■“Wish Forever”はオリジナル楽曲で、温かいウィンターバラードですね。
May J. 実はずっと温めていた曲で。今回ピッタリだなと思い、歌い直して収録しました。元々クリスマスをモチーフに作ってはいたんですが、クリスマス限定にしたくないところもあって。あえて元々あったクリスマスっぽい言葉を変えて、いつでも聴いてもらえる曲にしたんです。是非みなさんにもカラオケで歌って欲しい曲です。
■“Silent Night”はアカペラのみですね。
May J. RAG FAIRの引地洋輔さんにアレンジをしてもらいました。ハモりのラインの楽譜も彼が全て作ってくれて、レコーディングにも立ち会って下さったんです。これまでもアカペラでも何曲かは歌ってきたんですが、その中でも今回は特に大変でした。この曲は自分の歌声だけを使い、重ねて1曲を完成させているんですが、これまでと作り方やタイプも違っていて。それこそ7人の私に(笑)、キチンと言い聞かせて、集中して3時間で全て録り上げました。
■ここからはクリスマスのお話に。クリスマスプレゼントで何か印象深い想い出はありますか?
May J. 実は私、これまで歳ごとにクリスマスの過ごし方が違っていて。それこそ小さい頃は、知り合いがみんなで集まって家でクリスマスパーティーをしたり、プレゼント交換をしたりしていたんです。だけどデビューしてからはもっぱらその日はお仕事になりました。(笑)
■あら。
May J. 逆に自分がサンタクロースじゃないけど、みなさんに歌をプレゼントする、そんな役割に変わったと思っています。パーティーこそしませんけど、その日の楽屋で、買ってきたチキンをみんなで一緒に食べたり。だけどそれで充分嬉しいんですよね、今は。
■ちなみにいくつまでサンタさんを信じていましたか?
May J. たぶんかなり遅くまで信じていた方じゃないかな。小学6年生ぐらいまで信じてましたから。周りのみんなはもう既に正体を知っていたらしいんですが、誰も教えてくれなくて。(笑)ある時なんて、クリスマスにおもちゃ屋さんの前で待たされて、父がプレゼントを買っていたのにも気がつかなかったぐらい。(笑)
■ピュアですね。(笑)
May J. それこそ毎年、希望のプレゼントを手紙に書いて、ツリーの下に置いておいたんです。ある時なんて、大好きな映画があって、「あの主人公が着ていた服が欲しい」とリクエストを書いたんですけど、見事に全然違うプレゼントが来て。それでも少しも疑わず、〈サンタさんにはちょっと難しかったのかな・・・?〉と、納得していましたから。(笑)
■ちなみにMay J.さんの理想のクリスマスの過ごし方は?
May J. 親戚が世界各国に散らばっているんで、一同に集まってのクリスマスパーティーとか。晩餐みたいな感じの長テーブルにいろいろなクリスマス料理が乗っていて、みんなでワイワイしながら食べるなんて最高じゃないかな。
■最後に読者にメッセージをお願いします。
May J. クリスマスプレゼントにピッタリの作品だと思うので、是非大切な人に贈って欲しいですね。クリスマスアルバムって、聴ける期間も決まっているんで、その中でも何度も聴いて、一緒に歌ってもらえると嬉しいです。今年のクリスマスの色添えになれる1枚であったら嬉しいです。
Interview & Text:池田スカオ和宏(LUCK’A Inc)
PROFILE
2006年ミニアルバム『ALL MY GIRLS』でメジャーデビュー。ディズニー映画「アナと雪の女王」日本版主題歌を担当し、その歌声でお茶の間人気を不動のものにする。2014年の第65回紅白歌合戦に初出場。2015年1月には自身初となる、日本武道館の単独公演を開催。2016年11月には満を持してクリスマスミニアルバムをリリース。
RELEASE
『Christmas Songs』
CD+DVD
RZCD-86212/B
¥2,700(tax in)
CD RZCD-86213
¥1,944(tax in)
avex trax
11月16日ON SALE