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ファンキー加藤 VANITYMIX 2018 AUTUMN PICK UP INTERVIEW

■カップリングの“40”と“ラフソング”はいかがですか?

加藤 “40”の方は、僕、今年40歳を迎えるんです。そういった節目なところで一発自分の年齢というものに向き合い、フィーチャーした楽曲を作ろうと挑みました。

■これはリリックの内容やコミカルさも含め、ファンモン時代の“ヒーロー”を想起させました。

加藤 そうそうそうそう。まさに。その“ヒーロー”のワンフレーズが盛り込まれていたりしますから。ある種のあの曲に対するアンサーソングでもあります。あれはそうだなぁ、もう約10年前か…。俺が30歳ぐらいの時でしたからね。当時、想い描いて歌ってはみたものの、実際にその歳を迎えてどうなんだろう?って歌でもあって。それを面白おかしく、ファニーに歌ってみたんです。サビではしっかりと同世代の人たちが少しだけ胸が熱くなるものを歌ってもみました。

■一方の“ラフソング”の方はいかがですか?

加藤 この曲は最初にタイトルが浮かんだんです。まだ立場的にラブソングを歌うに至っていない、そんな気持ちを歌にしてみたくて。ちょっと自虐もこめて。(笑)「未だ“ラブソング”を歌うには至ってないけど、この歌があなたの日々と寄り添っていますように」との、けっこうマジな願いを込めてます。いつの日にか「゛(濁点)」がついて“ラブソング”になれる日を夢見て。

■これはこれまでになかった歌い方ですね。

加藤 いやー、もう難しかったです。こんなんやるんじゃなかった。(笑)

■またまた。(笑)

加藤 いや、マジで。こういった休符が多い歌は苦手ですね。基本、畳みかけるようにガムシャラに歌うのが自分のスタイルじゃないですか。もうリリックにもありますが、ファルセットやビブラートもできない俺がこういった歌は歌うべきじゃないなって。(笑)とは言え、自分なりに一生懸命歌わせてもらいました。

■ちなみにどうしてこういったタイプにチャレンジを?

加藤 たまにチャレンジしたくなるんです。カップリングとかアルバム曲とかで、やったことのないことを。今回は「休符を多くして、行間をみんなに読んでもらいたい」なんて想いから始めてはみたものの。つぶやくように、ささやくように自分なりに歌ってみましたが…。さて、どうしたものか。(笑)で、上がったトラックがすごくおしゃれで。作ったのは、田中隼人なんですけど、隼人に「こんなにおしゃれなトラックじゃ、俺じゃない方が良くない?」と聞いたところ、躊躇せず、即答で「うん、そうだね!」と。(笑)

■ホールが似合うと思しき曲なので、是非秋からのホールツアーで聴きたいですね。そんなホールツアーへの意気込みを最後にお訊かせ下さい。

加藤 今年最後の大一番です。そこに向けて良い形で加速していけてるので自分でも楽しみですね。もう、初日からトップスピードで行きますから。そこで今一度、「ファンキー加藤ってこんなミュージシャンでっせ!!」というのを示します。あとは、やはりフリーライブツアーでは、自分のいい子な部分しか見せてこなかったんで。対して、もうここではみなさん自分を観に来て下さるわけで。いわば僕の味方であり、良き理解者である。そのことを信じて、何をやっても大丈夫だろうと。(笑)そのフリーライブツアーでは押さえつけていた、例えば毒も下ネタ等も、ここではドカンと解禁させて全体的に大爆発を起こしていきたいです。

Interview&Text:池田スカオ和宏

PROFILE
2004年地元八王子にてFUNKY MONKEY BABYSを結成。2013年6月に人気絶頂の中、夢の舞台でもあった「東京ドーム」にて同グループを解散。2014年2月ファンキー加藤としてシングル“My VOICE”でソロデビュー後、ソロ初の日本武道館ワンマンライブ、全国ホールライブツアーなど精力的に活動し、大成功におさめている。

http://funkykato.com

RELEASE
『希望のWooh』
syokai
初回限定盤(CD+DVD)
MUCD-9127/8
¥1,800(tax in)

Print
通常盤(CD)
MUCD-5349
¥1,080(tax in)

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