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Leola VANITYMIX 2016 WINTER PICK UP INTERVIEW

秋のサーフミュージック!愛しい人へと想いを馳せる、哀愁ミディアムバラード

サーフミュージックを基調に、伸びやかで開放感溢れる歌声が印象的なシンガーLeola。これまで春、夏における自身のサーフミュージックを発表してきた彼女がニューシングル「I&I」で表したのは、オータムなサーフミュージック。初のバラードに挑戦したタイトル曲は、これまでの彼女の太陽の下、カラっと伸びやかな歌声とは対照的な、夜に愛しい人へと想いを馳せる、この時期にピッタリの哀愁ミディアムバラードだ。

■元々いくつぐらいから歌手になりたいと思っていたんですか?

Leola   それこそ小さい頃から歌うことが大好きだったんですが、初めてみんなの前で歌う喜びや楽しさに目覚めたのは、中学1年でした。一族が集まるパーティがあり、そこの檀上で歌わらせてもらったんです。その時に、周りのみなさんから褒めていただいて、それがすごく嬉しくて。大好きな歌うことで、こうやって褒めてもらえることに、すごく感激したんです。そこからですね、“よし、人前で歌ってみよう!”となったのは。で、高校に入ってからは、バンドで歌い始めたんです。

■そのバンドでは、どのようなジャンルの歌をやっていたんですか?

Leola   多岐に渡ってました。メンバーそれぞれが演りたい曲を持ち寄って、それをコピーしていた感じだったので。それこそELLEGARDENや椎名林檎さん、アヴリル・ラヴィーンやYUIさん、aikoさん等々を歌ってました。そこで初めて出会った曲も多かったんで、都度、挑戦しているところもありました。(笑)

■レパートリーも幅広いですもんね。

Leola   だけど、逆にそれがいろいろなタイプの歌を歌うための勉強にもなったんです。あと、歌詞もそれぞれ違うので、それらについて深く考えたりも出来たし。そんな中、最後の学園祭の時には、オリジナル2曲を作り歌ったんです。

■ちなみに、いま歌われているサーフミュージックのような音楽との出会いは?

Leola   たまたまお手伝いで行ったサーフィンのスクールででした。ここへはサーフィンを習うというよりも、どちらかというとビーチクリーンや環境保護の部分に興味を持って参加させてもらったんです。で、その時にサーフィンのカルチャーや地元のサーファーさんたちと触れ合う機会があって。そんな中、サーフミュージックとも出会ったんです。今まで自分が思い描いていたサーフィンのイメージとは違った、温かく愛情深い人たちや音楽であることを改めて知ったと言うか……。そこからビーチにも更に興味を持ち、サーフィンも始めてみたんです。

■サーフミュージックの主にどの辺りに惹かれたんですか?

Leola   昔からよく家などで流れていたこともあり、私、カントリーミュージックが大好きだったんです。あの力強さやハツラツさに惹かれるところがあって。そのカントリーと通じるものがすごくあるなと思ったんです、サーフミュージックには。

■分かります。これまでのLeolaさんの発表してきた楽曲はどれも、明るくて、伸びやかで、開放的な歌声が特徴でしたもんね。

Leola  ありがとうございます。その辺りは、上手く歌うよりも、その曲のマインドを意識して歌っているんで、その辺りを感じてもらえたのなら嬉しいです。各曲の世界観に合わせて声が自然と出せるようになるのが私の理想でもあるので。

■上辺だけでなく、背景や芯を知っていないと、なかなか感情移入できないタイプの歌ですもんね、サーフミュージック等は。そんな太陽の真下でのサーフミュージックを彷彿とさせた1st、2ndシングルでしたが、今回の3rdシングル“I & I”は、これまでの2曲とは正反対の<夜>を感じる楽曲だったので驚きました。しかも、ミディアム・バラードでしたし。

Leola  そうなんです。実はデビューからのこの1年間は、私の中の春夏秋冬のそれぞれの海を表現する曲を発表していく1年にしたいなと思っていて。春のポジティブな海と、恋も交えながらの駆け抜けていくような夏の海……それらをこれまでの2作で表現できたと思っているんです。そんな中、秋冬の海では、逆に秋や冬ならではの海の良さを伝えたくて。入れはしないけど、眺めているだけで、心が洗われたり、もう一度想いを巡らせたり、どこかに想いを馳させたり……。そんな秋冬ならではの海の良さを今作で表せたらいいなと思っていたんです。

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