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春奈るな WEB LIMITED INTERVIEW

声優デビューも果たしたアニメ『URAHARA』ED曲をリリース!

アニソンアーティストとして活躍する春奈るなが、原宿を舞台にしたアニメ『URAHARA』で主人公の一人、須藤りと役として声優デビュー!さらに自身が歌うエンディング曲『KIRAMEKI☆ライフライン』が11月8日にリリースされた。声優を担当することで歌にも変化が出たという彼女に、アニメの見どころ、シングルの聴きどころを語ってもらった。

■まずは初挑戦となった声優としてのお話を聞かせていただきたいんですけど、どういう経緯だったんですか?

春奈 実は話自体は2年くらい前からあったんです。そのときは主人公3人のうち1人を私がやらせていただけるとしか聞いてなかったんですけど、アニメの舞台が原宿なので、本当に原宿が好きで、原宿や原宿ファッションを愛している人にやってもらいたかったと最近になって聞きました。

■原宿は春奈さんが『KERA』のモデルとしてスカウトされた場所ですもんね。決まってからは声優としてのレッスンを受けたりしたんですか?

春奈 そうですね。お話をいただいてから、ちょこちょこレッスンには行っていました。それに、中学生くらいのときに、声優さんに憧れてセミナーに通っていた時期もあったんですよ。だから、ひとつの夢が叶ったなという実感があります。

■以前は声優をやるとか恐れ多いと言ってましたよね。

春奈 いまも恐れ多いです。でも「春奈さんにお願いしたい」と言っていただけたことが本当にうれしくて。不安もありましたけど、その言葉のおかげで挑戦しようという気持ちになれました。

■実際に須藤りとを演じるうえで、どんなことを意識されたんですか?

春奈 監督の久保亜美香さんが「骨格でキャストを選んだ」とおっしゃっていたんです。りとの骨格から出るであろう声を、作りすぎず自然に表現して欲しいと。だから、春奈るなを少し残しつつ、須藤りととシンクロすることを心がけながら演じました。私らしさを捨ててしまうと、骨格で選んでいただいた理由がなくなってしまうので、どういうバランスがちょうどいいのか、ものすごく模索しましたね。

■春奈さんから見た須藤りととは?

春奈 一見、ちょっとクールなんですけど、友達想いで、意外と男らしい面もあって、すごく芯のある子だなと思いますね。でも、どこか闇を持っているような部分もあって、そういうところも魅力的だなと思います。

■自分との共通点を感じる部分はありますか?

春奈 好きなものが明確になっているところは、似ているのかなって。りとは絵を描くことを奪われないために戦っているんですけど、私も大好きな歌やアニメが誰かに奪われそうになったら絶対に戦うと思うので。りとは感情表現が苦手で、そのぶん絵にして表現する子なんですけど、それは私に置き換えると歌になるんだろうし、クリエイティブで感情を表現するということも、似ている部分なのかなと思います。

■いちアニメファンとして感じる『URAHARA』の魅力は?

春奈 ポップなビジュアルとは全然違ったストーリーが展開していくんです。一見、カラフルでかわいらしいんですけど、主人公の3人がいろんな葛藤にぶつかるシーンがあって、そこでそれぞれが抱えているものや過去に抱えていたものが見えてきて、「こんな展開になっちゃうの!?」みたいな。ただかわいいだけじゃなくて、そういうダークな部分も魅力的ですね。

■エンディング曲の“KIRAMEKI☆ライフライン”も春奈さんが歌っていますが、どんなことを意識して作られたんですか?

春奈 今回は歌詞をSakuさんと共作させていただいて、カラフルな色味とか、クリエイティブなことをする楽しさみたいなものを表現しました。「カラフル人生 ソウゾウしたいの」という歌詞は、想像と創造の2つの意味があるので、あえてカタカナにしてみたり、一つ一つのワードにもこだわって。あと、「捨て身の覚悟で戦場へ」という歌詞のあとに、「いやいや!ちょっと待て!」というツッコミが入ったり、カラフルでかっこつけてるんだけど、かっこついてない、ちょっとポンコツな女の子をイメージしているんです。かっこよさとかわいさ両方を表現できたと思います。

■曲調もジャズやロックの要素が入っていて、ちょっと意外でした。

春奈 この曲は、いままでにない新しさがあったんですよね。本当にかっこいいし、かわいいし、それこそファッションに似た部分があるなと思っていて。私は服はロリータっぽいけど、アクセサリーはゴツめとか、そういう甘辛な組み合わせが好きなんですよ。意外性のあるものをかけ合わせて、新しい化学反応が起きるという意味でも、『URAHARA』っぽさが出たんじゃないかなと思います。

■歌声的には、須藤りとではなく、春奈るなが歌う感じですよね。

春奈 レコーディングしたときは、1話のアフレコも終わったあとだったので、うまく差別化できたかなと思います。須藤りととは違う春奈るなとして、強い女性を想像しながら歌いました。でも、ツッコミのところだけは、ものすごくポンコツな子をイメージしてます。(笑)

■MVもコマ撮り風のおもしろい仕上がりになっていますよね。

春奈 白ホリでパントマイムみたいなことをたくさんやったんですけど、わりと演技力を問われる撮影でしたね。スマホを振ると画面のなかから私が出てくるとか、胸を撃たれて「なんじゃこりゃ!」っていうシーンとか。(笑)いろんな無茶振りに応えて、難しい部分もありましたけど、思い返せば楽しかったです。

■DVDのメイキング映像(初回生産限定盤に収録)では、悪戦苦闘する様子も?

春奈 入ってますね。エアーサックスやエアートランペットをやるシーンがあるんですけど、そこが下手すぎて、けっこうやり直しになりましたね。特にトランペットを吹くシーンは、普通は右手の指しか動かさないんですけど、それを知らずに全部の指を動かしていて…。それは終わってから気がついたので、本編でもそのまま使われています。(笑)

■衣装もいままでにないタイプですよね。

春奈 レトロフューチャーというテーマがあって、スカートの白い部分がシースルーになっているんです。緑は私のテーマカラーなんですけど、最近はプライベートで紫を身につけることが多くて、勘違いされ始めたフシがあるので、焦っていまさら推してみました。(笑)

■リリースイベントでは、衣装を着るんですか?

春奈 全部ではないですけど、着る機会はあると思います。でも、これから寒くなってくるので、ちょっとアレンジは必要かなと思っていて。せめてお腹は隠さないと風邪ひいちゃうので。シースルーの部分も、そのままだとちょっと透けすぎるので、この前のワンマンライブでも少しアレンジしたものを着ていたんですよ。客席に降りる演出もあったので、間近で見ると刺激が強すぎるという意見があって。(笑)

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