■昨年はさまざまなフェスなどに参加されましたが、印象的だったのは?
亀本 僕は完全にFUJI ROCKです!
松尾 そうだよねえ。私もそう。
亀本 僕らのライブはレッドマーキーという屋内だったんで、フェスというよりバカでかいライブハウスみたいでした。だから、ライブ自体はいつもの延長で、あんまり緊張せずによかったですね。興奮したのは、普段たまにしか見れないような外国のミュージシャンたちが、うじゃうじゃいること!見るだけで楽しかった。普段だったら、<ちゃんと来てくれるかな?キャンセルしないかな?>っていう人ばかりですから。(苦笑)
松尾 外国のミュージシャンの方とのコミュニケーションもすごい楽しくて。自分たちのライブを見てくれた海外のミュージシャンのほうから、「君らマジでクール!」と話しかけてくれるんですよ。クサイいことですけど、音楽に言葉は関係ないな。音楽で会話できるんだなっていうのはスゴイ思った!そういうのは感動しました。
亀本 洋楽の人は、音が柔らかいのもすごかった。
松尾 うん、そうだね。
亀本 同じようなエレキギターやバンドの音でも、ものすごく生き物のように聞こえるんです。こういうのを常に浴びていかないとまずいなと思いましたね。
■最後に2016年の目標を教えてください。
亀本 すでにいくつかののロックフェスに出演が決まっているんですが、そこでちゃんとファンを増やして、広げていく1年にしたい。そこでの勝負って大事だと思うし、避けては通れないと思います。<GLIM SPANKYというのがいるぞ!>と存在感を示していきたいですね。
松尾 そのなかで若い子に、日本のロックのフェスで、GLIM SPANKYみたいに上に跳ねるんじゃないロックや、こういうノリ方がありますよって伝えたいですね。どんどん紹介していって、若い子のロックの土壌を広めていくべきだと思っています。きっとわかんないと思うんですよ、音楽の楽しみ方が。私たちだけじゃなく、同じ思いを持っている仲間たちとも、そういうことをしたいですね。それから、4月から初めてのツーマンツアーを行います。これは、まさに仲間を引き連れてのツアーです。対バンの人と音楽で会話できるようになりたいし、GLIM SPANKYを知らなかった人にも、対バンの人を知らなかったGLIM SPANKYのファンにも、こういうバンドが日本にいる、日本のロックは徐々に熱くなっている、とアピールしていきたいですね。
亀本 あと今、新しい曲をつくり始めています。次の作品で、今回のミニアルバムの先のGLIM SPANKYをちょろっと見せられたらいいなと思っています!
Interview&Text:石川良一
PROFILE
2007年長野県内の高校にて結成。2014年6月1stミニアルバム『焦燥』でメジャーデビュー。その後、水原希子出演スズキ「ワゴンR スティングレー」のCMに松尾レミがカヴァーするジャニス・ジョプリンの“MOVE OVER”が使用され話題に。2015年7月に1stアルバム『SUNRISE JOURNEY』をリリースし同年10月17日赤坂BLITZでのワンマンはSOLD OUT!同年夏にはJOIN ALIVE、FUJI ROCKなど大型フェスにも出演。60~70年代のロックとブルースを基調にしながらも、新しさを感じさせるサウンドを鳴らす、男女2人組新世代ロックユニット。
RELEASE
『ワイルド・サイドを行け』
初回限定盤(CD+DVD)
TYCT-69097
¥2,700(tax in)
通常盤(CD)
TYCT-60077
¥1,620(tax in)
1月27日 ON SALE
LIVE
「“ワイルド・サイドを行け”」ツアー
4月2日(土)名古屋 SPADE BOX
4月3日(日)大阪 JANUS
4月16日(土)恵比寿LIQUID ROOM