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TARON EGERTON VANITYMIX 2017 WINTER FEATURE INTERVIEW

全世界をブッ飛ばした超過激スパイアクション
常識破りのパワーアップで帰ってくる!!!!!!!

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彼の確固たる自信に溢れた演技からは想像もつかないが、『キングスマン』はタロン・エガートンにとって劇場映画初出演作であった。あれから彼は順調にキャリアを積み上げ、シリーズ第2作の『キングスマン:ゴールデン・サークル』では一人の若者から紳士的なスパイに華麗に変身した“エグジー”として舞い戻ってくる。今回はそのタロンにエグジーが一流のエージェントになる経緯や、カムバックを果たしたハリー(コリン・ファース)との関係など今作について語ってもらった。

■私たちが再会するエグジーは前作からどの位経っていますか?

T 前作から特にどのくらい経ったかということは明らかではないけど、彼の住んでいるミューズ・ハウス(馬小屋だった建物を改装した長屋住宅)には見回すと壁にはザ・サン紙(イギリスの日刊タブロイド紙)の切り抜きが3枚ほど貼られていて、エグジーがいくつかのミッションを独自で達成して新聞のトップ記事を飾ったことが伺えるんだ。それから驚かないで欲しいんだけど、彼は何とあのスウェーデンの王女と“ステディな関係”にあるんだ。まったく恋というものは思いがけないところに芽生えるものなんだね。(笑)エグジーはキングスマンとしてのライフスタイルを保ちつつフルタイムのスパイとして活躍しながら、さらに心から愛する彼女との間に芽生えた恋を大事に育てようとしているんだ。エグジーの本質は昔のままだけど、前と違うのはかなり重要な任務を負っているということかな。

■でもエグジーはまだどこかエッジが効いていますよね?

T もちろん、未だにとんがっているし、最高に間抜けなこともやらかすんだけど、観客にとって、この映画にのめり込んでいくためにはエグジーの目を通してストーリーを感じることが不可欠だと思ってるよ。彼はまだ下水溝から糞まみれになりながら脱出したりしなくちゃならないんだ、そんなのハリー・ハートとは無縁だよね。(笑)エグジーだからこそなんだよ。もし、エグジーが本作でハリー・ハートになっていたとしたら、彼にはどこにも行き場がなくなるんだ。彼はいつもどこかとんがっている奴なんだ。

■マシュー・ヴォーン監督とはこれで3作目の共作となり、お互い気が合う間柄であるのは明白ですが、マシューは映画の準備段階であなたに連絡を取ったりするのですか?

T 彼が脚本を書いている間、よく僕に電話してきては、アイデアをシェアしてくれたよ。マシューは大きな子供みたいな面があって、とてもエキサイティングなアイデアが浮かぶとシェアしたがるんだ。マシューがどういう人物で、彼のクリエイティブな頭脳がどのように機能しているかが分かったかと思うと、その矢先に今度はもっと違う、圧倒されるほどのすごいアイデアをまた考えつくんだ。僕が思いつかなかったようなことを毎日のように考えつくんだよね。

■前作はあなたの映画初出演作でしたが、今回の撮影は前作よりどうでしたか?

T 前作の撮影中は、いつマシューが僕のことをクビにするんじゃないかとヒヤヒヤしてたね。当時は言葉数少なく、お行儀よくおとなしかったけど、今じゃ現場では自分全開でギブアンドテイクの対等な立場だよ。(笑)前作の撮影で、かなり時間を費やしたおかげで自分に自信がついたし、今や僕の生活環境となったこの現場でどう振る舞えばいいのか、感覚もつかめてきたんだ。時折ファンから道で僕に向かって「エグジー!」と叫びかけられるけど、未だにそれには慣れないね。ファンの期待に応えるだけのレベルで、また同じ役に戻って演じることは、とても大変なことだと思っているよ。観客は前作で楽しんだ経験はもちろんのこと、 新鮮で新しいものを期待してるんだからね。〈キングスマン〉は僕の人生を一変させたからこそ、この役に戻った時には興奮と期待感で胸がいっぱいだったよ。脚本は最高だし、ストーリーも素晴らしい。演劇学校を卒業して4年も経たないうちに初出演した映画にまた出られるなんて信じられなかったよ。僕は世界中で最高にラッキーな男だと思うんだ。

■今回の作品でキャラクターに対するアプローチは変えましたか?

T   前作では常にエグジーの発音アクセントのことが終始頭の中にあったけど、今はそんな事はなくなって全く気にしなくなったね。エグジーは今や僕の一部になったんだ。この役が創造された時から演じ続けているので 安定感があるよ。

■今作の厳重に守られていた秘密、ハリー・ハート役のコリン・ファースが戻ってきましたが、今回エグジーとハリーの関係はどういったものになるのでしょうか?

T そうだね、僕たちはいい友達同士だし、もちろん彼のことは大好きさ。また最高の共演ができてよかったよ。(笑)監督はシリーズの続編を、ありとあらゆる方向に展開することができたと思うけど、僕としては(ハリーの再来を)確信してたよ。僕にとって、ハリーとエグジーの関係性なしにこの作品がちゃんと成立していくとは考え難いよ。2人のダイナミックな関係性、そしてそこから生まれてくるものこそがこの映画の核心でもあると思っているよ。

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