6通りの愛のカタチ
恋を経験したすべてのひとに贈る2ndアルバム
北海道在住のシンガー・ソングライターデュオ、Softlyが2ndアルバム『ふたりの距離』をリリースする。いましか歌えない6通りの恋愛模様、そこにある“ふたりの距離”。うまくいく恋もそうでない恋もこんなにもポップに歌われたら、それはいつしか聴くものの勇気や力、希望になる。恋を経験したすべてのひとに聴いてほしいこのアルバムについて、結成のエピソードも交えMUTSUKI（Vo）とHARUKA（Gt）に話してもらった。
■お2人の出会いはTwitterということで、すごくおもしろいなと思ったんですけど。
MUTSUKI わたしがTwitterで「バンドやりたいな～」ってつぶやいて、それを共通の友人が見て「ギター弾いてる子知ってるよ！」って紹介してもらって、カラオケボックスで会って、会ったその日にSoftlyを結成したんです。
HARUKA こういう出会いを経験したことがないし、しかも音楽だけでつながるって自分でもびっくりなんですけど。初めて会うときの期待度がすごく高かったんですけど、MUTSUKIちゃんはその期待度を思いっきり超えてきたんですよね。歌声はもちろん一緒にいると新しい自分になれるというか、この先に何が待っているんだろうっていうワクワク感がすごく大きくて、もうこれは運命だ！って。（笑）
MUTSUKI わたしにとってバンドがやりたいっていうのはイコール音楽をやりたいってことだったんですけど、HARUKAちゃんに会って、HARUKAちゃんと一緒に音楽をやりたいっていう気持ちが強かったし、とにかく2人でやるのが楽しかったのでどんどん話が進んでいきましたね。
■それまでそれぞれバンド経験はあったんですか？
HARUKA わたしは中学3年生からギターを始めて、高校で軽音楽部に入ってそこでバンドを組んで、最初はバンドもやりながらSoftlyをやっていましたね。
■カラオケボックスで初めて会うときはギターを持って行ったんですか？
HARUKA 持って行きました。MUTSUKIちゃんは歌がすごく上手だってその共通の友人から聞いてたので、自分も得意なものを持って行かなくちゃいけない気がして。
■なるほど。
HARUKA どういう流れかは忘れちゃったんですけど、作詞・作曲をしてみようということになって、そこで2人で初めて1曲完成させたのも結成に至るきっかけですね。
■すごいですね。MUTSUKIさんはSoftlyをやるまでは音楽活動は何かされてました？
MUTSUKI 歌うことが好きでカラオケによく行っていたくらいです。音楽に触れる機会はあったんですけど、Softlyをやるまでは自分から何かをやるってことはなかったです。
■Twitterでつぶやいたときはどういう気持ちだったんでしょう。
MUTSUKI スポーツやいろんなことをやって輝いてる人たちが周りにいっぱいいたんですよ。有名になる人も多くて。それで自分も何かしたいなと思って、いちばん自信があるものはなんだろうって考えたとき、それが歌だったんです。歌がいちばん自信あるなって。それでやりたいと思ってつぶやいてみました。
■2013年のその出会いから2016年のメジャーデビューまで軽快に進んできましたが、ご自身たちではどう感じていますか？
MUTSUKI 高校3年間でデビューできなかったらSoftlyはやめて違う夢を見つけるって決めてたんです。だからそう決めてからはやりたいと思ったときは曲を作って、やりたくないなと思ったら2人で遊んだりして。今日はこっち、今日はそっちって、2人で初めて会ったときから、常にすぐ決めてすぐ動くって感じでやってきたので、ここまでスムーズに進んだのかなって。性格は全然違うんですけど、そういうさっぱりしてるところは似ていて、決断して行動するのはすごく早いと思います。
HARUKA 高校生のうちにデビューできなかったらやめるって決めてたので、常に何かを吸収したり、新しいことをやろうとしていましたね。You Tubeに動画をあげたり、ツイキャスしてみたり。でも、2人でやるのが本当に楽しかったから、そうやっていろいろ決断してやってこれたんだと思います。初めてのことを経験するのってやっぱり不安もあるんですけど、2人だから支え合える部分も大きいし、だからいつも「これやってみたいよね、あれやってみたいよね」って言いながらやってきましたね。
MUTSUKI なんとかなるさ精神です。（笑）音楽というものの前にこの2人で会えた奇跡があって、友達というよりはもう家族よりも会ってるし、その2人で会う楽しみの中に音楽をやる楽しみがあるから、不安よりも2人がやりたいことやいま楽しいと思ってることを素直にできるんじゃないかなと思います。
■出会いからして奇跡ですからね。2人だったら大丈夫かも、この先もいろんな奇跡を起こせるかもって思えますよね。
HARUKA それはありますね。
MUTSUKI 理由のない自信がありますね。
