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東京女子流 WEB LIMITED INTERVIEW

■カップリング曲の“初恋”はどんな曲になりましたか?

山邊 バラード寄りで、メンバーの声をお楽しみくださいみたいな曲なんですけど、メロディーから切なさや苦しさがにじみ出ているんです。この曲も女子流ファンの人はドハマリしそう。

■これは恋愛の“初恋”じゃなくて、歌詞にもある「東京に/恋をした」の“初恋”なんですかね?

山邊 これもいろいろな捉え方ができそうですよね。

■山邊さんは千葉出身なので東京みたいなものですけど、中江さんは大阪、庄司さんは山形、新井さんは宮城と地方出身で。東京に対するイメージも、それぞれ違うんじゃないですか?

庄司 出てきて印象が変わったかも。

新井 出てくる前は、夜景がきれいで、地元にないものがたくさんあって、宝石みたいだと思っていたんですけど、やっぱり住んでみると慣れるものだなと思って。

庄司 「染まったな」って言われるよ。(笑)

中江 東京、楽しいけど好きじゃないかもしれない。矛盾しているけど。

庄司 東京女子流なのにね。(笑)

新井 やっぱり新しいものは東京からバッて広がるし、その楽しさはありますよね。

■大阪の中江さんは、東京に対抗意識とかないんですか?

中江 私は東京が先頭にいてほしいんです。自分のなかで理想でいてほしい。だから、いまのままがいいです。

山邊 本当に捉え方が全然違うね。

■「作詞:majocco」と書いてありますけど、ジャケットを描いたmajoccoさんが作詞もされたんですか?

中江 そうなんです。初めて作詞をしてくださったんですよ!

山邊 本当に素敵な詞で、女の子にしか書けない内容だと思うんです。「ハイヒールの音で 泣いて」とか。女の子にも刺さってほしいですし、男性の方にもグッと来ちゃったと思わせたいので、どう表現するかが大事だなと思っています。

■確かに「ハイヒールの音で 泣いて」は、男性からは出てこなそうですね。僕は「キスして踊ってずぶ濡れ」も女性っぽいなと思いましたけど。

中江 女性らしさが全面に出ていますよね。

■この2曲で2018年の女子流が本格始動するわけですけど、4月には最年少の新井さんが20歳になって、全員が成人しますよね。何か変化はありそうですか?

新井 どうなんですかね?そんなに感じないですけど。

■3人は20歳の先輩として、何かありました?

山邊 お酒が飲めるとかはあるんですけど、特に変わったことはなくて。むしろ21歳になってから、将来を見据えなきゃとか、考えが変わった気がします。

庄司 大人として見られちゃうので、一般常識とか、マナーとか、あと全然くだらないんですけど、実家に帰ったときにお年玉あげなきゃいけないのかな、とか。(笑)

山邊 弟にね。(笑)

庄司 それと親孝行とか。そういうことは考えるようになりました。ちゃんと自立して生きていかなきゃみたいな。

山邊 ひとみは日本語を勉強しないとね。

新井 イチから勉強しないと…。でも、18歳のときに車の免許を取ったので、そこからは大人に近づいているのかなと考えるようになりました。

山邊 いままでもこれからも、ひとみは常に最年少なわけじゃないですか。みんなに「おねえちゃん、おねえちゃん」みたいな感じで来ることもあるし、ずっと妹でいるから、実年齢よりも年下に見られがちなのかなとは思います。メンバーからすると、そこがかわいいんですけどね。

中江 上を見て育つから、悪いお手本にならないようにしなきゃとは思います。

新井 みんながまともなことを言っているので、私もまともな感じで受け答えしていきたいです。

庄司 まともなこと。(笑)

中江 既に言葉の選択がね。(笑)

新井 でも、20歳になったら、大人として厳しい目で見られるだけじゃなくて、楽しくなる部分もあると思うので、それを純粋に楽しめたらいいですね。楽しいことをいっぱい見つけたいです。

中江 うちらは変わらず側にいるし、親よりも一緒に過ごしている時間は長いと思うので、不安になったときは、いつでも話してくれたらうれしいな。でも、新たなひとみになったとしても、昔に戻った姿もたまには見せてほしいなって勝手に思います。

庄司 親目線。(笑)

中江 だって、巣立って行ったら淋しくないですか?

■結成から8年経っても、まだ20歳なわけじゃないですか。いつまで女子流を続けていると思いますか?

庄司 そこはあんまり考えたことなくて。できる限り女子流でいたいなって、最近めちゃめちゃ思うので…いようね!(笑)

山邊 体力が尽きるまで?(笑)

庄司 何していいかわかんない。女子流がなくなったら。

新井 待って、アルバイトってこと!?

庄司 現実的すぎるでしょ。(笑)

新井 接客とか絶対できないから。

山邊 キッチンやっとけばいいじゃん。(笑)

■女子流30周年とか見たいですけどね。

庄司 「10周年迎えようね」とは、ずっと言ってたよね。

山邊 事務所の先輩のTRFさんとか、お父さんよりも年上なのに、バッキバキに踊っているので、そういう方たちを見ると、やれないことはないんだなと思います。

中江 この変わらずな関係でいたいですね。

■続けられる限りは続けたい?

庄司 それこそ「君の欲しいさよならを、わたしはまだ言えない」ですよ。(笑)

Interview & Text:タナカヒロシ

PROFILE
2010年結成のガールズ・ダンス&ボーカル・グループ。東京からアジアそして世界へ「音楽の楽しさを歌って踊って伝える」ことをコンセプトとして活動。それぞれ個々で別ユニット活動やメンバー個々でモデル、映画や演劇など、活発に活動中。

http://tokyogirlsstyle.jp/

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