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上野優華 WEB LIMITED INTERVIEW

いろんな“好き”が詰まっていて、甘くて、優しくて、恋したくなる

説得力のある歌声と、底抜けに明るいアイドルキャラでファンの心を捉える上野優華。19歳を目前に控えた2017年1月11日に、1stミニアルバム『Sweet Dolce(スウィート・ドルチェ)』をリリースする。自身が作詞を手がける曲も多数。少女から大人へと成長する彼女が、ドキッとする“好き”、せつない“好き”、爽やかな“好き”など、さまざまなシーンを魅せてくれる。

■リード曲“だって君のカノジョだもん。”は、ちょっと頼りない年上の男性とつきあっている女の子の歌ですね。

上野 今回、ミニアルバム『Sweet Dolce』は名前が、〈甘い〉〈優しい〉〈ステキな〉というイメージ。だから、ラブソングの甘~い感じをギュッと詰めた1枚にしたいなっていうことで、リード曲はこの“だって君のカノジョだもん。”なんです。この曲の作詞は作家さんとの共作で、私がメインで担当したのは2番です。もう〈甘い〉の代表のような曲にしたいなって思って、よりリアルな恋愛を描きました。いいですよねー!

■大サビのあとに音楽が消えて、「好き」と告げられるセリフに、ドキッとします。

上野 あの「好き」、ヤバイですよね!あそこで「好き」って言うのが最初に決まっていて、それに向かってつくっていきました。あと、この曲は歌詞で会話感っていうのをすごい大事にしています。相手に話しかけているような感じで書くっていうのが、私は初めてで。いつもは、恋愛がテーマの曲についての作詞は妄想が強い感じになっているんですけど、よりリアルに近づけるために、ネットでいろいろ調べたり、友だちに聞いたりとか、いろいろな恋愛している人の声を取り入れて書きました。それが、私の今までにない世界観につながるのではないかと。

■新しい切り口で書くのは大変でしたか?

上野 表現したいテーマを、<どうやって会話するんだろう?>っていろいろ考えましたね。たとえば、作家さんが“料理”っていうキーワードを入れようって提案してくれたときも、自分にはなかったアイデアだったので、<え、料理?どう歌詞にする!?>みたいな。あと、料理でも“朝ごはん”っていうキーワードを入れちゃうと、ちょっと夫婦感が出るからやめようとか。“お弁当”だと付き合いたてすぎるとか。作家さんとそういう話をしながら作っていきました。作詞は何度かしてますけど、また新しく勉強できたなと感じましたね。

■結果、お気に入りの1曲になりました?

上野 はい!私はこういう恋愛の曲、大好きなので。歌詞にある「あたしじゃなきゃだめでしょ? 今更なに照れてるの!」とか、言ってみたい!主導権が女の子にあるのも、よりリアルな感じですよね?料理中に、後ろからちょっかいを出す彼氏っていうシチュエーションもそう。それでまた彼女が怒って、相手がいじけてるっていうところとか。あまりのリア充感に、書いてて自分が哀しくなりました。(苦笑)

■“恋するPretty Girl”は、かなりアッパーな1曲。恋に恋する肉食女子っていう感じですね。

上野 恋に恋するというのは、まさに私。こういうテーマは大好きで、大得意なので、歌詞もスススッと書きましたね。(笑)<恋がしたい!>っていう積極的な女の子を描いた曲っていうのも、今までそんなになかったと思う。サウンド的にもアップな感じで、ギターソロとかも入っているのは、新しい試みなのでおもしろいかなと思ってます。デビューした当時よりアップテンポな曲も増えてきました。この曲はすでにライブでも歌っているんですけど、スゴく盛り上がって、みんなも一緒に踊ってくれたりします。これからもライブを重ねれば、もうちょっといろんなアレンジを効かせるとか、いろいろ魅せられる曲になるんじゃないかなと思います。

■歌詞にある「慣れないヒールで靴擦れ痛いし」は、体験談?

上野 いえ、妄想ですね。<こういう女子だったらいいな>みたいな。オシャレなんかも、恋をするために頑張ってる。<そういう健気な恋がしたいなー>って憧れている女の子のイメージ。どっちかって言うとマンガみたいな世界観が強い曲かもしれないですね。<5cmのヒールを履けばゼッタイ恋できる。ちょっと香水ふっとこう>みたいに思い込んでるようなところが。それが、曲をよりポップな感じにしていると思います。あと、ちょっと背伸びしている感じも、男性的にはいいんじゃないですか?(ニヤリ)曲を聴いてみんながときめいてくれたり、<こういう女子いいな>って思ってくれたらいいですね!

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