今夏はこの2曲で決まり!サイサイが贈る胸キュン・スプラッシュ・サマーチューンズ
あいにゃん(Ba)、ひなんちゅ(Dr)、すぅ(Vo&Gt)、ゆかるん(Key)
これまでも幾つかの夏曲を発表してきたSILENT SIREN。それらは爽やかで開放的、スプラッシュな「ザ・夏」な楽曲、もしくは、ややサヴタージ感のある夏の夕方や夏の終わりの切ない雰囲気が似合う楽曲のどちらかが多かった。しかし今回の“19 summer note.”は、それらとはやや趣きが違ったもの。その2極を同居させ、サマーパーティー感たっぷりなんだけど、どこかキュンとさせる要素やエモさが伺えるのも特徴的だ。加え、カップリングには既に発表され、話題&人気の究極のめしテロナンバー“天下一品のテーマ”を収録。この夏、この2曲でサイサイは各所の夏を制しにかかる!!
■今回のタイトル曲の“19 summer note.”は、まさに「ザ・サマーソング」といった趣きの楽曲ですね。
すぅ 私たちってけっこうこれまでも夏曲を多く出してきて、「夏曲には強い」との自負もあるんです。それもあって、「どうせこの時期に出すんだったら、これまでの夏曲を更に上回る曲を作ろう!!」と。従来の夏曲とは違った感じで、且つこれからの私たちの定番になれる曲を目指し作りました。
■この曲の特徴として、解放感や爽やかさを有しつつも、どこか甘酸っぱさやキュンとした部分が挙げられます。
すぅ あからさまな盛り上がりソングよりかは、なんだか一緒に歌いたくなる曲が理想でした。それもあり、一緒に声を出したり、重ねたりしたくなる箇所やフレーズを随所に入れ込んでいます。あとはエモーショナルになりながらも切なさを感じつつ、だけど盛り上がる、みたいな。なので、コードもけっこうマイナーを多用していて。だけど、サビはメジャーコードでガツンとさせたり。
■その対象的な要素を1曲内に同居させている面も耳を惹きました。
すぅ 夏曲も「盛り上がる」「切ない」の、その両極はこれまでもやってきたので、その両方を1曲内で表せるのが理想でした。「コード進行はこういきたいけど、掛け声は入れたいし…」「疾走感やリズミカルな部分も欲しいけど、歌詞に沿ったキラッとした感じも入れたい…」、そんな盛り込みたい要素を加えていった結果が…。(笑)様々な理想を詰め込み、気づいたらこうなっていました。(笑)
ひなんちゅ もう、この曲の特徴は何故か分からないけど有しているエモさでしょう。(笑)すごく青春してるなって。これまでの私たちの夏曲って比較的4つ打ちが多かったんですが、今回は疾走感がポイントだったので8ビート寄りにしてみました。だけどサビは4つ打ちにして、叩いていてすごく楽しかったです。
あいにゃん すぅが作ってきた曲を基に、ホントみんなでいろいろと話し合いながらアレンジをツメていったんです。ベースもアレンジャーさんなしで自分で一から作ったり。おかげさまでこれまで以上に達成感がありました。
ゆかるん 逆に今回はキーボードはすごくシンプルにしました。いつもみたいにピコピコさせず。そうそう、途中のギターからキーボードへのソロのリレーション。そこもポイントだったりします。
すぅ ある意味、描写がはっきりとイメージ出来る歌詞でもあったので、演奏もそれを想起させるものや昼間から夕暮れに時間も移ったり等、その辺りの変化も上手く演奏で表現できたかなって。
■展開もけっこう目まぐるしいですもんね。
すぅ 始まって、気づいたら終わってた。だけど中ではかなりいろいろな展開があったり。そんな凝縮感のある曲にしたくて。実は当初はもっと長い曲だったんです。それをもうスパッと。それこそ歌詞の中の一瞬の夏のように。いろいろとあったけど、気づけば終わってた、みたいな。(笑)
■で、カップリングの“天下一品のテーマ”。もうこれは究極のめしテロソングですね。(笑)この曲はひなんちゅの天下一品でのバイト経験が歌詞の基になっているとか?
ひなんちゅ もうこの曲に関しては、これ以上ないってものを出せました。天下一品を歌にした際に、これ以上良い曲が出現することはないでしょう。(笑)途中ラップが入るんですが、そこでガラッと景色も変わりますからね。そこも盛り上がりポイントの一つで。「♪Hey!麺(メン)♪、♪Uh~!麺(ウーメン)♪」ですから。(笑)
ゆかるん サイサイは男子と女子で分けての掛け声もあるんで、その際にこれは使えるなって。実際、ライブでも声を出してくれるし。先日もフェスで自分たちのお客さんだけじゃない人たちの前で、おっかなびっくりやったんですけど、みなさんすごくリアクションしてくれて。改めてこの部分の必要性を実感しました。
すぅ 天下一品さんについて、ここまで愛着や愛情を持って歌っている曲は他にないでしょうから。バック自体いいのに、この秀逸な歌詞。もう「天下一品と言えばSILENT SIREN」と、頭にすり込んでもらいたいぐらいです。