■実際のジュンさんは男らしいタイプなんですか?
スヒョン 完全に男らしいです。もともと愛嬌とかはない性格なんですよ。でも、ジュンはまだ若いから。愛嬌を見せようとがんばっている姿を見て、ファンのみなさんは喜んでくれているみたいですね。ジュンは自分で愛嬌を出しながら、耳がめっちゃ赤くなるんですよ。
ジュン そうですね。(笑)
■ジュンさんは愛嬌を出すことが自分の役割だと?
ジュン はい。僕は末っ子なので、もっとがんばってファンのみなさんに愛嬌を見せたいです。スヒョンさんはそろそろ30代だから。
スヒョン なんでそこまで言うの!(笑)いまは僕の話は関係ないでしょ!
■でも、そういうことを言える関係性が素敵ですね。
スヒョン 僕たち仲がいいんです。このインタビューが終わったら、ちょっとトイレに呼び出そうと思いますけど。(笑)
■K-POPグループにインタビューすると、末っ子はまったくしゃべらないこともあるんですよ。
スヒョン そうなんですね。ジュンは合流して2年くらいですけど、日本語の勉強のためにも、間違ってもいいから話すようにさせているんです。そのおかげか、本当に日本語がうまくなりました。僕たちが初めて勉強したときより、めちゃくちゃ上達のスピードが速いです。
ケビン やっぱり若いからね。
■いま日本では、年に1回のペースでアルバムを出していますよね。日韓を行き来して、このペースで活動していくことは大変じゃないかなと思うんですけど。
フン 大変だと思うことは何もないです。でも正直、最初に日本デビューしたときは、5周年までいけるとは思っていなかったんですよ。いままで日本で活動を続けてこられたのは、やっぱりU-KISSを気にかけてくれるスタッフのみなさんと、キスミー(U-KISSファンの愛称)のみなさんがいるからだと思います。僕たちがいま以上にがんばればもっと素敵なアーティストになれると思うので、期待に応えられるようになりたいです。
スヒョン 日本ではシングルやアルバムを発売するたびに、メンバーそれぞれ自信を深めることができているんです。これからも日本で活動したいと思いますし、もっといろいろなことに挑戦して、よりよいU-KISSを見せていきたいですね。
■日本デビューして、だんだん順位が下がっていくK-POPグループも多いですけど、U-KISSはだんだん順位が上がっていますよね。他のグループと比べて、何がよかったと思いますか?
スヒョン 僕たちはK-POPアーティストなんですけど、韓国では韓国語の曲で活動して、日本ではJ-POP的な曲で活動しているんです。完全に違う曲で活動するから、普段からK-POPをチェックしている人だけじゃなく、日本でU-KISSを知ってファンになってくれた人も多いんだと思います。そこは僕たちが自信を持っているところですね。
■これからはどういう姿を見せていきたいですか?
ケビン まだやったことがないジャンルに挑戦したいです。去年はスヒョンさんが日本でソロデビューして活動したんですが、これからは個人の魅力をもっと出せたらいいなと思います。
スヒョン 日本のテレビにも出られたらいいですね。僕たちの日本語は完璧ではないかもしれないですけど、コミュニケーションは問題なくできるので、バラエティやトークショーにも挑戦したいです。
■それぞれ個人としてやりたいことはありますか?
キソプ 僕はいままでいろいろなミュージカルに挑戦してきました。でも、全部韓国語のものだったので、できれば日本語のミュージカルにも挑戦したいです。
フン 僕は運動神経に自信があります。日本には運動会みたいなバラエティがいっぱいあるので、そこで僕の魅力をいっぱい見せたいです。
イライ 僕は俳優として、演技に挑戦したいです。
ケビン 僕は日本語のミュージカルに出たことがあるので、今度は日本のドラマにも出たいです。
スヒョン 僕はバラエティですね。全部脱いでと言われれば脱ぎます!(笑)お笑い芸人さんが出るような番組に出たいです。
ジュン 最近は日本でもラップバトルみたいな番組があるんですけど、日本語をもっと勉強して、僕も出場したいです。チャンスがあればダンスバトルもやりたいと思っています。
フン いままではステージでパフォーマンスする姿をたくさん見せましたが、これからはメンバーそれぞれの得意なジャンルで活躍する姿も見せたいですね。みんな本当に個性があって、いろいろなことができると思います。自信があります。だから仕事ください!(笑)
Interview&Text:タナカヒロシ