■確かにタイトル曲の“I & I”は、その辺り非常に伝わってきます。
Leola これまでの2曲が、わりと耳から楽しめるリズミカルな曲たちだったのに対して、この3作目はバラードですからね。みなさんに、どのように届いてくれるのかは、ある種の挑戦でもあります。秋や冬の海で、いろいろなことを想い返しながら聴きたい、そんな曲になってくれたらなと。”大人っぽい、この歌詞に合わせて歌った私はこうなった”ってところを感じてもらえると嬉しいです。
■タイトル曲は、アニメ『舟を編む』のエンディング曲ですね。
Leola 実はこの曲は元々、自身のオリジナル曲としてあったんです。今回のタイアップが決まり、アニメの世界観に寄り沿うように歌詞を書き直して歌いました。
■その際、どこを大切にリライトしましたか?
Leola アニメの主人公の馬締(まじめ)さんもですが、ヒロインの香具矢(かぐや)さんの “気持”の部分や、馬締さんを想う香具矢さんの心境等を想像して歌にしました。彼を後ろから支えている香具矢さんはどんな心境なんだろう……?等。元々の歌詞は失恋の曲で、切ないタイプの曲だったんですが、その切なさを上手く残しつつ、自分なりの温かい幸せを描いてみました。
■I & I って、良い言葉ですね。
Leola 聴きなれないと思うんですが、ジャマイカ語で、Weという意味の言葉なんです。向こうでは、You&Iと同義語として使われていて。<何でIとIが並んでいるんだろう?>と考えた時に、それぞれ私もあなたも自立した二人がいて、Weになり、だからこそのI & Iなんだと気づいたんです。その時に、このアニメの男女の主人公の二人の関係性と間柄、寄り添う形や愛情とリンクして。そこでこのタイトルを結びつけたんです。
■ところでLeolaさんには、冬が苦手そうなイメージがありますが、実際のところは?
Leola 正直、暑いよりも寒い方が苦手です。だけど、日本の四季が私は好きで。冬に関しては、寒さは置いておいて(笑)、人恋しく、ひと肌恋しくなる感じがすごく好きですね。
■ウィンタースポーツをされたりは?
Leola スノボよりは、スキー派ですね。小さい頃、授業でスキー教室がある学校に通っていたこともあり、ゲレンデには親しみがあります。冬って外で出るまでに覚悟がいるけど、出ちゃうと、あとはあんまり気にならなくなるじゃないですか。そう自分に言い聞かせて、今年の冬は活発に、いろいろな冬の遊びに挑戦したいです。
■主に何に挑戦したいですか?
Leola 小さい頃によく作っていた、かまくらや雪だるまをもう一度作りたいですね。今だったら、きっと大人ならではの、完璧で感心してもらえる、かまくらや雪だるまが作れる気がします。(笑)
Interview & Text:池田スカオ和宏(LUCK’A Inc)
PROFILE
ハワイ語でLeoは声、laは太陽。「太陽の歌声」が彼女の名前。大型オーディションでセミファイナリストまで進んだが落選。自らの音楽性と向き合うことで、独自の音楽観を芽吹かせ、2016年4月に『Rainbow』でデビュー。セカンドシングル『Let it fly』ではLeola流の極上ラブソングで多くのファンを魅了。ますます目が離せないソロシンガー。
RELEASE
『I&I』
初回生産限定盤(CD+DVD)
AICL-3243〜4
¥1,500(tax in)
通常盤(CD)
AICL-3245 ¥1,000(tax in)
Sony Music Labels
11月23日ON SALE