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清水富美加 VANITYMIX2016 SUMMER PICK UP INTERVIEW

■富美加さんと愛子ちゃんとで似てる部分ってありますか?

清水 えー!あるかなー?

■それか、これは絶対理解できないというところは?

清水 パンツ渡すとかは絶対イヤですよね!(笑)恋人やみんなを守るためってわかってても、それでもパンツはキツイですよね。だってパンツをかぶって興奮してるような人、絶対イヤですもん!

■あはははは、よく考えたらそうですよね!

清水 だから愛子ちゃんはすごいよなって思いますよ。普通に「わたしのパンティ返して」とか言ってるから。(笑)それが日常になってるというのがおかしいんですけど、そういうところが愛子ちゃんの良さなんですよね。ちょっとズレてるというか。やっぱり愛子ちゃんとわたしは全然違いますね。

■印象に残っているシーンはありますか?

清水 やっぱり「パンティ返して」って言うシーンですね。あのシーンがクランクインなのでちょっとドキドキしながらやってるというのもあるし、けっこう突っ込みどころの多いシーンでもあって。「変態仮面を間近で見るとやっぱグロいな」って学生が去っていくところ、あれがほんとはリアルな視点じゃないですか。でも愛子ちゃんはそのとき「わたしのパンティと狂介くんが一心同体っておかしいでしょ?」って言ってて、それはリアルな視点での突っ込みではなく、あくまでも彼女の中での普通というか、「遅刻したら謝らなくちゃいけないでしょ」っていうのと同じレベルで、日常会話として話してるんですよ。そこがすごくおもしろいというか、それがこの『HK/変態仮面』の魅力なんですよね。

■おかしなことをとことんまじめにやるというところですよね。

清水 そうです。台詞もそうだし、それをナチュラルに書いている福田監督がすごくおかしく思えるし、前作のときの自分だったらもっと現実の視点で台詞を言っちゃってたと思うので、あの頃の自分だったら言えてない台詞だし、いろんな想いで何言ってんだよって話ですけど。(笑)あのシーンはすごく好きですね。

■『HK/変態仮面』に対するみなさんの情熱が、そういうところからすごく伝わってきます。

清水 そうなんですよね。まじめにやればやるほど面白いというか、そういうのは伝わるんじゃないかと思います。

■続編も期待してていいんでしょうか?

清水 監督だけじゃなくて鈴木亮平さんも三部作やりたいっておっしゃってたし、ここまできたらやっぱりヒットさせて三部作やりたいですよね。今作でここまで壮大な話になったんで、このままワクワク感を残して終わってほしくないし、次はもう宇宙ですよ、きっと!パンティの宇宙戦争。(笑)もうここまできたらいろんな想像が止まらないので、次もできるようにがんばります。

■楽しみにしています。最後に映画のみどころを含め、メッセージをいただけますか。

清水 世界からパンティが消えて、変態仮面はどうやってこの危機を打破するのか。そこに愛と変態がキーワードとしてあるのでそこに注目していただきつつ、変態仮面は最初は「何アホなことやってるんだろう?」って突っ込んだりすると思うんですけど、ものの10分、20分で突っ込まなくなってる自分がいるんですよね。真剣に「どうなっちゃうんだろう?!」ってハラハラドキドキしている自分がいたり、変態仮面を応援している自分がいたりするので、そういう変化も体験しながら、ぜひ観ていただけたらうれしいです。

Interview & Text:藤坂綾

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