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GARNiDELiA WEB LIMITED INTERVIEW

進化と深化、そして挑戦
自信作 セカンド・フルアルバム『Violet Cry』リリース!

GARNiDELiA が2年ぶりとなる2ndアルバム『Violet Cry』をリリースした。近年の国内外での活動が大きく反映された今作には、いまやりたいこと、いまだからできること、いましかできないことがあますことなく詰め込まれた。2年という月日を重ね、表れたガルニデの進化と深化と新たな挑戦。今作に込めた想いを2人にたっぷり話してもらった。

■2年ぶりのアルバム、これはもう相当な自信作ではないかと思いますがいかがですか?

メイリア この2年、海外も含めたくさんライブをしてきたわたしたちだからできたアルバムなんじゃないかと思ってます。ライブで聴いてほしい、ライブでこんな曲があったら楽しいんじゃないかって曲を詰め込んだ感じで、一言で言うとすごい自信作ができました!すっごい制作大変だったんですけど!(笑)できあがってみたら自分たちのやりたかったことがちゃんと詰められたなって思います。

toku この2年、イベントやライブをやる中でこんな楽曲ほしいなっていうのが常にあって、それをしっかりこのアルバムに入れられることができたなと思っています。これからのライブに生かせる楽曲ができたと思ってるので、これはもう自信作ですね。

■ダンスチューンもパワーアップしたし、とにかくライブ感がすごいですよね。やはりこの2年の海外や各地での活動が大きかったんだろうなと、アルバムを聴いてあらためて思いました。

メイリア かなり大きいですね。いままでよりもさらにライブで見せるということを強く考えるようになっていて、それは単にライブの数が増えたこともあるけど、ワンマンという場でわたしたちの世界観をどう表現しようか、ガルニデのライブってこうだよね、みたいなものを見せるにはどうしたらいいかっていうところでダンスの要素もかなり増えてるし、パワーアップもしてるし。海外でのライブの後によくアフターパーティーに参加させてもらったんですけど、そこでDJが回してるのとか見ると「やっぱこうだよね~!最高~!」みたいな(笑)、もうブリブリしてる感じがすごく楽しくて。それを日本語とうまくミックスできたらいいなって思って。日本人でもちゃんと馴染める感じで、ちゃんとわたしたちが消化できたものというか、そういうものをどこまでやれるかって追求した結果が出揃ったという感じですね。

■制作が大変だったというのは時間的にですか?

toku 1ヵ月ちょっとくらいしかなかったんですよ。で、新曲9曲。

メイリア その間に地方行ったり海外行ったりだったんで、「あーーーーー!!!」ってなりながら。(笑)

■大変でしたね。(笑)今作も作曲はtokuさん、作詞はメイリアさんで?

メイリア そうです。チェックしてもらうんですけどね。お互いがお互いのやってることに口を出すタイプなので。(笑)tokuさんが曲メイン、わたしが歌詞メインではあるけど、2人の意見はちゃんと入ってます。

■なるほど。

メイリア tokuさんが「これ意味わかんないんだけど」とか、歌詞に関していろいろ言ってくると、「もうジェネレーションギャップじゃないかな?」とか言ったりして。(笑)

toku でも「日本の人口的にはまだ昭和の人ほうが多いから!」って。(笑)

■たしかに。(笑)時間意外に大変だったことってありました?

toku もう時間だけですね。いつも何かしら移動してたんですけど、イベントがこの日ここであるよね、じゃあこのくらいのスケジュールだったらいけるよね、ってとき、そこに移動時間が計算されてないんですよ!まぁ、でもできるもんだね、って(笑)。

■できるもんですね。(笑)そういう中での精神状態とかどんな感じなんでしょうね。逃げ出したくなっちゃうと思うんですけど。

メイリア けっこう現実逃避してましたよ!tokuさんは途中で極楽浄土に足を突っ込んでましたからね。(笑)

■あはははは。そうでしたか。

メイリア 切羽詰まり過ぎてヤバかった。だからできあがったときのテンションはすごかったですよ。「でーきたーーーーー!!!」 って。(笑)

toku そんなんだったよね!(笑)

メイリア でも時間があるからいいものができるかって言ったらたぶんそうじゃないよねって話してて。切羽詰まってるからこそ出てきたものっていうのはあるかもしれないし。

■たしかに勢いも大事ですよね。

メイリア そうそう、勢い大事。(笑)迷いがないというか、迷ってる時間はないから決断力も早かったし、今回制作スピードはいままでの中でいちばん早かったですね。そういえば、わたし作詞の時間めっちゃ早かった気がする。

■言いたいことがいっぱいあったとか。

メイリア 言いたいこといっぱいあった!

■もともとのテーマみたいなものはどんなものだったんです?

メイリア まず『Violet Cry』っていうタイトルをつけて、既存曲が4曲ある中、その4曲では見せられなかったことにチャレンジしたいっていう気持ちから、悲しいことや怒りの感情を表現していこうと。そういうのをストレートにぶつける曲ってあんまりないんですよね、いままでけっこう前向きなことを歌ってきたから。でもいままでにない別の感情を表現するならっていうことで書いていったから、逆にいろんなテーマが生まれやすかったっていう。

■あー、なるほど。

メイリア “Violet”って赤と青が混ざった色で、感情を色で表現しようっていうところからこの言葉を使ったんです。で、“MIRAI”と“Cry”は相反する曲じゃないですか。幸せや喜びや愛っていうイメージが赤だとしたら、“MIRAI”が赤のテーマ曲で、悲しみが青だとしたら、今回リード曲にもなってる“Cry”が青のテーマ曲。この2曲はこのアルバムの中でもそういった意味合いになる曲じゃないかなと思って。

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