■出だしから“Don’t think, feel.”が流れることで、よりTHE BEAT GARDENの世界観に引き込まれる気がします。さて、今回の『I’ｍ』で、メンバーそれぞれの想い入れがある1曲を聞かせてください。
U 僕は“サイドディッシュ”ですね。メジャーデビューしたての時は、エレクトリックダンスロックというものに固執していて、そこから抜けられなくなっていた自分たちがいました。でも、最近は自由にいろんな曲を作っていて、“サイドディッシュ”もそのひとつ。レコーディングの休憩時間に、4人で遊びながらメロディを作ったのがきっかけなんです。僕、久保田利伸さんがきっかけで歌を始めているので、“サイドディッシュ”にはR＆Bのエッセンスも含まれていると感じています。歌っても、聴いても楽しい曲なので、いつも朝から聞いています！
■朝にぴったりな耳心地がいい1曲に仕上がっていますよね。MASATOさんは？
MASATO 僕は“answer”ですね。最近、初めてライブで披露したんですけど、単純にダブステップに変わる瞬間がすごく好きで、心地いいんですよ。ライブでどんどん成長していくのが楽しみな1曲ですね。
■前回の“Don’t think, feel.”のリリースインタビューでも、「もっと大きな揺れを見られる期待を込めて収録した」とUさんが言っていましたよね。ライブで観られる日が個人的にも楽しみです。続いてSATORUさんは？
SATORU 僕は“Promise you”ですね。唯一、MV撮影で山中湖にロケに行ったのが印象的でした。
U うん、一応あれはパリっていう設定だからね。
SATORU （笑）。山中湖（※パリ）まで行って、REIくんの外ロケのときに大雨が降ったのも思い出にあって。何より、僕が初めて“Promise you”を聞いたときにすごくいい曲だなと思ったんです。昔、“Konayuki”いう曲を聴かせてもらったときと同じくらいテンションが上がりましたね。「これは売れる！」と。(笑)
■そんな思い入れがあったんですね。では、最後にREIさんは？
REI 僕は“Just Before Dawn”ですね。一番最後の曲。デビューして最初の1年は、エレクトリックダンスロックのスタイルを築くことにこだわっていましたが、今は“Sky Drive”や“Don’t think, feel.”が生まれて、ひとつの形ができたので、何か違うものを取り入れてみたり、もっとシンプルに最低限必要なものだけで楽曲を伝えてみたりとか、曲の根本的なところに目を向けて作った楽曲が“Just Before Dawn”なんです。なので、アコギでシンプルに歌詞の世界観を伝えていて。歌詞も過去の気持ちや、未来へのメッセージも含んでいる曲なので、アルバムのラストにふさわしいんじゃないかなと思います。
■メジャー2年目に向けての曲にも聞こえますよね。ところで、9月に遂にメジャーデビュー後初のワンマンライブを控えていますが、意気込みをお聞かせください。
U 『Sprout Tour』の文字通り、「芽を出す」ツアーという意味です。『I’ｍ』は新しい自分たちのライブをイメージして作ったので、その楽曲がすべて詰まったライブを披露します。今までは無鉄砲でがむしゃらにライブをしてきた部分もありますが、みんなの感情を揺さぶれるステージにするので、楽しみにしていてください！
Interview & Text：日野綾
PROFILE
作詞、作曲、トラックメイキングを自身でこなす3VOCALS+1DJの4人組。2012年、大阪の専門学校で出会ったU、REI、MASATOでグループを結成。2015年12月よりサポートDJ SATORUが新メンバーとして加入。2016年7月27日にファーストシングルでメジャーデビュー。その後、サマソニをはじめ多数の大型フェスに出演。
RELEASE
『I’m』
初回限定盤（CD+DVD）
UMCK-9917
￥4,800（tax in）
通常盤（CD）
UMCK-1581
￥3,200（tax in）
ユニバーサル シグマ
8月23日ON SALE
LIVE
THE BEAT GARDEN One man LIVE“Sprout Tour”
9月9日（土）UMEDA CLUB QUATTRO
9月23日（土）渋谷O-WEST
2017年9月2日（土）TOKYO GIRLS COLLECTION 2017 AUTUMN/WINTER
さいたまスーパーアリーナにも出演
