■“ハレルヤ”は地元の友達と作られたんですか?
モン吉 そうです。歌もちゃんと歌ったことのない、ただの素人の人たちと。(笑)もともとは、3番を歌ってる友達の結婚式で、奥さんにサプライズで送る曲を作るというのが始まりで。僕の結婚式の2次会も手伝ってくれた人だから、何かお返しができたらなと思ってたんですけど、だったらもう一緒に曲を作ろうかと。一緒に作ったらもう一生聴いてもらえるかなと思ったんで。
■友達の力もあって、あったかい曲になりましたよね。
モン吉 そうなんですよ、ありがたいですよね。ほんとは僕が全部歌う予定だったんですけど、デモの友達のラップとかが意外にいい感じで、アレンジャーのYANAGIMANさんが「これを生かそう!」って。(笑)で、友達に電話して「2人はどう?」って聞いたらOKしてくれたんで、そこから初のレコーディングになったというわけです。(笑)
■そういう流れだったんですね。
モン吉 はい。デモの段階ではもうちょっと涼しい感じの曲だったんですけど、あったかい方向に持っていきたいねってことでハワイアンレゲエ的な雰囲気にして。そうなるとウクレレ欲しいねってことで、YANAGIMANさんがサザンオールスターズの関口(和之)さんと友達だから「ダメ元で振ってみるわ」って。(笑)俺もダメだろうな、とは思ってたんですけど、何週間後かにほんとにやってもらえることになって。もう大ファンだから、ただの緊張したファンになってました。(笑)でも、これも友達のおかげかなって、友達と作った曲でこういうことができるというのは、だからこそのご縁なのかなって。自分が思った以上の縁の広がりというか、そういうものが出た曲のような気がしますね。
■最後の曲が“一期一会”というタイトルで、そういういろんな縁が詰まったアルバムでもあるわけですね。
モン吉 そうですね。今回ひさしぶりに一緒にやるアレンジャーさんもいて、ファンモンが解散してからもまたこうやって一緒に仕事ができるって、やっぱりありがたいことだし、何より楽しいんですよ。そういうもの全部が出会いだなってあらためて思って、そういうところから“一期一会”もできたんですよね。
■なるほど。あらためて初のソロアルバム、どんな1枚になりましたか。
モン吉 捨て曲なしの1枚になりましたね。すごく楽しくやらせてもらえたし、納得いくものができたなと。飽きずに聴き続けてもらえる内容になったと思うんで、リピートボタンをポチッと押してずっと聴いてもらえたら。(笑)楽しく聴いてもらえたらうれしいです。
Interview & Text:藤坂綾
PROFILE
2004年1月FUNKY MONKEY BABYSを結成。人気絶頂の中、2013年6月、東京ドームにて同グループが解散。その後、世界を旅し、様々なカルチャーや音楽に触れ、2年8ヶ月の充電期間を経て2016年1月25日FUNKY MONKEY BABYSメジャーデビュー10周年を迎えた記念日に、ソロとしての活動を発表。同年3月9日には、ソロとして初となる楽曲“桜ユラユラ”を配信リリース。同年8月10日には1stソロアルバム『モン吉1』をリリース。
RELEASE
『モン吉1』
初回限定盤(CD+DVD)
MUCD-8076/7
¥4,104(tax in)
通常盤(CD)
MUCD-1357
¥3,240(tax in)
初リミックスCD
DREAMUSIC
8月10日ON SALE
LIVE
モン吉 ソロ初!1stワンマンライブ「猿旅2016」
2016年9月30日(金)Zeep Tokyo
2016年10月15日(土)Zepp なんば大阪