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NoGoD WEB LIMITED INTERVIEW

団長(Vo)、K(Dr)、Kyrie(Gt)、Shinno(Gt)、華凛(Ba)

NoGoD、4年ぶりニューシングル表題に壮大なバラードナンバー!

アップテンポで煽るような激しいサウンドが代名詞ともいえるNoGoD。そんな彼らが4年ぶりに私たちに届けるシングルは、どれだけ声を上げても届きはしない誰かへ向ける、切なくも壮大なバラードだった――。4月21日にいよいよ放たれる“Missing”に込めた幾層もの想いと、それとは裏腹な、思わずクスリと笑わずにはいられない彼らの“素顔”(文字通り!?)を、この場でお届けしたいと思う。

■今回、約4年ぶりのシングルリリースということで。満を持してといった感があるかと思いますが、出来上がってみて心境はいかがですか?

Kyrie 僕らが作品を作り上げてからお客さんに聴いて頂くまでに、ある程度のタイムラグがあるじゃないですか。それこそ、ついこの間までMVの撮影をしていたり、次のツアーに向けて動き出していたり…、なので今はまだふわっとしていますね。やっぱりお客さんの手元に届いて何かしらのリアクションをもらったり、実際にライブで演奏して、初めて実感が湧いてくるものだとは思うので。

Shinno 僕はボーカルの真価が問われた曲になったなと思っていますね。歌い方だったり表現するものだったりが、すごくストレートに出せたのかなと。それは今まで団長が確かに持っていた部分ではあると思うんですけど、新たな一面が見られたような気がします。

K いつもと雰囲気の違う曲ではあるので、ライブで反応を見るのが純粋に楽しみですね。どういうふうに聴いてくれるんだろうって。

団長 曲調的に、日本ではマーケットの少ない作品ではあるので、受け入れてもらえるかっていうのは気になりますね。流行りを狙った曲ではないですし…。受け入れてもらえたらいいなと思う感覚と、こういう音楽がもっと流行ってほしいっていう願いも込めてというか。自分はバンドサウンドが好きなので、だからといってEDMのような音楽が悪いとかじゃなくて、もうちょっと日本でも主導権を取り戻してほしいんですよ。なので少しでも多くの人の耳に触れてもらえたらいいなと思いますね。ポップさもしっかりある楽曲なので、こういう音楽に馴染みのない人も、意外に聴きやすいなって思えてもらえたら嬉しいですね。

華凛 うーん、今日着てる服がほぼ全員パーカーっていうのがびっくりですね。(笑)

一同 (笑)。

団長 そういえば俺、この表紙(VANITYMIXのSPRING号を見て)のエド・シーランにちょっと似てるよね?帽子とか髭とか眼鏡とか…。俺、エド・シーランけっこう好きなのよ。

華凛 じゃあなんでお前と彼にはこんなに差があるわけ?

団長 そりゃイギリス人だからでしょ!(笑)

■そうかもしれないですね。(笑)戻りまして、今回このエモーショナルなバラードをリード曲に持ってきたのにはどういった経緯が?

団長 NoGoDのパブリックイメージがメタル感たっぷりの速い曲なのかなと思うんですが、もちろんそういう面もあるし、実際好きなんですけど。今回は一風違ったものをと……。今までは、今回みたいな楽曲をシングルのリードにするっていうのが怖かったんですよ。NoGoDの速い曲を聴きたいっていうファンもたくさんいてくれてるし、その期待に応えなきゃいけないっていう思いもあったので。だけど去年11周年に入った時にバンドを見つめ直してみて、今の俺たちならどんな曲でも伝えたいことを伝えることができるんじゃないかっていう自信みたいなものも生まれていて。その流れからか、“Missing”をシングルにって話が出た時に、誰も反対しませんでしたね。

■なるほど。なるべくして選ばれたわけなんですね。今回のリリースのために書き下ろされたんですか?

Kyrie そうです。新録の3曲は全て今回のシングルのために書きましたね。

■曲は全てKyrieさんが?

Kyrie 原曲は僕が書いています。

■Kyrieさんの持ってきたデモを聴いた時、どんな印象を持ちましたか?

団長 やっぱり“Missing”はずば抜けて珍しいなと思いましたね。こういう引き出し、久しぶりに見たなっていう。これがシングルに入ったら面白いなという好奇心も生まれましたし。逆に言うと、2、3曲目は僕らにとって馴染みのある曲調だったんで珍しさというよりは、ライブでキラーチューンになりそうだなと思いました。

■珍しいということでしたが、Kyrieさん自身はいかがですか?

Kyrie この曲は、今回のシングル用に10曲くらいデモを書いている中で、最後にできたものなんですよ。さっき団長も言っていた通り、僕らってテンポの速い曲がすごく多くて。今回も同様にほとんどアップテンポの曲を書いていたんですけど、2週間ずっとそういう曲ばかり作っていたら感覚が若干マヒしてくる感じがして。(笑)並行してデモの歌詞も書いているので、曲調が偏っていると、自分の中で膨らますイメージやメッセージも偏っていってしまうんですね。なので、もっと違うものをやりたいなと思って最初の気持ちとしてはオマケぐらいの楽な気持ちで作ったような感じです。(笑)もちろん本当にオマケじゃないですけど、自分のそういった気持ちの動きに合わせて、すんなりと生まれましたね。

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