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MOP of HEAD WEB LIMITED INTERVIEW

George (Ma)、Kikuchi (Gt)、Satoshi (Dr)、Hitomi (Ba)

MOP of HEADの現在とこれからの野望、熱望、大望がギュッと詰まった全6曲のSF映画

その時々の自身のモードが都度楽曲に反映され、作品毎に進化/変貌を遂げてきたMOP of HEAD。これまでに発表された数々の作品群は、ダンスミュージックに根ざしながらも、常に新しい表情や側面を魅せ、我々を驚かせてきた。そんな彼らがニューミニアルバム『Aspiration』を発表した。熱望、大望、野望、願望の意味を持つ今作は、これまでの彼らの遍歴や幅や糧となってきたことを各曲に擁しつつも、今後のダンスミュージック・シーンを提示してくれる1枚。良い意味での、現状、そしてこれからのMOP of HEADが分かりやすく伝わりやすい全6曲となっている。そう、「MOP of HEADってどんなグループ?」と訊かれた際、この1枚を渡せばこと足りる。そんな1枚だ。

■今作はこれまでの様々な時期のMOP of HEADの良いところが凝縮された作品印象を持ちました。

George   これまでは自分たちの作品観や、“こういった音楽が、いま新しい!!”といった提示欲も強かったですからね。だけど僕らも30歳になり、ここにきて、“自分たちの良いところを多くの人に聴いてもらいたい!!”といった欲も出てきたんです。自分たちのストロングポイントを改めて伝えたくなったというか……。ここから僕たちに興味を持ってもらい、これまでもさかのぼって聴いてもらえる、そんなきっかけの1枚に今作がなって欲しくて。

Kikuchi   これまではわりと〈俺たちが最先端だ!!〉的な意識が強かったんですが、今回はそれもあまり頭に無く。結果、どちらかというと今のシーンのカウンター的な意味の方が強い作品になったかも。

■しかも、6曲でガシッとそれらをまとめ上げたところも驚きました。

George  そうですね。前々作(『Vitalize』)を出した時点からフルアルバムの必要性に疑問を抱き始めて。10何曲入りのアルバムも最近は減ってきているじゃないですか。段々と5~6曲で作品をリリースするモードに移ってきている。それもありますね。

■前作が全編に渡り歌もの作品だったので、みなさんのことですから(笑)、てっきり今作は、その反動で完全なガシガシのインストアルバムと勝手にふんでいましたが、歌もの対インストが2対4の割合でした。(笑)

George   前作で歌ものの作品は一区切りにしようというのはありました。今作はそれ以降、いわゆる、<うちらだと、こんなにも良質な音楽が作れる>を提示する為の一枚にしたくて。そういった部分での比率ですね。従来のうちらお得意のインストと、最近手に入れた武器の歌モノを同居させる自然なバランスと言うか……。曲数は少ないけどクオリティは高い、そんな作品を目指しましたから。あとは、これからの活動への標榜になる一枚との意味合いもありましたね。

■6曲入りながら全体的にキチンと大きな一つの物語や流れを感じました。

George  ある程度作っていくと、〈ここでこういったタイプの曲が欲しいな……〉と楽曲イメージが湧いてくるんです。特に今回はSF映画のようなものにしたくて。各曲のタイトルしかり、全体的なイメージしかり。今回は1曲目“Galactic”と6曲目“Prism”が最後に出来たんですが、まずは2曲目~5曲目が出来て、それのオープニングやエンディング的な曲が欲しくなり、この2曲を追加で作ったんです。しかもレコーディング終了後に。(笑)

■少ない楽曲数ながらしっかりアルバムばりのボリュームがあります。

George  ちょっと最初は創作スランプに陥っていたところがあって。そんな中、2曲目“dear sad big laugher Feat. UCARY & THE VALENTINE”が一番最初に出来たんです。この曲に関しては開き直って、〈こうなったら思いっ切りシンプルでうるさいのを作ろう!!〉と。結果30分で出来ました。(笑)「ザ・ラプチャーみたいなのやろう!!」と。これが周りから「カッコイイ」との評価をもらい、「カッコイイ」なんて反応、久しぶりだったんで、つい嬉しくなって……。

Kikuchi  そこからようやく制作の重い石が転がり始めました。(笑)以降は速かったですね。今年の年明けなんて曲が出来なくて死にたかったですもん。(笑)

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