過去最多の14人で王道アイドルへ突き進むスパガが、新作と新体制を語る
6月に3期メンバーとなる5人が加入し、過去最多の14人となったSUPER☆GiRLSが、新体制での第2弾シングル『恋☆煌メケーション!!!』を12月21日にリリースする。個性的なコンセプトを掲げたアイドルが乱立する昨今において、いま一度「王道アイドル」として歩み始めた彼女たちが目指す未来とは?オリジナルメンバーの渡邉ひかる、そして新メンバーの石橋蛍、阿部夢梨の3人に、新作と第3章のスパガについて話してもらった。
■6月から14人体制になりました。オリジナルメンバーの渡邉さんは、どのように違いを感じてますか?
渡邉 もともとSUPER☆GiRLSは12人で始まったグループなので、2人増えるだけくらいに思っていたんですけど、実際にステージに立ってみると、けっこう違いましたね。客観的に見ても、いい意味で迫力があるし、カラーも増えて鮮やかになったと思います。若い子が一気に5人も入ってきたので、いままで培ってきた王道感もありつつ、フレッシュさや勢いが増して、新しいスパガが始まったなと感じてます。
■阿部さんはストリート生(下部組織)出身で、以前からスパガを見ていたと思うんですけど、実際に入ってみて違いは感じました?
阿部 私はスト生になる前に、石川県のご当地アイドルで活動していたんですけど、そのご当地アイドルやスト生で活動していたときと比べて、仕事の量が全然違うことにビックリしました。それと先輩メンバーのみなさんが温かく迎え入れてくれたこともうれしくて。いままでは「iDOL Street Carnival」(エイベックス内のiDOL Streetに所属するアイドルが一堂に会するイベント)とか、ピリピリした雰囲気のときにしか会う機会がなかったんですけど、実際にメンバーになってみると、みなさんやさしいし、いっぱいおしゃべりしてくださって、いまは毎日が楽しいです。
■石橋さんは、エイベックス・アーティストアカデミーの生徒だったんですよね。
石橋 はい。小学校6年生のときに、お母さんがオーディションに応募して、それでアカデミーに入りました。いまアイドルになっていることに自分でも驚いてます。
■アイドルを目指していたわけではない?
石橋 何を目指すとか、特に決まってなかったんですよ。レッスンに通ってるうちに、何か見つけられたらと思っていたんですけど、「やってみませんか?」と言われて、オーディションを受けさせていただいて、いまSUPER☆GiRLSになりました。
■3期メンバーの5人中4人はスト生出身で、アカデミーから入ったのは1人だけですよね。
石橋 やっぱり慣れないことも多いですね。ファンの方にレスすることが苦手なんですけど、まわりの子を見てると段違いやなって思ったり、SNSでの発信も私だけ堅いなと思ったり、アイドルとして考えさせられることは山ほどあるなと改めて感じてます。
■そういうのは、先輩に相談することもあるんですか?
石橋 私のトレーナー役を田中美麗さんが担当してくださっているので、ときどき相談しますね。あとはリーダーのあみた(前島亜美)さんに相談することもあります。
渡邉 蛍ちゃんはすごい頑張り屋さんで、ゼロから始めたとは思えないくらいぐんぐん吸収していくので、これからが本当に楽しみなんですよ。まだ1年も経ってないですからね。
■メンバーが増えるのは2014年2月以来2回目ですけど、2期の3人が入ったときと違いはありますか?
渡邉 第2章になったタイミングは、初めて新しい子が入ってくるということで、メンバーのなかでも正直とまどいがあって、馴染むのに時間がかかったんです。でも、今回はスパガとして6年やってきたからこそ、もっと前に進みたいという気持ちがメンバーにもスタッフさんにもあって。早く受け入れて、どんどん新しいチャレンジをしていこうという空気になっていたので、グループとしてもいい影響が生まれていると思います。
■第3章になって、コンセプトの再確認みたいなことはあったんですか?
渡邉 私たちのコンセプトは「王道アイドル」なんですけど、どストレートな王道アイドルに改めて戻そうというか。第2章ではいろんな挑戦もしたと思うんですよ。“イッチャって♪ ヤッチャって♪”という曲があったり、(笑)盆踊りみたいな“アッハッハ!〜超絶爆笑音頭〜”という曲があったり、ちょっと飛び道具的な試みもあったので、新しくフレッシュな子たちが入ってきたタイミングで、王道をもう一回がんばろうという話はありました。