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つばきファクトリー WEB LIMITED INTERVIEW

女の子の恋する気持ちを歌った新作を、メンバーが妄想たっぷりに解説!

約2年のインディーズ期間を経て、待望のメジャーデビューを果たした昨年は、日本レコード大賞で最優秀新人賞、日本有線大賞で新人賞を受賞するなど、大きな結果を残したハロー!プロジェクトの9人組、つばきファクトリー。メジャー2年目の2018年を迎えて初のリリースとなる『低温火傷/春恋歌/I Need You 〜夜空の観覧車〜』は、いずれも女の子らしい恋する気持ちを歌った3曲を収録。小片リサ、岸本ゆめの、小野田紗栞の3人が、妄想たっぷりに新作を解説してくれた。

■昨年は日本レコード大賞で最優秀新人賞も受賞されましたが、振り返っていかがですか?

小片 結成当初から目標にしてきたことだったのですが、メジャーデビューするまでに時間がかかってしまい、達成するのは難しいかなという気持ちもあったんです。でも、目標に向かってがんばってこれたと思いますし、結果として受賞もできて、本当にうれしかったです。このうれしさを忘れず、賞を獲ったことに安心せず、もっと上を目指してがんばっていきたいです。

■岸本さんは受賞の場で号泣されていましたよね。

岸本 はい。(笑)何かをやって結果が出ること、それを実感できることは少ないと思うのですが、結成からの目標でもあり、去年1年の目標としても掲げてきたことだったので、それを達成でき、実感できたことがうれしくて。今年も大きな目標を掲げて、そこに向かっていけたらいいなと思います。

■以前、こぶしファクトリー(つばきファクトリーより3カ月早く結成された姉妹グループで、2015年にレコ大で最優秀新人賞を受賞)にインタビューしたときに、レコ大をきっかけにバラバラだった気持ちがひとつになったと言っていたんです。つばきファクトリーもそういうことはありましたか?

小片 個人的にはレコード大賞よりも、メジャーデビューのタイミングでガラッと変わったなと思うんです。私たちは(結成8カ月でメジャーデビューした)こぶしファクトリーに比べて、インディーズ期間が長かった分、メジャーデビューに対しての想いも強くて。そこからメンバーの団結力も、プロとしての意識も、より強くなったと思うんです。

小野田 でも、賞をいただいた後のコンサートとかで、見てくださった方から「イキイキしている」とか、「パフォーマンスに輝きが増した」とか、褒めていただくことが増えたんです。自分ではよくわかっていないのですが、気づかないところで変わった部分もあるのかなと思います。

岸本 私はレコード大賞の本番で、すごく感じたことがあって。大先輩の方々がたくさんいらっしゃったのですが、みなさん本番ギリギリまで廊下でダンスの振り付けを合わせていたんです。それを間近で見て、自分たちももっともっと努力しなきゃいけないと実感しました。

■今作はそういう経験を受けてのリリースになるわけですよね。

小片 そうですね。いままで以上に注目を浴びると思うので、もっと「すごい!」と思っていただけるように、細かいところまでしっかり詰めてやっていきたいと思っています。

岸本 (レコ大でも披露した)“就活センセーション”はインパクトの強い曲でしたけど、今回は恋愛の曲なので、表現力をもっと上げていかなきゃいけないと思うんです。ちょっとした表情の違いで、全然違って見えることもあると思いますし、少しの違いにもこだわって研究していきたいです。

小野田 私は個人的に、前作であまり目立てなかったと思っていて。今年は「つばきファクトリーのなかでいちばん目立つ」が私の目標なので、前作より少しでも目立てるように、レコーディングもダンスレッスンも力を入れてやりました。たとえ真ん中にいなくても、いいパフォーマンスをすれば自然と目が行くはずなので、そういう存在になりたいです。

■では1曲ずつ掘り下げていきたいんですけど、“低温火傷”は友達だと思っていた人を好きだと気づいて、その恋する気持ちを低温火傷に例えた曲ですよね。

小片 この曲は目をつぶったら景色が浮かんでくるんですよ。どんな場所にいて、どんな感じで歩いているのかまで。だからレコーディングでも、自分のなかで起承転結を意識して歌いました。冬の曲なので、この季節に外を歩きながら聴いていただけたら、想像も膨らむんじゃないかと思います。

■どんな景色を想像したんですか?

小片 まっすぐ一直線の道で、イルミネーションがあって、東京だと表参道みたいな。本当はもう少し狭めな道がいいんですけど、そこでマフラーを巻いて、あったかいお茶を持って歩いているんです。そういう状況を想像してレコーディングしました。

■この曲に出てくる「君」は、主人公とはどういう関係性だと思いますか?

小片 私のイメージは、2歳年上の先輩です。学校でも自分が1年生のときに3年生で、ちょっとすれ違いな距離感がいいかなと思っていて。楽しそうにしている先輩を見て、私は「どうしよう…」と思ってジリジリしている感じを想像しました。

小野田 私が想像したのは幼馴染ですね。私は少女漫画が好きなんですけど、そのパターンだとこの展開は幼馴染じゃないかなと思います。

岸本 私はもっと年上を想像していて。年齢は離れているけど、遊び仲間のグループってあるじゃないですか。私はそのグループでは年下のほうで、この彼は卒業間近の大学生なのに、まだ遊びまくっている人。普段の私からはかけ離れたシチュエーションですけど、かけ離れているからこそ想像は無限大なんですよ!(笑)

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