→泣きたくなる」というイメージがないんですけど、いかがですか?
ウンジ おお〜。(笑)確かに、逃げはしないと思います。私はどちらかというとぶつかって行くほうなので。自分自身にとって怖いことが起きたり、心配事があったり、そういった状況になったときにも、泣いたり逃げたりすることはないと思います。ぶつかっていくことで学んでいくような感じでしょうか。
■僕は「考えてもわからない/落ち込んでても仕方ない」という歌詞が素敵だなと思ったんですけど、みなさんは落ち込んだりピンチになったりしたときは、どう対処するんですか?
ウンジ 私は先ほども言ったように、ぶつかっていくと思います。何か問題が発生したら、「なぜなんだろう?」と自分に問いかけることから始まって、ずっとぶつかり続ける。そうすることによって、問題に直面したときに強くなっていく、そんな感じがしています。
ナウン 私はぶつかって解決しようというよりも、まずは考えます。それですぐに解決できるものは何かを把握し、どのようにすべきかを考え、ひとつずつ対処していくと思います。
ハヨン 私の場合は、すぐに解決しようとすると、あとで後悔してしまうかもしれないので、まずは時間をかけてじっくり考えてみます。それで時間が経って、落ち着いてから解決していこうと思います。
ナムジュ 私は、それが解決できる問題や、答えがある状況であれば、何がなんでも解決すると思います。
ボミ 私は受け入れます。生きていると、様々な状況によって、そういうタイミングがあると思うんですね。幸せなときも、そういうタイミングなんだな、辛いときも、そういうタイミングなんだな。そうやって時間が流れていくことで、学んでいくものなんじゃないかなと思います。