■そうなんですか。高校ではやっぱりバンドを組んだりしました?
M 某PE’Zというバンドがあったんですけれども、それをやる前に高校でバンドを組んだことはありましたね。ジャズフュージョン的なバンドだったんですけど、寄せ集めのバンドだったのでたまたまそういう編成で、そういう音楽をやるしかなかったという。
■というのは?
M 学校がほとんど女子高みたいな感じだったんですよ。僕の学年は160人中、男が2人しかいなかった。その上の学年は7人くらいで、そのまた上の学年が8人くらい。その数少ない中からクラシックじゃない音楽も好きという男の子が自然と集まり出しまして、となるとクラシックよりもちょっと背伸びした音楽を、となるとジャズとかフュージョンをっていう(笑)、そういうやり方といいますか。
■じゃあもう環境が大きいんですね。
M 大きいですね。ギター弾ける子もいなかったからどっかから連れて来てっていう感じだったし、そんなにロックロックした人もいなかったし。そこから始まっていまのスタイルになったのはいつかと言うと、やっぱりここ最近ですよね。ここ15年くらいかけてだんだん変わっていっているというか、いまに至るというか、いまもまだまだ変化してるというか。
■とどまることなく常に進化し続けているというのはプレイやパフォーマンス、そして今回のアルバムにすごく現れてると思います。
M やっぱりもっとうまくなりたいとか、もっとおもしろい音楽をやりたいっていう気持ちは常にありますよね。もっと喜んでくれる音楽をいっぱい作りたい。だからまだまだ上を目指して、もっともっとという気持ちでやっていこうとは思ってますね。
■リリース後にはツアーもあり、ソロのライブもありますね。
M ソロもバンドも一貫して楽しいものにしたいなと。来てくれた人が「楽しかった!」って笑顔で帰ってくれるような、そんな空間にはしたいです。けど、個人的にはおもいっきりジャンプをしたいと思います。これはH ZETTRIOのほうですけどね。
■あー、あのジャンプもライブの楽しみのひとつですからね。
M 某PE’Zというバンドがありまして、その頃から飛んでたんですけど、わりと飛ぶのは好きなのかもしれないですね。
■あのジャンプはほんと素晴らしい。あれを観るだけでもライブに行く価値はあるかと。
M 次はいままで観たことのないパフォ ーマンスもしましょう。
■お、期待してます。
M はい。みなさんに喜んでもらえるよう。ほんとに自由にやってますからね。その自由なところと楽しさが伝わればいいなっていう気持ちがありますし、それを喜んでもらえたらまたいいなっていう気持ちもありますし、それができたらうれしいな、と思いますね。
Interview & Text:藤坂綾
PROFILE
H ZETT M(Pf/青鼻)、H ZETT NIRE(Ba/赤鼻)、H ZETT KOU(Dr/銀鼻)の3人からなるピアノトリオ。2013年、デビューアルバに続き、2015年から連続配信リリースしたシングル16曲全てがiTunesジャズランキングで第1位を獲得。同年11月にセカンドアルバムを発表。3人以外には作り出せない音楽とグルーヴを追求し続けている。
RELEASE
『PIANO CRAZE』
DYNAMIC FLIGHT盤
QECW-1006
¥3,240(tax in)
anaked.RECORDS
EXCITING FLIGHT盤
APPR-3013 ¥3,240(tax in)
apart.RECORDS
9月7日ON SALE
LIVE
H ZETTRIO TOUR
PIANO CRAZE Next step!
10月2日(日) 東京:渋谷CLUB QUATTRO
11月4日(金) 愛知:名古屋CLUB QUATTRO
11月5日(土) 大阪:梅田CLUB QUATTRO
11月6日(日) 東京:渋谷CLUB QUATTRO 追加公演
11月13日(日) 福岡:小倉LIVE SPOT WOW!
11月19日(土) 北海道:札幌Sound Lab mole
11月20日(日) 北海道:帯広 MEGA STONE 追加公演