Ruben(R)
Steve(S)
僕らの個性を残しつつ良い曲を作り続けられたらなと思うよ!
■DJをはじめたきっかけは?
R 初めて曲を作ったのは16歳の時なんだ。つまり、運命ってくらい子供の頃から音楽に傾倒していて、HIPHOPやHOUSEに出会って衝撃を受けたりして、いつも音楽の力に圧倒されていたから、その時からこれしかないなって思っていたよ!
S おじの結婚式でDJを任されたのがきっかけかな。そこでみんなの反応がすごく良かったから、自分自身が楽しみながらやっていたのに共感されたようで嬉しくなったんだ!そこから幅を広げて、企業のパーティーとか様々なシチュエーションでDJをやったのがきっかけかな。
R 僕らは腐れ縁って感じなんだよ!小さいころからお互いを知っていて、道端で遊ぶような関係だったんだ!(笑)
S 成長するにつれて、お互いDJに興味があったのを知っていたからチームを結成することにしたんだ。そうしてDJ MAG 2015で1位になったDimitri Vegas & Like Mikeに出会って、彼らのDJグループに混じって活動したのが僕らの転換期かな!
■世界的影響力のあるDJ MAG 2015にて52位を獲得されましたが、そのことについてはどう思われますか?
S 恵まれているとしか言いようがないよ!2014年の84位から一気に上がったんだからさ!
R ヒヤヒヤだったよね!(笑)2014年のランキング発表の時は寝耳に水という感じだったけど、今回の発表では内心〈順位よ落ちないでくれ!〉って思っていたから、急上昇していてびっくりだったよ!(笑)
■ところでWolfpackというDJネームはどのように思いついたのですか?
S 『ハングオーバー』というコメディ映画知ってる?あの映画の中で出てきた作戦の名前なんだ!(笑)
R 正直言葉の意味どうこうっていうよりDimitriやMikeと会話の中で「Pack」という言葉をお互い使っていて、そのタイミングでその映画に “wolfpack”ってワードが出てきたから、「もうこれしかない!」ってなって。(笑)
S あの時、光が差したような気になって、今思うと何かの信者みたいだったな、俺ら。(笑)
■これからV² TOKYOへ出演するにあたっての意気込みは?
R もう店の中はパンパンに人が入ってるって聞いていて、とてもワクワクしてきたよ!
S さらに盛り上げてビルを揺らすつもりで頑張るよ!(笑)
■日本のクラブシーン、EDMシーンについてはどうお考えですか?
R 日本にもEDMが流行り始めてきたことをとても嬉しく思うよ!
S まさしく!今まではアメリカ、ヨーロッパ、ブラジル、インドなんかに何十回といったよね。(笑)それがついにアジアで多く声を掛けられるようになったからね!
R それに日本に来てみたかったから、本当に夢が叶った気分だよ!
S 音楽の影響力ってすごいよね!
■初の日本はいかがですか?
R すごく美しい街並みを持つ国だし、みんなフレンドリーにしてくれてとても過ごしやすく穏やかな気分になれる国だよ!
S 案内役の方も親切だったね。僕は車でホテルまで行く途中に見た景色に感動したよ!オープンで健康的なイメージそのものだったね!
■好きな日本食はありますか?
S&R 神戸牛。(笑)
S 時間がなくて食べに行くことができなかったんだけど、ホテル内のレストランで食べた日本産の牛肉が体にとても沁みたよ!(笑)
R お寿司も食べてみたいな。本場の新鮮さなら食べれそう!
■今回はお時間が極端に少ない来日となりましたが、次回は日本のどこへ行ってみたいですか?
S 僕らは自然が大好きなんだ。だから富士山には行ってみたいと思うよ!
R 確かに!僕は京都でお寺巡りをしてみたいな!
S そうだね。何かインスピレーションが湧きそうだよね!正直、この東京という都会のビル巡りもかなり刺激的だけどね!(笑)
■将来の展望は?
R 僕らが気に入る音楽を作って、みんなと共有していきたいと思うのはもちろん、音楽は常に進化してゆくから、僕らの個性を残しつつ、良い曲を作り続けられたらなと思うよ!
S ひとまずは目の前のショーに全力で取り組んでお客さんを楽しませるくらいでないといけないよね!
■多くのヒットトラックをリリースされていますが、曲作りの秘訣は?
S 基本的には、頭の中でメロディーが流れているんだ!それをしっかりとピックアップして一気にまとめ上げる感じかな!そうやって思いついた後は二人ともスタジオから出るって選択肢が頭から消えるから、スタジオがお家みたいな時もあるよね!(笑)
R そうそう!(笑)ある時は10数時間スタジオにいて、何も思いつかないこともあったんだ。でも諦めて帰る途中でたまたま思いついて自然と口から出たハミングにお互いびっくりして目を見合って、何も言わずにスタジオへ駆け戻ったことが懐かしいよね!(笑)
■お二人とも意外な一面はありますか?
R 実は僕、クラブのチケットを売ったりしていた時期があったんだ。(笑)その時は、現在の生活なんて思いもよらなかったけど、あの時の経験があってこそ、クラブの実情だったり、いろいろなシーンに密接に関われる今の僕がいるんだと思っているよ!
S 僕は実は3児の父親なんだよ!子供たちはとっっっっっても可愛いんだ!8歳と6歳と3歳の子供がいて、それにとっても良い子で!
R わかった、わかった!(笑)いわゆる親バカってやつなんだよ彼は。(笑)そんな君も誇りに思うよ!って、僕はパートーナーバカかってね!(笑)
■最後にVANITYMIXの読者にメッセージをお願いします。
S いつも多くの声援をありがとう!そして日本に僕らを迎え入れてくれたことにとても感謝しているよ!
R 本当に本当に日本に来られたことが夢みたいで、とてもうれしく思っているよ!また是非遊びに来たいよ!
PROFILE
世界3大EDMフェスと称される大人気フェスTomorrowlandで華々しいデビューを飾ったベルギー出身のデュオDJ。2014年のDJ MAGランキングにて初登場84位、翌年の2015年では順位を大幅に上げ、52位を獲得。