THE BEAT GARDEN ニューシングルで描いた“未来への不安と希望”
3ヴォーカル1DJグループのTHE BEAT GARDENが、5枚目のシングル『僕がいる未来』を3月7日にリリースする。今作は、自分だけが歩める<明日という未来>への不安と希望を描いたエモーショナルな1曲。「泥臭くても自分らしく歩んでいける明日の事を未来と呼ぶのかもしれない」という、等身大の気持ちを詰め込んだナンバーになっている。2017年9月にメジャーデビュー後初のワンマンライブ「Sprout Tour」を大成功させた彼らは、2018年にどんな明日(未来)を描いているのだろうか。
■前回お会いしたのが、昨年のライブ「Sprout Tour」振りなので、まずはこちらの感想から聞いていこうかと。
U メジャー1stアルバム『I`m』を携えてのワンマンだったので、イメージしていたことがライブでうまく表現できて、来てくれた方にもいい反応がもらえたのが嬉しかったです。自分たちのすべてのパワーを出し切ったので、とにかく楽しかったのと、もっといいライブをしたいと思いましたね。
REI ワンマンライブって対バンやフェスとは違って、僕たちのことを気になってくれている人が集まってくれるので、より絆を深められる場でもあるんじゃないかなって。そういった意味でも、距離が近くなった、より歩み寄れたライブになったと思います。
MASATO 待ち望んだワンマンでしたし、自分たちが表現したいことをひとつの形にできた空間でしたね。それができたから、今後の活動にもより意欲的になっていて「次はこうしたい」というアイデアもどんどん浮かんでいますし、良いきっかけになったライブでした。
SATORU ワンマンならではの空気感はもちろん、“サイドディッシュ”など、初めて披露する曲をみんなと共有できる特別な空間だったので、すごく楽しかったですね。3人も言っていたように、次にやりたいことが増えていっているので、このワンマンが良い刺激になりました。
■今回のニューシングル『僕がいる未来』は、ワンマン後に制作された楽曲ですか?
U そうですね。去年の10~11月くらいから制作が始まりました。
■“僕がいる未来”このテーマができたきっかけは?
U 3月に発売されるということで、はじめは、春を感じられる曲を作りたいと思って制作が始まったんです。REIとメロディを20曲ほど作って、そこから絞っていって、歌詞を書いて。何度も歌詞を書き直しているうちに、等身大の気持ちを書いた方がいいなという気持ちに変わっていったんです。歌詞にも出てくる「未来と呼ぶのかな」というフレーズが最初にはまって、そこから未来というものを広げていった感じですね。
■公式ブログで拝見しましたが、制作ではかなり悩まれていたそうで。
U 歌詞に悩んでいたというよりは、制作期間中に実生活でいろんなことがあったんですよ。僕の恩人が体調を崩してしまって、「この人がいたから東京ドーム公演とか、いろんな夢を描けていたんだな」と気づいた時期があったんです。そんなことを思い返しながら、歌詞も書いていきましたね。
■曲展開もすごくドラマチックだと思うんですが、トラックメイクの面でも新しい発見はありましたか?
REI 今回は歌詞のメッセージを届けたいということを前提にして、トラック作りを心掛けましたね。トラックとしては希望や光というイメージを自分なりにかみ砕いて、サウンドに落とし込みました。
■今まで以上に歌詞が頭に残る楽曲であり、日本語EDMがこの曲でより印象付けられると思います。MASATOさんやSATORUさんがこの曲を最初に聞いたとき、どんな印象を持ちましたか?
MASATO 僕はJ-POP育ちなので、この曲のメロディがすごく好みなんです。未来性も感じて、それに歌詞がついて、より疾走感も生まれるので「未来」という言葉にふさわしいなと。初めて聴いたとき、僕も未来について考えたことを思い出しました。
SATORU この歌詞がメンバーのグループLINEに送られてきたときに、「Aメロの言い回しを変えた方がいいかもしれない」と初めて歌詞についてUさんに意見というか、相談したんですよ。
U うん、言ってくれたよね。
SATORU メンバーの中でも一番ファンの感性に近いのは僕なのかなと思っているので、「そのニュアンスだと伝わりづらいかも」とUさんに言って。そうしたら今回の歌詞が上がってきて、より心に響くようになったというか。漠然とした感じでUさんに伝えてしまったので、今回の歌詞になって、流石だなと思いましたね。明日も頑張ろうと素直に想える曲だと思います。
■MVは幻想的な空の色だったり、夜景が儚さを感じさせる映像に仕上がっているんですが、実際の撮影はいかがでしたか?
U 夕日のカットをメンバーそれぞれで撮っていたんですが、残念ながらSATORUのときには沈んでしまいました。(笑)
MASATO 夕日が沈むのがすごく早かったんですよね。僕らも撮影のときは、楽屋から走って屋上(現場)に向かいましたもん。
U 僕ら3人は夕日をバックに良い感じで撮影できたんですが、SATORUが来た瞬間に闇に包まれるという。なので、彼は暗闇の中で撮影していましたね。