「告うたのカリスマ」遂にメジャーデビュー!コラボ楽曲集と共に更なる大空へと羽ばたく!!
活動初期よりこのVANITYMIXにて、過去数多くのインタビューをしてきたシンガーericaがいよいよメジャーデビュー。6人の男女個性派ボーカリストたちとミニアルバム『告ラボ』を作り上げた。今作のタイトル通り、デビュー以来保持してきた「告うた」のアイデンティティに、他者と交わることで引き出されたテイストやフレーバー生まれた化学変化やマジックを擁した「コラボレーション」の融合からなる今作は、まさに彼女の新章開始にピッタリ。彼女の個性をしっかりと確立させながらも、新しい挑戦や可能性、一人では実現できなかった様々な要素が収まったものとなった。そう、彼女は今作と共に更に大きなフィールドへと羽ばたく!!
■いよいよメジャーデビューですね。どうですか?回りからの対応も少しは変わったのでは?
erica いろいろな意味で、よりグレードが上がりました。(笑)取材の本数もグンと増えたし。自分のことを知ってもらえる機会が増えていることを実感しています。これまではやはり、知ってもらいたいけど知ってもらえないもどかしさがありましたからね。合わせて責任感もより強くなったし。
■それは頼もしいですね。
erica みんなと一緒に大きくなっていきたいとの想いはますます強くなっています。このチームの結束のまま、その輪をどんどん大きくしていきたいんです。あとは、よりみなさんへの感謝の気持ちも強まりました。みなさんが居るから歌えていることをより実感できるようになってきたんです。
■その辺り何か目に見える例があったんですか?
erica それこそ今回の『告ラボ』がそうです。一緒に歌って下さった方々もみなさん豪華で素晴らしい人たちばかりだったので、その辺りの実現も自分独りの力では不可能だったでしょうから。
■その『告ラボ』ですが、様々なタイプの楽曲を擁しながらも、1本筋の通っている作品印象を持ちました。
erica そうなんです。「告白」をテーマにずっと活動してきて、そこはブレずにやっていきたくて。今回も告白を根底に様々なアーティストさんたちと曲を作っていったんです。
■そんな中、今作は収録6曲全てがタイプの違う楽曲だったので大変驚きました。
erica 私も完成後の作品を聴き返しそう感じました。「こんなにもバリエーション豊かな作品になったんだ…」って。各曲コラボして下さったアーティストさんたちのカラーが色濃く出ていますよね。もちろん当初から各々のイメージを持って楽曲制作に臨みましたが、実際に作ってみたら、もっとどんどん広がっていって。すごくロックにいったり、壮大なバラードにいったりと。作って行く中で変化していったんです。
■では各曲、当初はもう少し違った感じで?
erica そうですね。結果アーティストさん各々のカラーがよりしっかりと出た楽曲たちになりました。
■片や疾走感のあるパンキッシュなロックサウンドから、片やディズニーに起用されても遜色のないような壮大なバラードが収まっていたり。
erica 当初はアップとミドルとバラードがバランスよく組み合わせればいいなというレベルで作り始めたんです。ところがアーティストさん一人一人と話をしているうちに、各人と盛り上がっちゃって。「こんなのやってみたい」「あんなのやってみたい」と変化していった結果なんです。
■それは例えばどんな?
erica H!dEさんのサマーソング(“Summer Chance!”)とかは、打合せで盛り上がって、そのままの勢いで作り上げましたから。(笑)これまでも夏ソングはありましたが、ここまでのタテノリな曲は初でしたね。あっ、そうそう、今回はより重低音にも気を遣ったんです。
■分かります。ミッドやローがブーストされていて、よりクラブ寄りのミックスが印象的でした。
erica 私、今回はマスタリングにもしっかりと参加させてもらったんです!
■そこには何か狙い等が?
erica 個人的にはドライブ中に聴いて欲しい作品にしたくて。
■これまでサブスクでのファンが多い中、その「車で聴いて欲しい」というのは意外ですね。
erica 今まではSNSや配信がメインでしたが、今回はアルバムという「作品」ありきでしたから。それもあり、アルバム1枚通して聴いて欲しいサウンドを意識しました。「このアルバムをどのようなシチュエーションで聴いてもらいたいか?」を考えた時に、車の中やドライブ等、これから夏のシーズンにどこかに出かける時とか、そういったワクワクするような、聴いていてハッピーになれる作品にしたかったんです。
■ドライブに似合う曲となると、一般的には景色感や情景観が上手く表れている楽曲が思い浮かびますが?
erica そうなんです。なので、地名等を入れたりして、これまで以上にシチュエーションや情景の浮かびやすさは意識しました。