Dream Ami
記憶に残るアーティストになりたい!
ディズニー映画『ズートピア』日本版主題歌に込められたDream Amiの想い
Dream・E-girlsの中心メンバーであり、多数のTVバラエティ番組で活躍中のDream Ami。そんな彼女が2015年にE-girlsでは初のソロデビューを果たし、2016年、早くも2ndシングル『トライ・エヴリシング』をリリースする。今作は2016 年4 月23 日公開 話題のディズニー映画最新作『ズートピア』日本版主題歌のDream Amiバージョン。新たなDream Ami world の魅力についてたっぷりと話を訊いた。
■ソロ・デビューから約9ヶ月、自身として変化した心持ちや成長の実感はありましたか?
Ami 大きく変化したことは、1人で活動させていただいたことに多少は慣れたことですかね。(笑)1人で歌うことに対する違和感が徐々になくなってきたと思います。今はソロ・アーティストとして自信を持ってステージに立てている実感が多少なりともあります。それと同時に、ソロでやりたいことがイメージできるようになりました。ソロ・ライブもやってみたいですし、こういう曲があればこんな演出もできるなってマインドで制作に臨めるようになりました。ソロ・アーティストとしての責任感や自覚が芽生えてきたことは自分でも実感しています
■ソロ・デビューへ動き出した当時を思うと、ご自身にとって相当な挑戦だったわけですよね?
Ami かなりの挑戦でした。恥ずかしさというのも変なんですけど、私で良いのかなって迷いも正直ありました。でも、HIROさんを始めE-girlsメンバーもポジティブな言葉をかけてくれて、みんなが背中を押してくれたからこそ挑戦できたのだと思います
■今回、ディズニー映画『ズートピア』日本版主題歌に抜擢されましたが、率直にどんな気持ちになりましたか?
Ami 〈なんで私なんですか?〉というのが率直な気持ちでした。(笑)もちろん、とても嬉しかったですけど、〈まさか自分が!? 〉という気持ちですね。今まではディズニーさんのコンピレーション・アルバムの1曲として歌えることがあったらいいなと思うことはありましたが、まさか映画主題歌のお仕事をいただけるなんて想像もしていませんでした。最初は驚きでしかなかったのですが、徐々に喜びを実感しました。それと同時に、社会現象にもなった『アナと雪の女王』という大きな作品も記憶に新しかったので、プレッシャーもありました。だけど、こんな大きなチャンスに挑戦できる機会はないので、今しかできないこと、今できることをやろうという気持ちで制作に入りました。
■映画『ズートピア』を観た感想も教えてください。
Ami 動物たちの物語なのですが、人間の感情に訴えるメッセージや奥深いストーリーに驚かされました。私自身、思わず泣いちゃったシーンもありましたし、観る人を感動へ誘う映画だと思います。あとは、何と言っても映像の美しさ!色使いにしてもディズニーワールド全開な作品なんです。私もディズニー映画のそういったところも好きな部分のひとつなので、王道のディズニー作品に携われたことも嬉しかったですね。
■日本版の劇中では声優にも起用されたとのことで、経験してみての感想はいかがですか?
Ami 声優のお仕事としては『ちびまる子ちゃん アニメ25 周年記念 ~旅は道連れ、苦あれば楽あり美味もありスペシャル』で一度だけ経験しているのですが、私自身がアニメのキャラクターとなって登場するシーンのアフレコだったんです。だから、役作りというよりは普段の私のままで良かったんですね。でも、今回は物語の中に存在するズートピア界のスーパー・スターであるガゼルという重要な役。決して登場シーンが多いわけではありませんが、純粋にディズニー映画が好きな方にも愛していただけるキャラクターにしなきゃという使命感はありました。すべてが初めてのことだったので、〈できるかな?〉という不安の日々で、アフレコでは調子をつかむまでにかなり時間がかかりました。普段自分がしゃべらないことを言葉にする作業は思っていた以上に苦戦しましたね。
■ディズニー映画とコラボする魅力や楽しさってどこにあると思いますか?
Ami 声優は大変でしたけど、すごく素敵な思い出になりましたし、今は公開が待ち遠しいです。私がガゼルの楽曲を歌い、私の声がガゼルの声になった映像を観た時は感動しました。日本中の映画館でみなさんの元に届くと思うと鳥肌が立ちました。
■ディズニー映画との楽曲を実際に歌ってみて、心境に何か変化はありますか?
Ami 聴いてくださる子供たちの目標や見本になる人なりたいという気持ちは、今回ディズニーさんの歌に携わらせていただいて改めて意識が強くなりました。
■Amiさんが思われるディズニー音楽の魅力、印象に残っているディズニー音楽って?
Ami 勇気をいただけるところが一番の魅力だと思っています。今回の“トライ・エヴリシング”もそうですけど、人間の弱い部分に寄り添って、そっと背中を押してくれる音楽。小さい頃から口ずさんでいたディズニー音楽の歌詞の内容を大人になって理解できた時、改めて素敵な曲だなって思えるのも素晴らしいですよね。印象に残っているディズニー音楽は、『トイ・ストーリー』が好きなこともあって、ダイアモンド✡ユカイさんの“君はともだち”は今でも映画を観ながら歌ってしまいます。ソロ・デビュー・シングルで日本語カバーをさせていただいた『リロ・アンド・スティッチ』の“愛さずにはいられない”も好きです。他にも、アリエルのテーマ・ソング“パート・オブ・ユア・ワールド”など挙げるとキリがないくらいです。