荻野可鈴、山田朱莉、志田友美、小林れい、京佳
泣きながらアガれる!夢アドの想いが詰まったMINMIプロデュースの夏ソング
ティーンファッション誌のモデルを中心に結成され、「カワイイだけじゃダメなんですか!?」がキャッチコピーになるほどのルックスのみならず、豪華なクリエイターを迎えた楽曲も高い評価を受けている夢みるアドレセンスが、最新シングル『Love for You』をリリースした。今作は夏の女王・MINMIが作詞・作曲から完全プロデュース。表題曲はMINMIらしいアガれるサマーチューンであると同時に、面談により引き出されたというメンバーの本音が詰まった歌詞が泣ける感動作だ。いまだ興奮冷めやらぬ夢アドの4人(荻野可鈴はスケジュールの都合で欠席)が、マシンガントークで熱い想いを語ってくれた。
■ニューシングルはMINMIさんのプロデュースなんですよね?
小林 そうなんですよ!私、母親がMINMIさんを好きで、昔から聴いてたので、プロデュースしていただけると知ってビックリしました。
志田 うちは家族ぐるみで好きで、ライブにもよく行ってたんです。“Love for You”と(カップリングの)“リーダーシップ”のデモは、MINMIさんが歌ってくださったんですけど、そのデータは永久保存ですね。(笑)
■MINMIさんとは直接お会いして?
京佳 はい。1対1で面談して、アンケートも書いたんです。そのアンケートはMINMIさんしか見ちゃいけなくて、マネージャーさんも一切触っちゃいけないんですよ。だから、私たちの思ってることとか、伝えたいこととか、全部本音で書いて、それをもとにMINMIさんが歌詞を書いてくださったんです。
志田 アンケートも10枚近くあって、30分くらいかけて書いたんです。だから歌詞がすごくリアルで。
■ということは、アンケートの内容がなんだったかは、訊いても教えてもらえない?
京佳 極秘です。(笑)
小林 唯一言えるとしたら、“Love for You”は私たちがいま思ってることが詰まってて、“リーダーシップ”は私たちの恋愛の妄想ですね。
■“Love for You”はファンの方々に対する想いが出ているなと思いました。
小林 本当に歌詞が素晴らしくて。「最高の笑顔で/君の居場所になりたい」とか、「夢みるアドレセンスで目指すナンバーワン」とか、夢アドは口下手なメンバーが多いんですけど、これを聴いていただけたら、夢アドのすべてがわかるのではないかと思います。
京佳 「どっか自信があって/油断してたら 失敗ばっかで/気づいたの個性とやる気と努力がなきゃ」という歌詞があるんですけど、確かに過去の自分たちはどっか自信があって、油断してた部分があったと思うんです。けど、そういうことも考えなおして、気づいたんですよ。
山田 ちょっと応援ソングみたいなところもあって。「サガッタり ガッカりする中/アガれる理由になりたい」っていう歌詞があるんですけど、これを聴いて、うちらのことを思い出して元気になってほしいんです。アガる理由が自分たちなんて、めちゃくちゃうれしくないですか?
志田 この前のZepp(6月17日にZeppダイバーシティ東京で行なわれたワンマンライブ)で初披露したんですけど、すごい達成感もあったし、モニターの歌詞を見て「感動したよ」って言ってくれたお客さんも多くて。
京佳 泣いてたお客さんもいたよね。
小林 歌ってても泣きそうになるしね。
京佳 でも、「ハイ!ハイ!ハイ!」という煽りが入ったり、タオルをまわしたり、夏っぽい曲になってるんですよ。
■泣きながらアガれる曲ですよね。
山田 そうなんです!泣きながらタオル振ってアガってもらえたら。
志田 想像したらめっちゃおもしろいね。(笑)
■さっき京佳さんが「どっか自信があって」という歌詞の話をされてましたけど、ちょっと調子に乗ってた時期もあったんですか?
京佳 いやぁ…、メジャーデビュー前くらいの時期は、けっこうなるようになってた感があったんですよ。会場もどんどん大きくなって、ポンポン進んじゃってたというか。けど、気づいたんですよね。このままじゃダメでしょって。
■そういうことをアンケートに書いたんですか?
京佳 そうなんですよね…。
小林 これ、私たちだけじゃなくて、誰にでも当てはまる部分があると思うんです。
志田 生きてくうえで、個性とやる気と努力がなきゃ、本当にダメだということに気づいたんです。
山田 でも、普通に生きてたら、個性的すぎると言われるよ。
小林 それ、朱莉ちゃんだけだよ。(笑)
山田 街中で「ピヨピヨ!」(山田の口癖)って言っちゃうんで。
小林 本当に変わってるんですよ…。
■初対面ですけど、だいぶ伝わってます。(笑)でも、この曲は夢アドのキャッチコピーである「カワイイだけじゃダメなんですか!?」とは、正反対なことを歌ってるわけじゃないですか。
山田 そうなんですよね。心のなかではわかってるんですよ。いちおう「カワイイだけやったらアカンで」っていうことを。やっぱ思ってるわけですよ。努力もしないといけないなんて、当たり前じゃないですか。
京佳 初心に戻ってね。
小林 カワイイだけじゃないって思われたいです。
志田 謙虚にいこうぜっていう。
山田 そう思われるには、努力もしないといけないし、個性も出さないといけないし、私たちのバカな頭でも、いちおう考えてるみたいです。