最先端のガールズ・グループを目指して!
シングル以上の楽しみ方がたくさんある作品
ジャパニーズ・ガール・クラッシュを巻き起こす、ガールズパフォーマンスグループHappinessがニューシングル『GOLD』をリリース。EXILEのDNAを受継ぐ本格的なダンスパフォーマンスを展開するガールズ・エンタテインメント・プロジェクト“E-girls”としても活動中の彼女らに、新体制となってから一発目となる今作『GOLD』への想いや制作について、詳しく話を訊いた。
■6月のE.G.family体制発表後は、どのような心境でしたか?
川本 新体制となって、E.G.familyの中でHappinessはどういう色や個性を出していくべきか、とても考えました。新体制一発目となる今作『GOLD』の制作も、Happinessとしての色を定めていきたいという気持ちが強かったと思います。私個人としてもHappinessの活動に専念することになったので、ボーカルとしてもっともっと音楽や歌を追求して、Happinessの幅を広げていけたらという気持ちでいます。
■Happinessの色や個性とは、具体的にどんなところだと思いますか?
SAYAKA メンバー全員がEXPG卒業生なので、パフォーマンスを武器としたHIP HOP要素の強さ、ノリの強さはHappinessの色だと思っています。そこは今までの楽曲でも追求してきたところではあるんですけど、今作『GOLD』では今までのHappinessからより成長した姿も感じてもらえると思います。
楓 E.G.familyの中で初めてラップに挑戦したグループでもあるので、璃の歌と夏恋のラップが融合しているところ、あとはほとんどの楽曲をMIYUUが振りつけしているので、そういったところにもHappinessらしさが出ていると思います。
■『GOLD』の方向性は、メンバー内でどのように決めていったのでしょうか?
YURINO E.G.familyが発表になってから、よりグループの色や個性の際立たせ方を明確にしていきたいという想いは、メンバー内の共通認識でした。最新シングルでは今までのHappinessのイメージから一歩進化させたかったので、MVでは今まで見せていない表情を見せていたり、楽曲でもHappinessでしか表現できないことに取り組みました。
■タイトル曲“GOLD”は、どのような想いで制作した楽曲なのでしょうか?
藤井 新たなHappinessを表現していく上で、セクシーさや色っぽさも表現できたらいいなという想いがありました。今まで意識してきたクールでキュートさもあるラップとは違って、ちょっと艶感のある歌い方やラップに挑戦していたり、女性としてのしなやかさも表現できたんじゃないかなと思います。
川本 今までのHappinessはHIP HOP感を強く打ち出していましたが、今回は大人なHappinessを感じていただけると思います。恋の駆け引きを歌っている曲なので、歌詞の中では照れ臭い部分もあったんですけど、ボーカルなりに声でうまく表現できたと思っています。特に(藤井)夏恋ちゃんとのラップのかけ合いだったり、男の方にツンデレのツンで攻めている部分は個人的に気に入っています。MVもセクシーさ満載なので、楽曲と合わせて楽しんでいただけたらなと思います。
■今作の歌詞の中で、気に入っているフレーズなどがあれば教えてください。
楓 私は「気の強い 私に 良く近づいて来たね?」って歌詞ですね。
MIYUU そこ、私も!
楓 こんなこと、堂々と言えないじゃないですか。だから、共感というよりは、こういう女性かっこいいなぁと思った歌詞ですね。E.G.familyの他のグループの楽曲で、こんなに自分に自信を持った強い女性像を描いた曲はなかったと思うんです。
YURINO 曲の流れ的にも、何を言うのかな?って思わせておいて「気の強い 私に 良く近づいて来たね?」ですからね。この部分のパフォーマンスにも注目して欲しいです。
■NY帰りのAva1anche制作のトラックは、レゲエやHIP HOPの要素を盛り込んだフューチャー・ベースなサウンドですが、どんな感想を抱きましたか?
須田 このサウンド感も、Happinessにしかできないアプローチだと思いました。最先端のサウンドとキャッチーな部分をミックスできたことも、進化や新たな挑戦を目指した今回の楽曲にぴったりだったと思います。
■そんなサウンド感だからこそ、レコーディングの際に意識したこと、新たな挑戦になったことがあれば教えてください。
川本 こういう楽曲は歌詞の世界観的にも歌うのは初めてだったので、どうやって自分を表現しようかレコーディング前は悩みました。Aメロはいつも以上に音が少なく、より声で表現する部分でもあったので、色気のある女性を意識して歌いました。
藤井 ラテン系なイメージの曲だったので、歌では情熱的な感情を出しながら、ほど良く力が抜けたセクシーさも意識しました。ラップではHappinessだからできるエッジの効いた表現ができたと思います。
■この曲のパフォーマンスに関しては、どのようなイメージで考えていったのでしょうか?
MIYUU 私もこの曲を最初に聴いた時は、夏恋が言ったラテン系のパフォーマンスが頭に浮かびました。でも、進化を見せたかったので、いい意味で今までの自分たちから離れる必要があったんです。なので、今回はありのままのセクシーさや色っぽさを全面に出すことをテーマに振りつけを考えました。歌詞に男女の駆け引き的な要素があるので、ベッドの上で誘うようなパフォーマンスが入っていたりもします。結果的に振り数は今までで一番少なく、曲のメロディや世界観を活かすパフォーマンスになったと思います。