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塩ノ谷早耶香 WEB LIMITED INTERVIEW

女子の仲良しベストフレンドは絆として最強 塩ノ谷早耶香が歌う、女友だちへの想い

シングルとしては、実に約2年ぶりとなる新曲“SMILEY DAYS”をリリースする塩ノ谷早耶香。これまでのシングル曲では、比較的バラードが多かった彼女だが、今回の楽曲は、明るく弾んだポップソングとなっている。北欧にて、現地のトラックメイカーや、これまでのジャンルとは違った作曲家と共に作り上げた、非常にブライトさ溢れる今作。これまでの彼女の楽曲にはなかったタイプの曲調に、自身の実体験を含んだ、親友観が終始きっちりと謳われているところも特徴的だ。女友だちならではの間柄や気持ちの共有を含め、聴く者の多くを自然と笑顔にさせ、同感されてくれることだろう。

■発売前から既にインストアライブ等で、この“SMILEY DAYS”を披露してきていますが、リアクション的にはいかがですか?

塩ノ谷  テンポも良く、非常にノリやすい曲なので、どの会場でも、みなさん自然と手拍子をしながら楽しんで下さっているのが非常に伝わってきますね。私自身、とても楽しんで歌わせてもらってます。

■これまでの塩ノ谷さんのシングルとは曲調も違いますが、その曲調に驚かれた方も多いのでは?

塩ノ谷  曲での私しか知らない方は、意外に思われたかもしれませんね。だけど、普段の私って、このように明るいタイプなので、その私の素の部分をようやく歌でも表してきたと感じて下さるファンの方も多いんです。あっ、あと今回、「アーティスト写真の雰囲気が変わったね」と言われることも多いですね。

■そうですね。今回は非常にナチュラルな印象を持ちました。

塩ノ谷  これまではちょっと大人びた雰囲気を出してましたからね。それに対して今回は、比較的実年齢で、より自然な雰囲気を出せたかなって。

■この“SMILY DAYS”も、より実年齢に近いですもんね。ちなみに今回のこの曲調への変化は、どうして?

塩ノ谷   実は私、2月に一週間ぐらいフィンランドに行ってたんです。作曲の「Co-Write(共同作曲)キャンプ(「A-pop Castle」)という催しがあり、それに参加しに。その際に向こうで作ったのがこの曲だったんです。

■では、この楽曲はフィンランド産?

塩ノ谷  そうですね。現地で他の作曲家の方と一緒にゼロから作り上げました。これまでバラード系の歌が多かったんで、今回は、ちょっとみんなで笑顔を共有できるような曲を作りたいなというところもあって。自分でいろいろとアイデアを出しながら形にしていきました。

■でも確か、あのキャンプは、当日、誰と組まされるか分からないんですよね?

塩ノ谷  そうなんです。いろいろな国の方々が参加されていて、1日に1曲づつ計3曲作ったんです。そんな中、この“SMILY DAYS”に関しては、日本人の女性の方と、フィンランドのトラックメイカーさんと作りました。日本人の女性の方は、ジャズ系やけっこう陽気な曲が得意な方だったので、逆にすごく今回のアイデアとマッチングして。私が作りたかった世界観を非常に理解して下さって、すごくスムーズに作り上げることができました。

■ちなみに、その描いていた世界観というのは?

塩ノ谷  聴いた人が自然と笑顔になれる、女の子に共感してもらえる、それでいて可愛らしい、いわゆる女の子らしい曲ですね。あとは、90年代独特の曲調……、それらを伝えさせていただきました。自分的には、上手くフィンランドならではの、聴く方をキュンとさせる要素も取り入れられたかなと。

■その辺り非常に表れています。で、そこから今回の親友というテーマに至ったのは?

塩ノ谷  今回の曲が完成してそれを聴き返した時に、<笑顔>ってキーワードがパッと浮かんだんです。そこから、自分が最も笑顔や素になれる瞬間っていつだろう……?と思い返した時に、女友だちと会っている時かも……と思い当って。そこから笑顔をテーマに、シチュエーションを女友だちに設定して書いてみたんです。

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