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アンジュルム VANITYMIX 2017 WINTER PICK UP INTERVIEW

現体制での初作品は、3曲のMVを収録した映像シングル

6月に船木結と川村文乃が加入して過去最多となったアンジュルムが、現体制では初の新作となる『マナーモード/キソクタダシクウツクシク/君だけじゃないさ…friends』をリリースする。本作はBD/DVDシングルとして3曲のMVを収録。淋しい感情や危険な恋など、それぞれテーマは異なるものの、いずれも若い女性には共感しやすい世界観を描いた楽曲となっている。今回は中西香菜、室田瑞希、上國料萌衣の3人に、映像の見どころや楽曲の解釈、そして現在のアンジュルムについて語ってもらった。

■今回はBD/DVDシングルということで、映像の見どころからお聞きしたいんですけど、まずは“マナーモード”からお願いします。

中西 “マナーモード”は(前身グループの)スマイレージ時代を含めても、MVの撮影時間がいちばん長かったんです。VRバージョン(BD盤のみ収録)とスマホ向けの縦長動画(YouTubeで公開)も撮って、本当に映像に力を入れた作品ですね。

■内容としては、携帯電話がキーになっていますよね。

中西 メンバーがiPhoneを持って撮影しているシーンもあって、みんなでふざけて撮り合っている様子がMVにも反映されているんですよ。それはイントロで使われているんですけど、撮影する前に「よかったら使うよ」と言われたので、みんな「使われるようにがんばろう!」みたいな感じで、いろんなパターンを撮りました。

■顔のアップも多く使われてますよね。

室田 普通の顔のアップだと、ひとつの画面にひとりしかメンバーが映らないじゃないですか。でも今回はメンバーの顔が同時にたくさん出てくるので、目が足りなくなるんですよ。何回も巻き戻して見てほしいです。

■確かに、何回も一時停止して見ちゃいました。

室田 それくらいみんな映る機会が多いし、しかも全員ビジュアルがいいんですよ!

上國料 それを見て、メンバー同士で「かわいい!」って言い合っていました!

中西 自分たちなのに。(笑)

室田 中西さんも本当にかわいくて。

中西 なにそれ、やめて!(笑)

上國料 いやいや、かわいかったですよ!

室田 みんなかわいいんですけど、特に中西さんを見てください。いちばんかわいいので。

中西 ウソだ!半笑いじゃん!(笑)

■中西さんに注目して見てみます。(笑)VRの映像は、また中身が違うんですか?

中西 はい。メンバーでカメラをぐるっと囲んで踊ったんです。360度どこを見てもメンバーがいるので、ゴーグルをつけて見たら「おぉ〜!」ってなると思います。

■YouTubeで公開されている“次々続々”のVR動画みたいな感じですか?

上國料 そうです。あれに近いです。

中西 メンバーが自分のために踊ってくれているような感覚を味わえると思います。ひとりをずっと見てもいいし、ぐるぐる目線を変えながら見てもいいし。

上國料 振りコピしたい人にもオススメですね。

■MVって1回しか見ないことも多いけど、これは何回も見る楽しみがありますよね。

中西 そうなんですよ!そこは映像作品ならではじゃないかなって思います。

■楽曲としては、淋しくて震えることを携帯電話のマナーモードに例えた歌詞になっていますよね。

室田 個人的に「うまいな」と思った部分がめっちゃ多くて。「ポケットの底/本音を隠す場所」とか「奮える何か 待ってるの」とか、気持ちにも携帯にも当てはまるじゃないですか。

■この曲は淋しい気持ちを歌っていますけど、淋しいからがんばってとか、元気を出してとか、その先は描かれてないですよね。みなさんはこの曲を聴いて、どういう感情になってほしいですか?

室田 マナーモードだから、淋しくても声に出せない子を歌っているのかなって。だからメッセージを伝えるとかじゃなくて、共感する歌というか。

中西 これを聴いて淋しさに浸ってもいいし、この主人公は言えなかったけど、私はがんばるぞと思ってもらってもいいし。

室田 元気を出したかったらこれを聴いたあとに“君だけじゃないさ…friends”を聴くのもアリだと思います。

上國料 それ、すごくいいと思います!

■「元気を出して」と言われると、余計に元気が出ない人もいるわけだし、聴いた人それぞれが考えるほうがいいのかもしれないですね。

室田 そうですね。私も最近、共感してもらえるのって大事だなと思ったんですよ。

■何かあったんですか?

室田 あのー、ちょっと友達とケンカをしちゃって…。

中西 そんなことあったんだ!

室田 それをお母さんに話したんですけど、お母さんは「うんうん」って言いながら相槌を打っているだけだったんですよ。私は「でも、こうじゃないの?」って言われるよりは、まず共感してほしかったから、それがうれしくて。

中西 「私もそう思うよ」みたいな。

室田 そうなんです。それでお母さんに聞いてもらって、そのあと他の友達に相談しました。

中西 そこはお母さんじゃないのかい!(笑)

■なんか女子っぽいですね。

室田 やっぱり女の子は共感してほしいんですよ。とりあえず聞いてほしい。そういうときに“マナーモード”はいいんじゃないかなって思います。

■話を聞く側も身勝手な意見を言うんじゃなくて、マナーモードになっていないといけないわけですね。

室田 うまい!

中西 座布団1枚!

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