■今回の3曲はどれも主役級の曲がそろっていて、とてもボリュームのあるシングルになっていますね。ちなみに、それぞれ思うところはあると思うんですが、自分が一番気に入っている曲はずばり……？
卓也 （即答で）“Enter The Dragon”ですね！
勇太 早いな～。（笑）
卓也 2小節分抜いて、ソロでラップして、2小節経ったらトラックで返ってくるというレベルの高いチャレンジしたのが“Enter The Dragon”なんです。あと、この曲は慶太郎のダンススタイルにとても刺激を受けるんですね。慶太郎のダンスへの挑戦心、そして僕のラップへの挑戦心が綺麗に合わさったことが何度もあったりしたので、どうしてもこの曲は外せないです。
慶太郎 “Enter The Dragon”はいつ聴いてもやる気にさせてくれる曲なので、メンバー全員が好きだと思います。僕はそれと同じくらい“ROCK THIS WORLD”が好きですね。
怜央 僕も“ROCK THIS WORLD”ですね。「雅龍点睛」の部分では、パフォーマーの3人が個々でソロをするんですよ。1回目が慶太郎、2回目が啓太、3回目が僕で、その人意外は誰も動かないというダンスパートになっていて、今まで以上にパフォーマーの存在感を示せる要素も取り入れられているので、気に入っています。何よりライブ中、激しいダンスですごく疲れているときに、自分の番で「雅龍点睛！」とお客さんに大きな声で言ってもらえるとめっちゃパワーもらえない？
慶太郎 もらえるよね。ファンの人たちが今までにないくらい「雅龍点睛」って叫んでくれると、「あざーすっ！」みたいな感じでダンスにも気合いが入るので。
怜央 もうF-ZEROで言ったら、ピンクラインを勢いよく走るくらいの回復速さなんですよ！
慶太郎 それはわかりづらいわ。（笑）
怜央 メンバーと顔合わせるのも一つの回復方法でもあるんですけどね。でもやっぱりお客さんにテンション高い声で言われたときに力がみなぎってくるので、人間ってすごいなって思います。
卓也 この曲で何を悟ったんだ？（笑）
啓太 僕も“ROCK THIS WORLD”ですね。メンバー同士で顔合わせるっていう話が出ましたが、それを一番やってくれるのが怜央さんなんです。ポジションが入れ替わる瞬間にだいたい「オラ！」って言って元気をくれる。それでパワーをもらえて、頑張ろうと思えますね。あとは、自分の声が初めて入ったという思い入れのある曲なので、未だにイヤホンで聴くたびに嬉しくなります！
卓也 マジ？レオの「オラ！」なんて聞いたことないけど。（笑）
慶太郎 でも俺と卓也は胸ぐらつかみ合ってお互いを高め合っているよね。ただ疲れるけど。（笑）
卓也 いや、あの時お前の汗がすごいつくの！（笑）。
メンバー全員 （笑）
怜央 でもいつもお前から言ってんじゃん！（笑）「今日もやる？」って。
慶太郎 もう卓也からの来い来いアピールがすごいからね。（笑）
怜央 なんだかんだ4人は比較的絡んだりするんですけど、勇太をパッと見たら自分の世界入ってますからね。（笑）
■ちなみに、勇太さんのお気に入りの曲は？
勇太 僕は“FOREVER”が本当に好きです。この曲ではイントロから歌わせてもらっているので、思い入れもありますし。初めてパフォーマンスしたあと、SNSのコメントで「力強い歌声が際立って聴こえる」、「勇太の歌声が目立っていて嬉しい」なんて言ってもらって、好評だったんです。自分でもバラードっぽく始まる歌い出しがハマっているのは感じていて。最初から歌い方を掴めた感じがあるので、今後歌っていくなかで、更にカッコよく聴こえるポイントが見つかるんじゃないかなという気がしています。
■“FOREVER”の勇太さんの歌声は、グッと惹きつけられるものがありますよね。では最後にファンの方に向けて一言お願いします。
怜央 楽曲はアーティストにとって、「モノマネされてなんぼ」だと思うんですよね。“FOREVER”だったら勇太の歌い出しだったり、“ROCK THIS WORLD”だったら「龍雅点睛」だったり。今回のシングルには、口ずさんだりマネしたくなる部分がたくさんあるので、フォーカスを当ててもらえたらいいなと思います。ライブに行ってみたくなる2曲と、最強の曲“Enter The Dragon”もカップリングで入っているので、ぜひたくさん聴いてください！
Interview & Text：日野綾
