main

ファンキー加藤 VANITYMIX2016 SUMMER PICK UP INTERVIEW

映画の主演に、その主題歌に、これまで以上にストレートに、
真摯に、この夏、ファンキー加藤は更に熱く燃えあがる!!

この初夏、自身初となる映画初主演を果たす、ファンキー加藤。これまで彼が歌ってきた歌の数々は、その曲に込めた想いと熱量そのままに、多くの人たちの胸を鷲づかみにし、幅広い層の人々を時に鼓舞し、バイタリティを共有してきた。そんな彼から、自身のキャラクターやイメージを1.5倍増しにスクリーンを通しメッセージやストーリーを伝えた映画『サブイボマスク』と、その主題歌“ブラザー”が届けられた。映画に、歌に、ストレートな気持ちをそれぞれにぶつけ、込めている、これらの映画や新曲について、彼らしく真摯に熱く語ってもらった。

■いよいよ間もなく、初主演映画『サブイボマスク』が公開されますね。

加藤   元々演じることには、とても興味があったんです。だけど、これまでそこに挑むゆとりもなく。ソロになって、よりフットワーク軽く行こうと思い立ち、以前から興味があった役者業にも挑戦してみたところはありましたからね。ホント、そんな中、嬉しいお話でした。

■いきなりの主演は大丈夫でしたか?

加藤   実は最初はお断わりしたんです。主題歌と挿入歌の上に主演って話だったんで。これはあまりにも荷が重いぞ、と。でも、監督さんや周りのスタッフの熱意や後押しがあって、お引き受けしました。

■この映画の主人公の甚平春雄は、かなり加藤さんとキャラ的にカブるんですよ。

加藤   向こうの方が1.5倍増ししたかのようなトゥーマッチで暑苦しいキャラですけどね。(笑)だけど、今回引き受けた理由も、その辺りの要因もありました。「こういった男になりたい!!」と思わせてくれる、目標とする生き様だったりしたし。

■では、演じていて、かなり憑依したところも?

加藤   かなり憑依されてましたね。最終的には自分でもどっちなんだか分からなくなってたり。(笑)今回、大分でのロケで、約1ヵ月間東京に戻らずにずっと向こうで撮影していたんです。

■かなり長い期間ですね。

加藤   だけど、それが良かったのかなと。より役にも集中出来たし、東京と大分を往復しながらだったら、一回一回気持ちを役に入れ直さなくちゃならなかったでしょうから。

■演じる際に大変だったことは?

加藤   自然と演じるってところでした。いわゆる頭でイメージを持ちながらも、あくまでも自然に演じなくちゃいけない。それがけっこう大変で。だけど監督さんが、「加藤さんには、演技の正確性や細かいところは求めてないです。どれだけ主人公の甚平春雄という主人公に近づけるかだけですから」と言って下さって。そこでかなり気が楽になりましたね。

■その映画挿入歌が2曲入ったCDも店舗限定で発売されますね。

加藤   愛着はかなりありますよ。撮影中何度も繰り返し歌ってきましたからね。特に“春雄の唄”は撮影スタッフさんからも評判が良くて。「頭から離れなくなる」とみなさんおっしゃってくれます。今回は、それこそ春雄になったつもりで歌詞も書いたんです。なので若干、今の自分とは違った部分もあると思いますよ。最近、避けてきた言葉もあえて使ったし。俺も真っ直ぐだけど、甚平春雄はもっと真っ直ぐな男ですから。おかげさまで、思ったこと、浮かんだことを躊躇せず楽しく書けました。第三者が歌うことを意識して書いたことがこれまで無かったんで面白かったですね。

■2曲目の“かけがえのない人”も、加藤さんにしては珍しいタイプですね?

加藤   やっぱり映画の影響ってあるんでしょうね。役が自分に力を与えてくれたところもあったし。今回はこの2曲を含め、今までになかったタイプの曲が揃ったなって。

1 / 3123