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三浦大知 VANITYMIX 2016 WINTER PICK UP INTERVIEW

■どんな曲でも三浦大知さんが歌ったり、ダンスをするとハマるというか、抜群の安心感があります。前回のツアーで一番印象深かったのが、巨大なトランポリンで跳ねながら歌うという演出。ただでさえ不安定な足元でありながら、まったく音程を外すことなく安定して歌えるのは、三浦さんだからこそできる技だなと。

三浦   観客はもちろん、制作側にも〈面白がってほしい〉と思っているんです。「他の現場ではできないようなことを、三浦大知だったらどう表現するんだろう」とか、そういったみんなの遊び場になりたいという思いがあって。それはライブでも一緒で、「何やっているんだろうあの人」なんて思ってもらえたらいいなと。(笑)あのトランポリンも面白がってほしくて取り入れたんですよね。今思えば、よくケガしなかったな。(笑)

■三浦さんが面白がっている演出でも、観客サイドから見るとめちゃくちゃカッコよく見えるんですよ。

三浦   マイケル・ジャクソンもそういったライブをするんです。やっとマイケルがステージに出てきたと思えば、2分間まったく動かず、みんながその間で絶叫し続ける。動いたと思ったらサングラス投げるだけだったり……。普通に観たら面白い光景じゃないですか。一見コントのような演出でも、やりきると感動するものがあるんです。そういったエンターテイメントに憧れる部分があるんですよね。

■和製マイケル・ジャクソンと称される三浦さんならではの考えだなと。来年で30歳という節目ですが、体力づくりで何かされていることはありますか?

三浦   もちろん体幹トレーニングなどを行っていますが、僕は今のダンスが激しく踊れたらいいとは限らないと思っています。たとえば、30、40、50歳を超えたときに、動きは激しくないけど、それがめちゃくちゃカッコいいダンスに見えたら、それがベストかもしれない。体力がある、なしではなくて、何十年も積み重ねてきたその時しか魅せられないダンスのかっこよさってあると思うので、今の自分が体力下がってきてしんどいからといって、踊れないということではないのかなと。その年齢でしか踊れないダンスを常に模索して、積み重ねていくことを意識していますね。

■30歳、40歳の三浦大知さんがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか今から楽しみです。このようなスタンスで居続けるには、どんなことを意識されているんですか?

三浦   劣等感ですかね。興味がいろんなものに湧きやすく、新しい刺激を受けたい気持ちが出てくるのは、まだ自分に満足していない状況なので、そういったスタンスを持ち続けられているのがいいのかな。

■話を聞いているなかで、三浦さんはかなりストイックだと思うのですが、逆にストイックじゃないなと思うことは何かありますか?

三浦   全然ありますよ!(笑)すごく飽き症だし。小説とか全然読めないですもん。(笑)少し大げさに聞こえるかもしれないんですが、ほんとに歌とダンスだけなんです、続いているのが。

■意外な一面が見えた気がしました。(笑) 最後に読者へ一言お願いします!

三浦   今回のシングルはタイトル通り、何回もリプレイしたくなるような曲にできたらと思って作ったので、音も映像も繰り返し楽しんでもらえたらいいなと思います。あとは来年1月22日に、追加公演として東京・代々木第一体育館での初の単独ライブも決まり、9月から11月までおこなった全国ツアー17公演の集大成を見せられると思うので、ぜひ足を運んで、楽しんでもらえたら嬉しいです。常に面白いことやっているエンターテイナーでいられるように頑張るので、引き続きチェックをよろしくお願いします!

Interview & Text:日野綾

PROFILE
2006年1月にファーストアルバム『D-ROCK with U』をリリース。2007年7月にニューヨークに渡り、「Rock Steady Crew 30th Anniversary」に日本人としては初の単独参加を果たす。2015年9月にリリースした最新アルバム『FEVER』はオリコン週間アルバムチャートで3位を記録。歌って踊れる次世代のエンターテイナー。

avex.jp/daichi

RELEASE
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『(RE)PLAY』
Music Video盤
AVCD-16707/B
¥1,944(tax in)
Choreo Video盤
AVCD-16708/B
¥1,944(tax in)
CD Only盤
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¥1,296(tax in)

SONIC GROOVE
11月23日ON SALE

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