INFINITE WEB LIMITED INTERVIEW

インタビュー, 音楽

■自分が知らなかった自分とは？

ホヤ　僕はもともと、ひとりでいる時間も多かったし、自分がそんなに寂しがり屋だとは思っていなかったんです。でも、済州島という馴染みのない土地にひとりで行くことによって、自分は寂しがり屋だったんだと悟ることができました。これからは寂しい思いをしないように、一生懸命笑いながら生きていきたいと思いました。

ウヒョン　僕は小さい頃からひとりでいる時間が多くて、寂しがり屋なんです。特にこれといった出来事はないですが、最近でも気持ちが沈んでしまった時期を経験したので、そういった感情をうまく歌に込めていきたいと思います。

ソンジョン　僕は今年のはじめに、メンバーと一緒ではなく、ひとりで番組に出演したんです。『真の男』という軍生活を経験する番組だったんですけど、本当に貴重な経験をすることができました。それと今年は、人に裏切られた経験もしました。本当に辛くて、しばらく言葉も話せないような状態だったんですけど、メンバーと話すうちに克服することができました。

■メンバー同士でも、お互いの成長は感じていますか？

ソンギュ　とても感じます。本当に成長しました。

■大きく変わったなと感じるメンバーはいますか？

ソンギュ　ソンジョンさんとソンヨルさんですね。まずソンジョンさんは、初めて会ったときは高校生で、いろいろな部分で幼かったんです。でも、いまは人との接し方ひとつ見ても、本当にしっかりしてきたなと思いますし、大人になったなと思います。ソンヨルさんについては、昔は不平不満を言うこともあったんですけど、いまは自分に任せられた仕事に対して、より強い責任感を持ってまっとうしています。また、つらい状況に置かれている方々や不運な方々に対しては、寄付やボランティア活動もしていて、そういった姿を見ていると、本当に成熟したなと思います。

■INIFINITEはデビューから5年が過ぎて、いま言われたように「成熟」したグループになってきたと思うんです。いまのINIFINITEのどこを見て欲しいですか？

ソンギュ　深い痛みを感じてほしいというか。正直、いま同年代の人たちが抱えている悩みなどは、似たり寄ったりだと思うんです。僕たちも同じような痛みを抱えていますし、そういった部分で親しみを感じ、共感してほしいなと思います。

■昔は「シンクロ率99.9%」と言われたダンスがウリになっていたと思うんですけど、今回のアルバムを聴いて、それぞれの声が持つ魅力に改めて気付いたり、生バンドを入れたライブの映像を見て音楽的なこだわりを感じたり、本当に進化していますよね。

ソンギュ　僕たちのライブは、すべてバンドの方々に演奏していただいています。いままで80回以上は公演をしてきたと思うんですけど、それを通して学ぶこともたくさんありました。これからはそういった経験を活かして、長い間活動できる公演型のチームになっていきたいと思います。

エル　音楽的な部分も重点的に見ていただきたいですね。

ソンギュ　この何年か、僕たちは日本語の勉強も一生懸命しましたし、日本における有名な作曲家の方ともコラボしてきました。今回リリースした『For You』は、はじめ頃に比べると音楽的にも成熟したアルバムになったなと思います。これからも素敵な姿を見せられるように、新しい音楽への挑戦、新しい作曲家の方とのコラボをしていきたいと思っていますので、楽しみに待っていてください！

Interview＆text：タナカヒロシ

PROFILE
日韓で絶大なる人気を誇る7人組ボーイズグループ。オーディションを通じて選ばれた彼ら7名は、2年の準備期間を経て、2010年6月9日にデビューアルバム『First Invasion』を発表。アイドルという枠を超えた音楽性と一糸乱れぬダンスで鮮烈なデビューを飾る。1stフルアルバム『恋に落ちるとき』は、オリコン週間ランキング1位を獲得。2014年にはユニバーサルミュージック移籍を発表。移籍第一弾シングル『Last Romeo～君がいればいい～』が大ヒットを記録。シンクロ率99.9%の代名詞でトップアイドルの仲間入りを果たす。

http://infinite7.jp/

RELEASE
『For You』
sabu
初回限定盤（CD+BD）
UICV-9150
￥5,184（tax in）