今一度、その高い壁を歌と共に超えさせてくれるパワー・サプライ・ソング
ファンキー加藤のニューシングル『希望のWooh』は、彼の代名詞とも言えるパワー・サプライ・ソング。勢いのあるバンドサウンドをバックに雄々しく響くその歌が、あなたに、その悩みや不安を乗り越える勇気を与えてくれる!分かりやすく伝わりやすいサウンドや言葉で、あなたの気持ちを今一度後押ししてくれる同曲。さぁ、あなたも一緒に謳い、拳をあげ、その越えられなかった壁をもう一度、越えてみよう!
■タイトル曲の“希望のWooh”ですが、ここ最近の加藤さんのレパートリーの中でも、ここまで大っぴらでストレートな応援ソングも久々なのでは?
加藤 確かにそうかもしれません。これはこの春から行っている『ファンキー加藤 全日本フリーライブツアー〜超原点回帰〜』という全国でのフリーライブツアーを行ったことも大きく寄与していて。
■それは?
加藤 そこで感じたのは、やはり自分は幅広い層から分かりやすいものを求められている存在なんだなってところで。あとは、ライブ後の握手会で、短い時間ながら一生懸命僕に身の上相談や悩みや不安を打ち明けてくる方も多くいらっしゃるんです。これはもう、10年以上応援ソングを歌ってきた僕だからこそなのかもしれませんが。最終的にそこでは、「でも諦めないで頑張ってね」「応援しているよ」といった言葉でお見送りすることしかできなかったんです。そこで思ったんですよね、そんなみなさんの迷いや不安、ネガティブな感情等で弱ってしまいそうな心にいま一度しっかりと寄り沿い、鼓舞できる応援ソングを作りたいな…って。
■この歌でみなさんの悩みや不安を解消してやるぜ!!みたいな。
加藤 解決は出来ないかもしれないけど、心の重荷をこの歌で少しでも軽くしてあげられたらなって。なので、今回の『〜超原点回帰ツアー』が無かったら生まれていない曲だったでしょうね。
■伝え方にしても、これまで以上にシンプルで分かりやすい印象を受けました。
加藤 もうこの曲に関しては深くは考えませんでした。その場に居る、居てくれる人達が求めているファンキー加藤像を分かりやすく。ホールツアーやライブハウスやイベントやフェスには居ない、小さな子からおじいちゃんおばあちゃんまで、最短距離で分かりやすく届く、そんな曲にしたかったんで。
■最短距離で伝わるって、この曲からは凄く感じます。
加藤 一度しか見たり聴いたりしない方にも伝わりやすくとの意図もあったけど、あとは、もう一度このようにシンプルで分かりやすい伝え方に立ち戻ろうとの気持ちもありましたからね。
■この曲の編曲はSPICY CHOCOLATEですが、バンドサウンドが飛び出してきたので、それが彼らのイメージになかったもので驚きました。
加藤 これは僕からの強いリクエストだったんです。ほら、今、フェスとか出ても若いバンド勢が元気いいじゃないですか。そんな中、俺なんか多少の疎外感を感じたりして(笑)。今となってはターンテーブルで身一つって俺だけってことも多くて。ちょっと前までは他にも何組かいたんだけど、いつの間にか(笑)。なので、その辺りはフェスも意識して作ったところはあります。で、事務所の後輩のパンクバンド“BUZZ THE BEARS”のDr.サトシと一緒に作曲して、さらにSPICY CHOCOLATEも同じ事務所であることもあり、バンドサウンドを編曲してもらうという無茶ブリをしてみたんです。(笑)そうしてたら「出来ます!」と。
■バンドサウンドが基調ですが、そこにストリングスの優雅さやピアノのエレガントさが融合されているのも彼らのトラックらしいです。
加藤 トラックを幾らでも豪華に出来たり、バンドだけでは出来ないことを足す。その辺りが他のバンドたちと違った自分の武器でもありますからね。
■この曲は、まさに加藤さんが「届け!!」って感じで両手でマイクを握りしめモニターに片足をかけている姿がありありと浮かんできます。(笑)
加藤 一応僕もバンド経験者(学生時代にコピーバンドを経験)ですから。もうノリノリで歌うでしょう。
■ちなみに、タイトル内の「Wooh」にはどのような意味が?
加藤 自分的にはこの曲の強さをサビの部分に集約させたかったんです。そんな中、色々と言葉をハメていたんですが、どれもしっくりこなくて。元々みなさんの悩みや不安に答えたい気持ちから生まれた曲なんだけど、その悩みや不安も十人十色なわけで。そこでみんなの想いをまとめて一つのものにする強いワードって何だ?ってなった時に、雄叫びが浮かんだんです。やはり言葉にならない想いはシャウトしかないだろうと。あとは、お客さんの心の呼応ですよね。Woohって。
■抽象的だからこそ、それぞれのWoohがありそうですもんね。個人的には、WoohとWarで、「自分と向き合って戦え」「乗り越えろ」との意味もあると思ってました。
加藤 もちろんそれもあります!あります!!あと、泣きながら叫んだり。この曲は浸透した後、例えば自分のワンマンライブ等で、どんな力強いWoohが返ってくるのかその辺りも楽しみなんです。