■ラップもこれまで以上にデリケートな印象を受けました。
GS それこそ歌う順番は何通りも試しました。一度全部順番を違えたものを録ってみて、その中でどれが声の流れが良く、楽曲の物語性とマッチし、且つ聴き手にイメージが伝わりやすいかを検証して、最終的にこの打順に落ち着いたんです。この試みも始めてのことで。
P-CHO この5人で作り上げていくものに対して、自分がどうラップしていくかはすごく考えましたね。主人公を自分に映し込み、成り切ってラップしました。
KUBO-C 1/5でありつつも、自分のバースはより想いが込もっている箇所だったので、自分が持つラップのパンチ力を発揮させてもらいました。
GS まさにKUBOちゃんの箇所は、この曲で言う4番バッターでしたから。
■2曲目の“Your Santa Claus”は、打って変わってのパーティーチューンですね。少々大人っぽい雰囲気を擁していますが。
GS あっちがシリアスな恋愛だったら、こっちはコメディタッチ。いい意味でサラッと聴けるし楽しめる。
SWAY アダルト感とちょっとセクシーさもあるし。
P-CHO 「サンタもやっぱり男なんだな…」と、僕ららしいユニークさも入れています。
KUBO-C いい意味での僕たちらしい冬のワチャワチャ感が出せたかなと。
■トラックも90年代中盤に流行ったニュージャックスイングを今風にアレンジしたものですね。
GS その辺りが自分たちの音楽性の懐の深さで。トラックでは、「あの頃のリズムを今やったらこうなる」というものを提示してみました。
KUBO-C 自分たちのモードだったんですよね。今回このニュージャックスイングが。
SWAY こちらはSUNNY BOYのトラックなんですが、彼のブラックミュージックへの愛が溢れ出てくるかのようですよね。
KAZUKI そのニュージャックスイングのリズムと鈴の音のベストマッチも聴きどころですね、この曲は。
P-CHO 冬の感じにこのニュージャックスイングはマッチするだろうと予想していましたが、想像以上にバッチリとマッチしましたね。
■最後にみなさんがこれまでもらったプレゼントの中で特に印象深かったものを教えて下さい。
GS 昔、誕生日とクリスマスのプレゼントをまとめて一緒にもらった時があって。その時は片方はマフラーで、もう片方はサウナスーツだったっけ。
SWAY タイプは違えど、両方とも温かいじゃないですか!(笑)
P-CHO 僕はあげたプレゼントで、ダチョウの貯金箱ですね。中学時代につき合っていた彼女へのクリスマスプレゼントだったんですが、迷いに迷った挙句、結局それにしたんです。照れ臭かったんで、それをごまかすためのウケ狙いもあったんでしょう。今もそのダチョウのフォルムを覚えていますよ。
KUBO-C でも当時のCHOちゃん(P-CHO)はたぶん真剣だったんじゃないかな。なけなしのお小遣いで買うわけだから。
P-CHO 今となってはいい想い出です。ネタも含めて。(笑)
Interview&Text:池田スカオ和宏(LUCK’A Inc)
PROFILE
DOBERMAN INCとして活動してきたKUBO-C、GS、P-CHOの3人に、野替愁平名義で劇団EXILEに所属しラッパーとしても活動していたSWAY、シンガーのKAZUKIを加え、2014年6月より活動を開始。2015年7月にリリースされたファーストシングルは、オリコンウィークリーチャートで3位を記録し、一躍注目を浴びる。12月にはファーストアルバムをリリース。2017年には初となる全国ホールツアーと3周年特別記念公演「iii -three-」@幕張メッセを開催。経歴も世代も異なる1シンガー、4ラッパーの異色のグループ。
RELEASE
『あの日のキミと今の僕に』
CD+DVD
XNLD-10009/B
¥1,620(tax in)
CD
XNLD-10010
¥1,080(tax in)
LDH MUSIC
11月22日ON SALE
LIVE
DOBERMAN INFINITY Xmas Party
12月19日(火)大阪 Zepp Osaka Bayside
第1部 開場14:00 / 開演15:00 第2部 開場18:30 / 開演19:30
12月26日(火)東京 Zepp Divercity
第1部 開場14:00 / 開演15:00 第2部 開場18:30 / 開演19:30