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大ヒットドラマ『Empire/エンパイア 成功の代償』 LIMITED WEB INTERVIEW

sabu4■みなさんそれぞれインパクトのあるキャラクターを演じていますが、役作りの参考にした作品や具体的な人物などいらっしゃいますか?

タラジ この作品のパイロット版の撮影が始まる前から「ミュージカル『ジプシー』のモナ・ローズ的な役だよ」とずっと言われていたから、もう1回観ようと思って、しっかり観たの。そこでの彼女は本当にステージママになっていて、確かにクッキーもステージママだなとは思ったんだけど、『ジプシー』はミュージカルなので、ちょっとやりすぎ的なところもあったから、もうちょっとリアリティに基づいた役に近づけるように努力したわ。

ブリシャー 今回は僕にとってはじめての俳優作品なので、テレンスやタラジだったり、リー・ダニエルズもそうだし、本当に素晴らしい俳優の方々から直接アドバイスをもらったりしているよ。これがもし、バスケットボールの試合だったら、本当に僕はマイケル・ジョーダン級の人たちと一緒に仕事をしているので。(笑)そこから本当にいろいろ学ばせてもらっているんだ。

タラジ ちょっと待って、マイケル・ジョーダンって私?それともテレンスのことかしら??(笑)

ブリシャー あはははは。(笑)じゃーテレンスはスコティ・ピッペン(元バスケットボール選手。1990年代に6度優勝したシカゴ・ブルズの中心選手)にしよう!(笑)タラジがマイケル・ジョーダンだよ!(笑)

全員 (笑)。

ジャシー 実はこの作品中でのジャマルはリー・ダニエルズに緩く基づいているキャラクターなんだというのを聞いていて。ただ僕の中でのジャマルは、普通の生活からスーパースターへの道のりというエピソードは、なんとなくマイケル・ジャクソンに置き換えてみてというところもあって。もともと僕自身がマイケル・ジャクソンが大好きで、子供の頃からアイドルとしてずっと見ていたので、そこからインスピレーションを貰っているんだ

■クッキーはタイム誌が選ぶ2015年もっとも影響力のあった架空キャラの1位になりましたが、クッキーの1番の魅力はどんなところですか?

タラジ 本当に彼女は彼女自身の真実というのを恐れることなく、恥じることなく、まわりの人たちにズバッと提示するというところがあるのと、見ている人たちはクッキーの母親的な要素に共感を得ていると思うわ!クッキーのやることすべては息子たちの為、息子たちの今後の人生がよりよくなることの為にやっているわけで、自分がやってこなきゃよかったようなことは息子たちには絶対にやらせたくないというのがあると思うの。その中でも彼女は17年も刑務所にいたから、恐れることがないので、なんでも真実をバンバン言ってしまうというところも魅力だと思うわ!

■最後になりますが、『Empire』に出演されての感想をお聞かせください。

タラジ 脚本を読んでまず最初に感じたのは、ルシウスとクッキーの関係がこのドラマの中核で、これが機能しなければ、番組全体が機能しなくなると思ったわ。なぜなら、2人の関係はとても複雑だから。2人は愛し合っていると同時に憎しみあっていて、下手をすると殺し合いさえしかねない。そんな関係に視聴者の納得できる真実味がなければ、確実に失敗すると思ったの。それも、セリフではなく映像を見ただけで伝わらなければ意味がないのよ。だから、相手役がテレンス・ハワードで良かったわ。私たちは過去に共演した経験があって、お互いに対する暗黙のうちの信頼と尊敬があるから、とことんまで演技を深め合うことができると思っているわ!

ブリシャー テレンスとタラジが僕の両親だなんて、なんてクレイジーだろうって改めて思ったよ!彼らが撮影現場の空気を作り出してくれるんだよ。例えば、歯を磨くシーンを僕がやっても、それはただの歯を磨くシーンでしかないけれど、テレンスがやるとそこにドラマが生まれるんだ!本当に凄いことだと思うよね。タラジはクッキーそのもので、タラジ=クッキーと言ってもいいくらいだよ!そんな2人を見ていて圧倒されるし緊張もするけど、あくまでも僕は僕だから、自分がなすべきことをするまでだと思っているよ。

ジャシー この役柄が僕にとって大きな転機になると最初から分かっていたけど、同時に責任の大きさに恐怖も感じていたんだ。でも、あるとき番組を見てくれている中年の黒人男性から、「君のおかげでゲイの息子のことを理解することができた」って声をかけてもらったんだ。また別のときには、レズビアンの若い女の子がドラマの中の僕を見て自殺を思いとどまったと教えてくれたんだ。僕らの仕事がどれだけ他人に影響を与えるのかは分からないけれど、でも時として世界を変えることもできるのではないかと思えたよ。だから、今起きている変化の時代に少しでも貢献できたら嬉しいね!

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