■MVでは、みなさんいろんな競技のアスリートを演じていますよね。撮影時のエピソードはありますか?
ヘジョン 私はバスケットボールの選手を演じました。挫折した後に成功するというストーリーがあるので、最初はうまくいかないシーンを撮らなきゃいけないんですが、実際にやってみたら思いのほかゴールが決まってしまい。(笑)私としてはうれしかったんですけど、撮影自体は失敗しなくちゃいけないので、ちょっと苦労しました。
ジミン 私はボクサーとして登場しています。最初はうまくできなくて、モニターをチェックするのも恥ずかしかったのですが、だんだん体に馴染んできて、後半では自分でも知らないうちに「うわー!」と声を出していたくらい、うまそうな選手を演じられたかなと思います。
ユナ 私はリズム体操の選手を演じました。ナショナルチームの選手だった方がコーチをしてくださって、リボンをまわす練習をしたんですが、ほんの1時間やっただけでも手首を痛めるほどに大変だったんです。ナショナルチームの選手だった先生はすごいな、尊敬するなと思いました。
ミナ 私は野球選手なんですけど、もともとピッチャーの役をやるはずが、現場で急にバッターをやることになったんです。ただ、教えていただいたコーチの方が、「なかなかうまいね」、「野球チームを作ってもいいんじゃない?」と、身に余る褒め言葉をくださいまして、とても楽しく、気分よく撮影に臨むことができました。
チャンミ 私は陸上の短距離選手を演じています。最初はリズム体操をやる予定だったんですが、ちょっと事情があってサイクリングになり、それもさらに変わって短距離選手になりました。(笑)映像としては、疲れて思うように走れず、挫折するという場面を撮りたかったんですが、実際に何度も走って撮影したおかげで、リアルな表情が撮れていると思います。
ソリョン 私はサイクリングの選手を演じました。いろんなカットを撮るなかで、自転車を固定して、一生懸命ペダルを漕ぐシーンがあったのですが、完成したMVには0.1秒すら出てなかったんです。(笑)それがとてもとても残念です。
チョア 私はボウリングの選手として出ているのですが、初めてボウリングをしたんです。実は最近、韓国の芸能界ではボウリングが人気で、俳優のキム・スヒョンさんや、私たちの事務所の先輩であるFTISLANDのホンギさんなどが、プロのゲームに出場するくらい、ハマっている方が多いんです。私も実際にやってみて、その魅力がわかったので、時間ができたら習ってみたいなと思いました。
■MV全体としては、どこが見どころになりますか?
ジミン 私がラップを歌うところが、それぞれ選手として成功していくきっかけになるんです。きっと勇気づけられると思うので、そこは注目して見ていただけたらと思います。
■アルバムの話も聞きたいんですけど、バラエティ豊かな楽曲があるなかで、1曲目の“RUNWAY”がアルバムタイトルにもなってますよね。どういう意味が込められているんですか?
チョア リード曲は“WOW WAR TONIGHT”になるんですけど、収録曲をズラッと並べてみたときに、“RUNWAY”が目に入ってきたんです。ランウェイというのは、努力をした人が、かっこいい姿で照明を浴びることができる場ですよね。AOAバージョンの“WOW WAR TONIGHT”の歌詞も、主人公の女の子が失敗や挫折をしても、がんばっていけばいつか素敵な日が来るよという内容なので、“RUNWAY”がアルバムのタイトルになったんです。
■アルバムは前半はアップテンポな曲が多くて、後半はしっとりした曲が多いですけど、いちばん素の自分に近いなと感じる曲は?
チョア 全部聴いてくれたんですか?
■もちろん聴きましたよ。僕は“Love Gave Me You”が好きです。
チョア あー、私も!
ユナ 私もです!
■あれ、すごくいい曲ですよね。
ユナ 私はもともとボーカルがハイトーンなんですけど、この曲のトーンも明るい感じなので、私に合うかなと思うんです。
チョア でも、パッと聴くと明るい曲なんですが、歌詞を見てみると、恋が終わって、だけど君は残っててという感じで、グッとくるところもあって。ボーカルも最初にミナちゃんが高いトーンで歌って、次に私で、またユナちゃんで、二人が交互に歌う部分が多いんですけど、そこが対照的でダイナミックな表現になるように、一生懸命レコーディングに臨んだことを覚えています。