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lol VANITYMIX 2017 WINTER PICK UP INTERVIEW

3つの「初」がテーマのニューシングル。lolの新たな挑戦

初のバラード“アイタイキモチ”、初のドラマ主題歌(『ハケンのキャバ嬢・彩華』)“nanana”、初の映画主題歌(『一礼して、キス』)“think of you”と、3つの「初」をテーマにしたシングル『アイタイキモチ/nanana』をリリースするlol。新たな挑戦とはいえ等身大のまま挑むことで、結果さらなる成長と自信を生んだこの1枚。試行錯誤しながらも期待を持って作られた今作について、5人に話を訊いた。

■今回は「初」がテーマのシングルということですが。

佐藤 まず初バラードの“アイタイキモチ”、この曲は何曲かあった候補の中から全員一致で選んだ曲なんですけど、イントロやサビのインパクトはもちろん、歌詞に関西弁が生かされていることが大きかったんですよね。うちはメンバー3人が関西弁だし、そういう意味ですごく自分たちらしいというか、より伝わりやすいんじゃないかなって。だから初にしてはかなりいい感じに仕上がったと思いますよ。

hibiki いま歌詞を公開しているんですけど、「早く音源を聴きたい」とか、「歌詞だけで泣きそうになった」とか、そういう感想をたくさんもらっていて、ファンの方も初のバラードを楽しみにしてくれているんだなって思うとうれしいですよね。いままでの強めの女性が主人公の曲よりもうちょっと伝わりやすいというか、心に刺さるようなわかりやすい曲になっているんじゃないかと思いますね。

honoka 初のバラードなので緊張しながらレコーディングに臨んだんですけど、新鮮な気持ちで曲と向き合えたと思う反面、不安も大きかったかなって。デモの仮歌がすごくよかったので、それを超えられるかっていうプレッシャーもあって。遠距離恋愛がテーマなんですけど、メンバー全員地方出身者だから、それぞれ上京したときの気持ちとかもあるだろうし、そういう意味では等身大の曲に仕上がってるんじゃないかな。

moca “アイタイキモチ”は遠距離恋愛なんですけど、honokaの言うようにわたしたちはみんな地方から東京に出てきているので、そういう意味では等身大の自分たちが出てるんじゃないかなと思います。

小見山 バラードは昔からやりたいと思ってたのでうれしくもあり、楽しみにしてたからかなり自信のあるものに仕上がりましたね。

■honokaさんは不安もあったとのことですが?

honoka 不安とプレッシャーですね。でもその分楽しみな部分も大きかったので、楽しみな気持ちと緊張が同じくらいあった感じかな。いつもの明るい感じの曲だとテンション上げ目で歌ったりするんですけど、今回は自分なりにいろいろと想像してみたりしながら、いつもとは全然違うレコーディングになったので、それが新鮮でもあり、勉強になった部分も多いかなって。

hibiki バラードはごまかしが効かないというか、声だけで感情を伝えなくちゃいけないので、どうやったらいまのlolの最高のものができるんだろう、どうやったらhibikiの最高の歌がうたえるんだろうって、そこはプレッシャーでもあったし、いろいろと考えましたね。

佐藤 僕はプレッシャーとかはあんまりなかったかな。そんなに気負わず、いつもどおりに歌いました。

■いつもどおり歌う中でも気を遣ったり意識した点はどんなところですか?

佐藤 バラードはアップテンポの曲より語尾が目立つので、ブレスは技術的にも意識しないといけないなと思って、そこは気を遣いましたね。

小見山 僕は、いままでの激しい曲と同じように歌っても全然伝わらないと思ったので、力を抜く感じで歌ったり、歌詞の世界を想像しながら歌ったりして。例えば「声が聴きたいよ」っていうところは、本当に声が聴きたいって思いながら歌うとか、完全に歌詞の世界に入り込んで、歌詞をリアルに表現する感じで歌いましたね。

■自分の経験や思い出を参考にするというわけではなく、歌詞の主人公になりきるんですね?

小見山 変に想像したりするよりはそっちのほうが表現しやすいし、伝わりやすいかなって。

moca わたしは友達を想像しながら歌いました。

honoka わたしはもういろいろ妄想して、それこそもし自分が遠距離することになったらとか想像したりして。(笑)

■想像しながら歌う中で、遠距離恋愛に大事なことや必要なことに気づいたりしました?

honoka やっぱ信頼が必要だなって。

moca 信頼だよね。

小見山 あとは何かひとつ約束をしておくとか、ひとつだけでいいから、そういうのをしといたほうが信頼もしやすいのかなって。

honoka さすが遠距離マスター!(笑)

小見山 いやいや、違うから!(笑)歌詞にもありますけど、「聞きなれない遠い街の言葉 君が使う時」っていうのも、それはうまくやっている証拠やから、それはそれでいいかって。

hoboka 受け入れるってことやんな。

小見山 そうそう。でもちょっと悲しい気持ちもあるから、そういうときに何か約束事をひとつでも作っておけば安心できるというか、そういうのが大事やなって。

hibiki あと気遣いね。どんだけ信頼していても不安になることはあるし、やっぱ会えないと不安になるから、お互いがお互いのことを気遣って、「しょうがないじゃん」で片づけないことがいちばんだよね。

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