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たこやきレインボー WEB LIMITED INTERVIEW

■“ええねん”はウルフルズのカバーですけど、改めて聴くとめちゃくちゃいい歌詞ですね。

 ストレートでグッときますよね。

清井 トータスさんっぽいよな。直で伝えてくる感じ。

 飾った言葉を使わへんけど、真っ直ぐ気持ちが伝わってくるっていうか。私、ウルフルズさんの歌に「好き」って入ってると、自分が言われてるみたいな気持ちになるんですよ。毎回恥ずかしくなってくる。

彩木 それ!わかる!

■“ええねん”は「◯◯がええねん」みたいな歌詞がたくさんありますけど、どこがいちばん好きですか?

 私は「何かを感じていれば ええねん」かな。

清井 咲希も「なにかを感じていれば ええねん/他に何もいらんねん」の2行がめっちゃ好きです。もう、ほんまに「いらんねん!」って感じで。

彩木 私は自分のパートなんですけど、「僕はお前が ええねん/好きでいれたら ええねん/同じ夢を見れたら ええねん」が大好き。

■そこはファンの人に向けて歌っているような感じがしますよね。

彩木 そうなんですよ。虹家族さん(たこ虹ファンの愛称)やメンバーに向けて言う気持ちで歌ってるから、いつも涙が出そうになります。

根岸 可蓮もさくちゃんのパートが好きです。その後の「心配せんで ええねん/僕を見てれば ええねん/それだけで」のところもめっちゃ好きです。

春名 私は「後悔しても ええねん/また始めたら ええねん/失敗しても ええねん/もう一回やったら ええねん」っていうところが好きなんです。どんだけ失敗しても、もう一回やったらいいんやって、奮い立たされる感じが心にきます。

清井 「ええねん」っていう短い単語なのに、それだけでグッとくるんですよね。

■先日の「なにわンダーランド」(11月20日に行なわれたワンマンライブ「なにわンダーランド2016〜ひみつのティーパーティー〜」)で歌っている映像を見たんですけど、お客さんも「ええねん」の部分を一緒に歌ってましたよね。

 そうなんです。あのときが初披露だったのに、みんな一緒に歌ってくれて。そこはみんなが知ってるカバー曲ならではですよね。

清井 みんな「ええねん」を言いたすぎて、違うところでも「ええねん」って言っちゃうくらい。(笑)

春名 チラホラいたな。(笑)でも、そんだけみんな一緒に言ってくれて、やっぱりすごい曲なんやなって、ライブで歌って改めて思いましたね。

■本当にグッとくるポイントがたくさんあるアルバムですけど、メンバーおすすめのグッとくるポイントはありますか?

 やっぱり“ナンバサンバイジャー”かな。新曲じゃないんですけど。

春名 ずっとライブでは歌ってきてたんですけど、唯一CD化されてない曲だったんですよ。

清井 私たちも虹家族のみなさんも大好きな曲で、「いつCDになるの?」って、めっちゃ言われてたんです。だから、今回アルバムに入ってうれしいっていう声をいっぱい聞きますし、歌詞の内容も深いんですよ。

彩木 最初は「乾燥して 腕かいーの」ってなんやねん!と思うかもしれないですけど、サビの部分を聴いたら絶対にグッとくる歌詞で。

 最初にある英語の歌詞でも、「私は何を言ってるかわかりません(But I don’t know what I’m saying.)」と歌っているんですけど、だんだん真剣な内容になってきて。

■「人より 出来ひんのなら/人より めっさ 努力したる」という歌詞がグッときますね。

春名 私たちは事務所のなかでも先輩と後輩に挟まれてるグループで、先輩に追いつきたいし、後輩に追いつかれたくないしという葛藤がある時期にもらった曲だったんです。だから、余計に感情が入って。

清井 自分たちの気持ちが全部書かれてる曲で、初めて聴いたときは、めっちゃ涙が出ました。もう一回がんばろうと思えたし、いまでも大切に歌っている曲です。

春名 いま改めて歌詞を見てたら、めっちゃ鳥肌立ってきた。ほんまにすごい曲をいただいたなと思いますね。

■これもヒャダインさんが作った曲ですけど、ヒャダインさんにはみなさんが抱えている葛藤を話すこともあるんですか?

 ヒャダインさんはレコーディングやライブにもよく来てくれるんですけど、歌詞に書いてあるようなことを話すことは全然なくて。

彩木 変な話ばっかりしてます。

根岸 おいしいコロッケの話とか。

清井 めっちゃおもろい関西の兄ちゃんみたいな感じです。

 でも、読み取ってくれてたんやなと思います。

■メンバー同士では、そういう話はするんですか?

 最近、話す機会が増えたなって思います。

清井 知らん間に5人で集まって、知らん間にそういう話をしてるよな。

彩木 誰かが言い出すと、全員同じこと思ってて。

清井 以心伝心っていうのかわからへんけど、「これ、どうなのかな?」と思ってることをみんなに話してみると、「あ、うちも思ってた!」みたいな。

 それで3〜4時間しゃべって、いつの間にか朝になったり。

清井 ほんまに、知らん間に時間経ってるもんな。この前はすごかった。

■この前とは?

根岸 「なにわンダーランド」の後ですね。

彩木 全部イチから話したよな。

清井 「今日どうやった?」みたいな話から始まって。

春名 今日のライブはここがよかった、ここもうちょっと成長したいよなとか。

 あとは、それぞれがスタッフさんから聞いた話を共有したりとか。

春名 メンバー同士で情報を共有し合って、次につなげられるように。それがやっと最近できるようになった感じですね。それまでは、変にかしこまってるところがあって、なかなか話せへんこともあって。

清井 昔はみんなひとりで考えたり、悩んだりしてたんですけど、みんな同じこと思ってるんやって気付いて。それからかな、こんなに話すようになったのは。

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