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伊藤千晃 VANITYMIX 2018-2019 WINTER PICK UP INTERVIEW

■個人的には今作はきっと、歌やダンスが映えるアッパーな曲やダンサブルな曲が多い作品を予想していましたが、結果、全編ミディアム調だったのは意外でした。

伊藤 サラッと聴けますよね。若干カロリー控え目だし。(笑)今回は「心地良いサウンドに自分の歌声を乗せてみたい」というのが強くあって。自然と流れていて心地良くて、気づいたら合わせて身体を揺らせていた、そんな楽曲たちが理想だったんです。逆にエネルギッシュな曲は、今は違うなって。そういった意味では、いいテンポの曲が揃ったと自負しています。

■歌い方も全編心地良いですもんね。

伊藤 その辺りは担当ディレクターといろいろと話をしました。こちらも心地良いが裏テーマとしてあって。ちょっとでも力が入って歌っていたら、「もう一度歌い直し!」、みたいな。出来るだけ肩の力を抜いて、気持ち良く鼻歌でも歌っているような気持ちで、各曲心地良く歌わせていただきました。

■“LOVE or LIPS”は、タフでクールで強い女性像が思い浮かびます。

伊藤 この曲は良いスパイスを入れられた楽曲で唯一ダンスが似合うナンバーになっていると思います。力を入れずにリズムを刻みながら歌いましたが、音を聴いて、おしゃれな印象を受けたので、何かファッションやメイクに落し込みたくて。そんな中、私の中で女性の象徴ってリップだなと思ったんです。

■それでリップを歌詞に?

伊藤 毎シーズンコスメのリップってすごい種類が出ますからね。グロッシーなものや、マットなもの…。色も様々で、それをみんなどうチョイスしていくの?そこに自分の選択をしていこうよ。美しさにルールはないでしょ?というところにこの曲を落とし込みたくて。あとは今、リップに限らず情報も多様化しているじゃないですか。その中で自分らしいものを見つけて進んで行こうと。でもこの曲のおかげで、また新しく自分ならではの強味を活かした歌の伝え方、届け方を見つけられました。

■では今回のアルバムを作り終えて、自身でもようやく様々な自分らしさに出会えたと?

伊藤 それはあります。伊藤千晃をこの5曲で例えるなら、おしゃれで、ファッショナブルで、メイクをやりたい私もいれば、マインドを出したい私、陰な部分の私もいれば、想いを伝えたい自分もいて、様々な自分の側面を出せたし、気づけた5曲なのかなって。

■VANITYMIXの読者に、伊藤さんからこの冬のオススメのコスメを教えて下さい。

伊藤 うーん…。NARSやGIVENCHYですかね。色の魅力で言えばこの2つの右に出るものはないんじゃないかなと。NARSの色はたまらないです。おススメの色は赤茶系ですね。私もこの冬はリップも赤茶を狙っています。

Interview&Text:池田スカオ和宏

PROFILE
男女7人組のダンスヴォーカルグループのメンバーとして活躍。2017年同グループを卒業後、コスメブランド「C-TIVE」のプロデュースや、アパレルのコラボ商品開発などで幅広く活躍中。 ジュニア野菜ソムリエの資格も取得し、美容やファッションに関する豊富な知識で同世代の女性からの支持も高く、2018年より音楽活動も本格的に再開した。

https://avex.jp/itochiaki

RELEASE
『New Beginnings』
ito_j_2cd
2DISC(CD+DVD)
AVCD-96036/B
¥2,268(tax in)

ito_j_1cd
1DISC(CD)
AVCD-96037
¥1,620(tax in)

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